ただ野島氏はパクリが多いが只のパクリ脚本家ではない。
野島氏は人の心をとらえる術を心得ている。
いかにも、人が興味を引き付ける種々のエピソード。例えば「死」「強姦」「いじめ」等
人の心を凌辱したり貶めたり衝撃的な場面を交え、弱者が最終的には野島氏流の「味付け」
によって敗者復活するという結末が魅力的だった。パクリはパクリでもマンマ人真似すると言うのでなく
野島氏流にエッセンスだけ取り上げて吟味しテイスティングされ、パクリの「元」よりも更に洗練された
新しい境地に達した出来栄えになっている。そういう意味では、単なる「二番煎じ」「亜流」とだけは言えないかもしれない。
この人から社会に対して発したもの。。
それは、新しい「息吹」(いぶき)。