だって受賞拒否で文壇的キャリアを積んでいないわけだからね。
晩年の埴谷や安岡クラスで1枚2〜4万くらいかな。
文芸誌、文学賞そして文壇というのは書けなくなった老人作家を救済するための制度なのに
それを拒否しているから窮状に陥る。

例えばヤクザがそうであるように小説家のようなはぐれ者の世界でもそれなりの制約はある。
むしろ、はぐれ者である以上、世間一般よりも理不尽な制約が要求されることもあるのに、
それを受け入れられないのなら野垂れ死にするしかない。
今はそういう段階に追い詰められて必死の悪あがきをしているわけですよ。
本当に哀れとしか言いようがない。