オノレ・ド・バルザック Honore´ de Balzac 4
そうだね
従妹ベット vs 村の司祭
甲乙つけ難い… 新訳全集を電子版とあわせて売ってくれる神出版社はないものか
19世紀フランスで最重要で一番面白い作家なのに 自分で翻訳したら
原文はネットで公開されているから
翻訳があまりにもわかり辛くて原文を参照してなーんだと思ったことが
何回かある
翻訳者がたぶん学生にやらせてんだろうなとか思った イヴの娘
オノレ・ド・バルザック(著/文)宇多直久(翻訳)
発行:春風社
四六判 264ページ
発売予定日 2019年1月10日
定価 2,100円+税
これはまだ邦訳がなかったやつかな? >>463
無想庵が訳してるね。ものすごく読みにくいので、途中で挫折していた。いいこと教えてくれて有難う。 無神論者のミサ
実業家
ゴディサール二世
平役人
そうとは知らぬ喜劇役者たち
プチ・ブルジョア
アルシの代議士
全集や水声社のシリーズなどを普通に集めても読めない人間喜劇はこれくらい? アルシの代議士
ゴーディサール二世
この二つは本邦未訳だね 無神論者のミサ は個人サイトの邦訳で読めるみたいだし
役人の生理学にはいってる役人は平役人の抄訳?
実業家、そうとは知らぬ喜劇役者たち 、プチ・ブルジョア
上記3つもどこかで邦訳されてるのかわからんが俺にはさがせなかった プチ・ブルジョワ
戦前の河出書房のバルザック全集収録で、所有している
平役人
戦後すぐ改造社から寺田透訳が出版されているが、現物を見たことはない 無神論者のミサ 、プチ・ブルジョア は河出のバルザック全集にのってる
実業家、そうとは知らぬ喜劇役者たち、平役人は邦訳を見たことがない
結婚生活の小さな悲惨もどこかに邦訳がのってたのかな? バルザックにエッセイとか日記みたいなのはないんですか? ゴリオ爺さん読んだらすごく面白くて、他作品も読みたいんだけど色々ありすぎて迷う。
2作目としては何がおすすめかな。 >>473
『幻滅』
ヴォートランもラスティニャックも出てくる >>474
遅くなったけどありがとう。
読んでみます。 やべー話つながってんの知らなくてゴリオ爺さんを読まずに幻滅読んじゃった ゴリオ爺さんすごく子供思いの愛のある人かと思っていたら、執着と干渉の毒親みたいな本質に変わっていて考えさせられるものがあった
バルザックの中でもゴリオはやはり名作だね ちょこちょこ違う作品に出てくるんだよね。
それも面白い。 >>473 ゴリオ爺さんの娘が出てくる「ゴプセック」や「ニュシンゲン銀行」も面白いかも 「マッシミッラ・ドニ」の結末ってどうゆうこと?
つまりヤっちゃったってこと? >>473ですが、お勧めいただいた幻滅面白かったです。
野心家の青年、現代にもそのまま通じそうな警句や格言盛りだくさんなところがツボにはまりました。
今は娼婦の栄光と悲惨を読んでますが、こちらはその要素が控えめに感じます。
次はどれを読むか…。 谷間の百合だけ読んで面白かった
なんか風景や小道具の描写がやたら詳しかったのが印象的だったな
主役男と関わる女が恐いけど楽しいわ
この話は描写は凄いけど全体的に静かだから読めたが他は話聞くとさらに登場人物が騒がしそうなので読みたいけど自分に耐えられるか不安だ
しかし刺激も求めたい
なにかおすすめはないでしょうか? 十三人組物語が最高なんだよなあ
といっても3つとも普通の小説なんだけど、前置きが素晴らしいせいで無限の広がりと重大な事件性を感じられる 「田舎医者」読み終わった
過去の贖罪のため財産を投げ売って村に奉仕する
「村の司祭」と同じような内容だが、
感銘は後者が上だ 図書館が再開されたから「浮かれ女盛衰記」を借りて読んでる。 >>490
『幻滅』の続編だが、『幻滅』はすでに読んだの? 「幻滅」も読んだし「ゴリオ爺さん」も読んだ。
今3部を読んでます。 「浮かれ女盛衰記」はストーリーが破綻していて、前2作に比べるとかなり落ちるような気がする。
どうでもいいことをダラダラ書いて、もうちょっと書き込んでほしい箇所はあっさり流したり…… 『浮かれ女盛衰記』はバルザックの分身ともいうべきジャック・コランを主人公にして
その怪物的魅力を複雑きわまるプロットのなかで見事に造型した傑作だ >>1
「ナポレオンが剣で成し遂げた偉業を
僕はペンで成し遂げるんだ!」
だとな w シャベール大佐 面白かった ちょっとショックだ
女の怖さが何とも言えん 最後は自分である事を否定するんだもんな、シャベール。 悲しい >>484
トルストイがくだらねえって書いてた
谷間の百合 ナポレオンが登場する『暗黒事件』が面白いぞ
彼と対峙するローランスというヒロインがカッコいい >>487
バルザックが書く前置きとか描写とかは読んでてワクワクするよな ウジェニー グランデ
悪徳商人になった男と結婚した方が不幸になっていたかもしれない。
結婚せずに独身に近い人生も良しとする結末にすることもできたのに、
バッドエンドとして描いたのは、所詮は男の作家。
同時代の女性作家なら、ブロンテのヴィレットのように、
好きな相手と結ばれなくても強く生きていく姿を好意的に描いただろうに。 『ウジェニー・グランデ』は退屈な作品
でもこれが従来高く評価されてきたことが男女の問題とも関わっている 谷間の百合は逆に女が男を振る話だからバルザックはその辺バランス取れてる方だろ
スタンダールとかと比べたら 集英社文庫のヘリテージシリーズの『バルザック』
せっかく新訳で出すんだから、ゴリオ爺さん、幻滅抄、浮かれ女盛衰記第4部という
藤原書店版でおなじみのラインアップでは編者の眼力の冴えがうかがえない
最近新訳が出ていない村の司祭、ふくろう党、ベアトリックスあたりを
選択すれば、飛びつく読者もいたのにもったいないことをした 創元にはバルザック全集の在庫がまだ残ってると思う。数年前、神田青空市のワゴンセールで新品を1000円で放出してた。そこで入手し難かった浮かれ女2巻とモデストミニョンが入った24巻を買った。創元の人に聞くと、いい本なんですけど、もう書店に置いて貰えないんですよね、と言ってた。
そこから考えると>>509のラインナップに身銭を切る好き者は少ないんじゃないかな。抄訳とはいえ、幻滅と浮かれ女を文庫化しただけでも英断だと思うよ。むしろ水声社や春風社が新訳出してくれているだけでありがたい。ただ、売れているとは思えないな。三省堂にも数冊も置いてない。
エーブの娘が訳出されるとは思わなかった。無想庵の訳は読みにくいからね。英訳をネットで参照してやっと意味がわかる程度。 バルザック全集を書店が店に置かないのは最近始まったことではないね
30年前、都内で置いていたのは八重洲ブックセンターと神保町の書泉グランデのみだった
今ならネットで売ればいいと思う 光文社古典新訳文庫のドストエフスキーがよく売れたように
新訳を安い文庫で出せば、ふくろう党や村の司祭はもっとよく読まれ、
バルザックの面白さが若者に見直されると思う 創元がバルザック選集1、という事でシャベール大佐を出したけど、永遠に2がでない。要するに全く売れなかったんだよ。文庫は数売れないと採算が取れないからね。筑摩でゾラの獲物の分け前が出たときも狂喜したが、あとが続かない。
誰でも読める翻訳とは言え、もうこう言うタイプの小説は受け入れられないんだよ。
高額でも小さな出版社がポツポツ紙媒体で出してくれるだけでありがたい。高いって言っても一回の飲み代程度だからね。 もちろんドストエフスキーの人気にはかなわないけれども
ドストが愛読したバルザックとディケンズは大事にしたい作家だ
若者に表紙カバーが人気がある(おっさんの自分は嫌いだが)
光文社古典新訳文庫でもっとバルザックの長編を出して欲しい
今のところ『ゴリオ爺さん』と短編集のみなので >>511
ここ十数年以内なら池袋のジュンク堂で全集を見かけた記憶がある、全巻揃ってたかは覚えてないけど ドストは人気有りすぎ〜
いまだに舞台になったりテレビドラマ化されるのはすごいよね >>512
うちになぜか全集の1〜4だけあるんだけど
面白いなら読んでみようかなふくろう党 「明日なき日!・・・・・神さまはほんとにわたしの願いをかなえてくださったわ」 いま「二重家庭」を翻訳しています
まだ始めたばかりで、少しずつ追加していきます
良かったらブログを訪問してみてください。
mrsesameのblog で検索 「二重家庭」は読んだことないな
「捨てられた女」を偏愛している 遅まきながら谷間の百合読み終わりました。最後のナタリーの手紙で主人公が俗な人間であることが証明されるわけですが、バルザック自身自分の深層にある俗な部分に辟易していたのかなーと思いました。でないとこんな話書けないと思う。もちろん僕はバルザックを称賛しています。 >>526
「観察者は……」って言い回し、英語文献でもよく見かける
もっとこなれた言い方にできないものなの?
タダで読ませてもらってありがとう >>528
ありがとうございます。今後に生かします。 >>518
それ、人間喜劇に入っていない作品で読む気にならない 「ゴプセック」のレストー伯爵夫人のクソ女っぷりは素晴らしいな バルザックを読むと思うこと
俺にも知らない伯父さんから遺産降ってこないかなあ 東京創元社全集13000円で買ったのでバリバリ読むぜ
一冊五百円也 >>534
全集ではなく実際には選集だが、代表作は揃っているからいいんじゃない
翻訳も読むのに苦労するほど古くはない >>532
ニュシンゲンの悪気の無さがすごいよねえ。大金持ち銀行人キャラなんて戯画的に書きたくなるだろうに。 『幻滅』『娼婦の栄光と悲惨』2部作はなかなか面白いが、最高までいかない
『従妹ベット』『村の司祭』『暗黒事件』が最高だろう 暗黒事件は岩波の旧仮名遣いで読んだときは空気感にヒリヒリさせられ、凄い名作だと思った
しかしちくま文庫の新訳では同じ緊張感は得られなかった
もう旧仮名で読みたくはないけど、岩波のほうが良かったな 自分もちくま文庫の『暗黒事件』を持っているけど、まだ読んでいない
読んだのは岩波文庫と同じ水野亮訳のバルザック全集で、新かなだった 全部コピーしたろかな
とりあえず図書館で確認してこよう 来年の大河ドラマのタイトルから連想して、『十三人組物語』を読むよ >>539
ベアトリックスは何番目よ?
ブルターニュの三角関係がなんであんなパリの悪党大集合に、って驚愕した >>549
『ベアトリックス』もベスト7に
入る傑作だね バルザックの翻訳って
信じられないぐらい昔のが多いな バルザックの翻訳って
信じられないぐらい昔のが多いな バルザックって小説ってより
ドキュメンタリー感が強くない? >>554
>>555
いやそう言う意味じゃないんだけど
また馬鹿にしてるのでもなく逆で
小説と意識しなかったら事実を丹念に追っていく
ドキュメンタリーを読んでるような感じだなと 谷間の百合←好き
ゴリオ爺さん←わりと退屈
絶対の探求←好き ここで教えてもらった『村の司祭』読んだわ
大変面白かった
『暗黒事件』と『従妹ベット』も手に入れた
楽しみだ
ちなみにバルザックの創元社の全集も
原書の全集が50冊余りあることを見ると全然全集じゃないみたいだけど
そんだけ膨大な作品があるんだから
逆に超絶駄作みたいなのも混じってると思うんだけど
これは読む必要がないって作品名も教えてほしい
限りある時間の効率化のために
できれば内容とかつまらない理由も フランスでは、人間喜劇90作は全て傑作、それ以前の作品はほとんど駄作といわれている >>561
つまらない作品の理由を書かせるわりに自分は『村の司祭』をどう面白く読んだかは書かないんだな。 >>562
最初のはなんだろう?
それ以後は全部人間喜劇な感じ?
最近出たサムソンはそれ以前の駄作?
>>563
↑というぐらい無知蒙昧なんで
にわかの感想をこういうファンの集まってるスレに書き込む勇気はありません
ただ年一レベルに面白かったというのみで たしかに短編含めて駄作には当たったことがないなあ。ルイ・ランベールが作中の思想がかったるかったけど話としては興味深いし 人間喜劇のこれまでの翻訳リストとかないのですか
東京創元社全集に加えて10冊くらい買ったような気がするけどまだまだそろわない
読めば読むほど面白いので全部読みたくなるのよねえ 翻訳リストはないね
自分は人間喜劇のタイトルをすべてノートに書き出して
入手した作品にチェックを入れている
未入手は7作だが、未訳もいくつかあるから全部翻訳で揃えるのはムリ 調べてみたが高難易度なのはこれらですかね
ラ・ヴェンデッタ(La Vendetta) 若き日本社「バルザック小説集」
そうとは知らぬ喜劇役者たち(Les Comédiens sans le savoir) 世界文学社「世界文學」37,38号 1950年
実業家(Un homme d'affaires) 弘文堂「ニュシンゲン商会」1949 など
結婚生活の小さな悲惨(Petites misères de la vie conjugale) トッパン(訳題「夫婦の生態」)1949年
平役人(Les Employés ou la Femme supérieure) 改造社「平役人」寺田透訳、1950年
プチ・ブルジョア(Les Petits Bourgeois) 芹沢光治良訳あり(河出書房全集6巻、改造文庫)
アルシの代議士(Le Député d'Arcis) 未訳
ゴディサール二世(Gaudissart II) 未訳
上二つは国会図書館、未訳は英訳でよむかなあ >>568
よく調べたね
『結婚生活の小さな悲惨』は評論なので自分はリストから除外している
『プチ・ブルジョア』は持っていて、そこにない『無神論者のミサ』を持っていない >>570
ありがとう
印刷したので読ませてもらうよ
また、水声社の編集者がこのスレを見たなら、>>568掲載作の出版をお願いしたい
自分は水声社の本はかなり買っているつもりだ 英訳無料版はこんなところか
ゴーディサール二世 https://www.gutenberg.org/ebooks/1475
アルシの代議士 https://www.gutenberg.org/ebooks/1871
ゴーティサール二世はHuman Comedyという単語が無造作に出てきて驚いたけどまあ並の短編か
まだ読んでない長編のアルシの代議士、第二・三部は他人作とか フランス語の小説をわざわざ英訳で読む気にはならない
気長に邦訳を待つことにするよ 苦手でなくても英訳なんぞバカバカしくて読まんだろ
読むなら英語原文の文学作品だけさ
英語崇拝のバカが多くてイヤになる そりゃフランス語で読みたいけど、バルザックのフランス語難しそう
でもランボーとか原著で読めると世界変わりそうだよねえ勉強するかなあ ラブイユーズ二転三転しておもしれえ
先に読んでた「人生の門出」とも絶妙につながって二度おいしい
人間喜劇最高 >>578
ランボーは短いからね。なんとか意味はとれるが(合ってるかどうかは別)、バルザックは難し過ぎるわ。 >>581
小林秀雄は誤訳してたらしいね
からの逆ギレで 原語ではバルザックとフロベールどっちがむずいかな。フロベールは最高級にむずいって話は聞いたことある。 >>583
俺にとっては両方とも手が出ないほど難しい。まだなんとかなるのは、マルグリット・デュラス。 田舎医者を読んだが、ゲーテみたいな悠然とした語り口といい、
民衆の語るナポレオンの躍動感といい、これがおいらのべストバルザックだな 人間喜劇ではないようだけど、鳥影社から糸繰り女というのがでてたんだね。すでにAmazon にもないけど ラ・ヴェンデッタ所収の若き日本社「バルザック小説集」は国会図書館にもないとな
全巻読破への道は厳しい >>587
改造社の『平役人』は見つかった?
これは長編だし、かつて鹿島茂が言及した作品だから読みたい 若き日本社「バルザック小説集」は鶴見大学図書館にしかない。なぜそこに
>>588
平役人はあっさり「日本の古本屋」で2000円で買えましたが、今探すとまったくありませんな >>585
『田舎医者』は合わなかったな
前半のあまりにもスローな展開に嫌気がさして途中数年間放置した
再開してから読んだ後半は変化に富んでいてまずまず読めた
結局、読み始めてから読み終えるまで9年もの歳月が経ってしまった >>592
その駄作こそ読みたいのになんで翻訳されてねーんだよ
フクロウ等以前の作品読ませろ 人間喜劇以外のゴシックっぽいのが水声社からいくつか出てるがどうなの?
あれを買うほど酔狂な人はあまりいないような気がするので、将来古書価上がると思うよ 人間喜劇でも神と和解したメルモスと夫婦の生態は駄作だと思う アルシの代議士バルザック執筆分英語で読んだ
マキシム・ド・トライユを顎で使うラスティニャック大臣が見られただけで最高です
バルザック死後ハンスカ夫人の依頼でシャルル・ラブーが書き継ぐが、英訳者が切れるほどだめっぽいのでそちらは読まず
ヴォートランの私生児を登場させて彼が主人公の続編シリーズまで書いたそうだが、さすがにそれらは英訳すらされてない
フランス語出来て変なものが好きな人、いたら読んで感想をください 『アルシの代議士』バルザック執筆部分は何ページあるのだろう? >>596
100pくらい(一章分)、前半は田舎町の選挙にまつわるあれこれで、かなり退屈だが頑張れ
例によってラスティニヤックが出てくれば面白くなる 『十三人組物語』
三つの中長篇が入っていて、十三人組という秘密結社が暗躍するパリと恋愛をめぐる物語集
はっきり言って、話自体はおそろしく非現実的だが、これを叙述していくバルザックの
執念というかエネルギーが途轍もなくて、言葉によって文学的リアリティを獲得している
すごい作家だ 人間喜劇全部読み終わったー楽しかったー
では皆さんアデュー 初バルザックでゴリオ爺さん。集英社ポケットマスターピースで
スッゴい濃いメンツが集まった飲み会に参加したみたいでたいへんおもしろかったけど、読み終わってどっと疲れた
最初から最後までずーっと金の話が続くんだね。登場人物みなおもしろい。ラスティニャックのその後が気になるのとヴォートランの存在感がすごい ドストエフスキーもバルザックも先を夢中になって読むんだけど、こってり濃厚でなかなか次に読みたい本を読むことができない キャラ人気投票したらラスティニャック、ヴォートラン、リュシアン、しびれえい当たりが上位なのかな
俺はカミーユ・モーパン、アジア、ナポレオン、アスタロットあたり ラスティニャックは人気が高そう。イケメンで野心家なんだよな 『従妹ベット』のマルネフ夫人
『村の司祭』のヴェロニック
『暗黒事件』のローランス バルザックは岩波文庫は全滅状態なんだな
ちくま文庫のも売れてるとは思えない
藤原書店や水声社のは高いから、ちくまのを絶版にならないうちに買っとくよ 高い単行本もあるうちにどんどん買っておくべきだ
高いったってせいぜい4千円で、1回の飲み代程度だ
酒なんか飲んだら終りだが、本は手許にあるうちはずっと楽しめるし、
要らなくなったら売り払うこともできる
読書は若者から年寄りまで一生楽しめる趣味として最高だよ
ちなみにバルザックの人間喜劇は90作もあるから読み甲斐がある >>612
ありがとう
正論だ
藤原書店のを買ってみるよ
現状は、「幻滅」みたいに、読んでみたいけど藤原書店以外は入手困難なのもあるわけだし ゴリオ爺さんを読んだ時は泣いたよ
爺さんがあまりにもかわいそうだ
二人の娘は許せない あれゴリオじいさんも悪いよね。娘たちの気持ちを分かっていたくせに知らぬ顔をしてやり過ごしていたでしょ 『ゴリオ爺さん』から読み始めて30年以上経つが、
人間喜劇完読までまだ道半ばだ 人間喜劇完読は源氏物語完読より難しいだろう
俺は源氏物語は通読したが、人間喜劇はまだまだ 俺は『失われた時を求めて』『ユリシーズ』『特性のない男』は
完読したが、人間喜劇はまだ道半ばだ
未訳も2作あるしな >>620
源氏物語原文で読んだのか?
結構大変だぞ >>623
君らには源氏物語は原文より英訳の方が読みやすいかもしれない、と高校の先生に言われた。 >>625
正宗白鳥もそういってるよね
中村真一郎曰く英語圏ではウェイリー訳源氏は英訳版失われた時を求めてと同じように読まれてるとか 岩波のゴリセックというのを読んだのだが、すごく読みづらかった
光文社のゴリオ爺さんは読みやすかったんだが
バルザックは翻訳家次第で大違いになるのかも 水声社の選集は入手困難なのもある
出版されてそんなに時間が経っていないのに残念
今のうちに買えるものを買っとこうかと思い始めた
コロナのせいで酒に使う金は激減したし 本はいつ絶版になって入手困難になるか、分からないので
今読む気はなくても興味があるものは買うことにしている
本は数十年経っても腐らないからいい
その代わり積読本が相当たまってしまう このネットの時代だから
ほとんどの本はいつでも手に入る。
積読本がいっぱいになるのは無駄だし邪魔だな、俺は。 >>631
確かにネット時代になって古本屋巡りせずに入手できるようにはなった
便利な反面、絶版本の価格は高騰いている
論創社のゾラの絶版本は数万円だ
新刊で買って読んでないが、手許にあるのは安心できる >>632
その通りだと思う
論創社のゾラは半分以上が入手困難になった。
水声社のバルザックもそうなるのは時間の問題。
藤原書店のだって、いつまでも買えるということはないだろう。
少しずつ買い集めていくよ。
酒なんかに金を使うよりも、よっぽど有意義な使い方だ 紙の本という物体に一切愛着がない人間は読めればよい、
置き場所もとらない電子書籍でいいんだろう
ただ電子化には入力作業という手間がかかるので、
人の少ない小出版社は現状ではあまり積極的ではない
紙の本は自分で処分しない限り、一生手許においておけるが、
電子書籍は提供側の事情もあるから、購入しても数十年読めるとは限らない 【これから出る本】
2022年10月『ラブイユーズ』バルザック/國分俊宏訳
光文社古典新訳文庫でラブイユーズ出るぞ 実は『ラブイユーズ』は東京創元社の小西茂也訳を昔から持っていて、
来年読むつもりだったのだが、この秋に新訳が文庫になるので、
そちらを買って読むことにした 『人間喜劇』は挫折するのが普通
完全読破した御仁にあったためしがないw >>642
『ウジェニー・グランデ』
古本屋で探せ! >>643
もとより全部読むのは無理だと分かっているので、優先順位をつけるためにも聞いてみました。 意見が分かれているのでそうなると自分で読んでみるしかないのですが、入手困難だとハードルが上がります。比較的容易に手に入れることのできる作品でこれはというのはありますか? >>647
文庫ならちくまの『暗黒事件』
ハードカバーなら藤原の『従妹ベット』 >>648
ありがと。まずはちくま文庫の(ちくま限定ですよね-笑)『暗黒事件』をよんでみます。 >>649
昔は岩波や新潮文庫から『暗黒事件』が出ていたけど、
今はちくま文庫しか新刊では手に入らない >>650
BOOKOFFのオンライン見たら新潮文庫版があったんで少し迷ったのですが、新しい訳のちくま版にしようかと思っています。 >>652
確かに俺にはBOOKOFFで十分だ。藤原書店のものも何冊か持っているがな。 >>641
光文社のゾラ短編集の国分訳は良訳だった。ラブイユーズも期待できると思う
>>651
ちくま文庫のを買った方がいいと思うよ。
新訳の方が良訳という場合が多いだろうし、ちくま文庫はせいぜい1000円 現在、ちくま文庫には「バルザック・コレクション」が3つある
読むつもりがなかったが、「よい、よい」とうるさいから発注した ちくま文庫の作品には誤植や下手な翻訳が多い
最近読んだ「ブラウン神父」にも肝心要のところに誤植があった ちくま文庫の『不思議の国のアリス』にも
原書を見るまでもない誤訳があって萎えた
編集部員少ないのか? レスの流れを読めよゴミ
おまえの指図を受ける筋合いはない パクリかよゴミ虫
「カミツキガメ」を使い出したのは俺だ 296吾輩は名無しである2022/08/23(火) 08:35:48.37ID:mvUJJm/6
宇多田ヒカルが好きな中上健次作品
岬、枯木灘、地の果て 至上の時、十九歳の地図、千年の愉楽、
熊野集、奇蹟、鳳仙花、十九歳のジェイコブ
宇多田ヒカルwwwww
幼稚過ぎるぞゴミ虫wwwww 艶笑滑稽譚を買ってきた。バカバカしそうでおもしろそう 今、藤原書店の「幻滅」を読んでいるんだけど、登場人物が多すぎて覚えられない
早川書店みたいに登場人物一覧表を作ってくれればいいのに >>673
そういう場合、自分で一覧表を作るんだよ >>674
ありがとう
そうすればよかった
藤原書店が人間喜劇の登場人物辞典を出しているので注文してしまった
幻滅は長いので、やって半分読み終わったところ 幻滅読み終わった
建物とか服装の描写が詳しすぎ、うんちくの垂れすぎで、相当な労力が必要だった
バルザックにとって力作なのはわかるが、一般にはゴリオ爺さんの方が読みやすいだろう 『幻滅』の続編『娼婦の栄光と悲惨』の方が面白いと思う 『幻滅』はリュシアンたち青年の夢と挫折を描いた佳作
『娼婦の栄光と悲惨』は女嫌いのマキャベリスト、ジャック・コランの
超人的な活躍を複雑なプロットで描いた傑作
後者こそがバルザックの本領だ いつもいつも流石ですね
オレは小さなことが気になって調べながら読む遅読派だから
貴方には追いつくことなく終わるでしょう >>682
それはamazonのみ
楽天、honto、紀伊國屋オンラインでは上巻も販売中だ >>679
>>684
676です
教えてくれてありがとう
「娼婦の栄光と悲惨」紀伊国屋オンラインで注文しました
ヴォートラン三部作らしいですね
1、2週間、間隔を置いて読み始めようと思います >>687
そうか
『娼婦の栄光と悲惨』バルザックの上位5作に入る傑作だから、大いに楽しめるだろう
前二作では脇役だったヴォートランがジャック・コランと名を変え主人公になり、
愛するリュシアンを救うため、国家権力と全力で闘う物語だ 従妹ベット
村の司祭
暗黒事件
娼婦の栄光と悲惨
現代史の裏面 >>690
688です
情報ありがとう
「娼婦の栄光と悲惨」を読み終わったら、「従妹ベット」か「暗黒事件」に行きます
「村の司祭」と「現代史の裏面」は現状どうすれば入手できるのか分からないです >>692
東京創元社のバルザック全集を古本で探すしかない 692です
>>693
確かに687でした
>>694
ありがとう。藤原書店→水声社→東京創元社の順に読もうて思います。今のペースだと1年以上かかると思いますが。 1年以上かかるって言ってんだから手に入るものは全部だろう
バカじゃね? >>696
695です。
水声社のはたぶん「知られざる傑作」から順に読んでいきます
しかし「幻滅」上下に1ヶ月かかったくらい読むスピードが遅いので、藤原書店のを読み終えるのは来年になると思います 同じ小説家の作品を続けてよんでいると
飽きてくるのが普通なんだけどな 同じ小説家の作品を続けて読めるなんて
集中力が並大抵じゃないですね!
と言ってもいいところを
>>699みたいな言い方しかできない社会不適合者 >>698
バルザックの何があなたをそんなに引き付けるのですか? 他にはどんな作家が好きなんですか? >>701
698です
金や女や権力に取り憑かれた俗物が出てくると思えば、すごく高潔な人も出てくる
リュシアンのような考えの甘い人間も出てくる
登場人物の多彩なのが面白いです
他にはドストエフスキー、トルストイが好きです >>704
ありがとう。バルザックは『ゴリオ爺さん』しか読んでいないので、私も頑張って読んでみます。トルストイ、ドフトエフスキーも『光あるうちに光の中を歩め』、『アンナ・カレーニナ』、『罪と罰』、『白痴』しか読んでませんので、こっちも頑張ってみます。 >>706
忙しくて若いあなたの読書歴を、是非お伺いしたい。あわせて推薦本も。 あまり取り上げられない『現代史の裏面』は血生臭い『ふくろう党』の後日談
かつての仇敵を助けてあげる高潔な善人を描いている
読後感は清らか極まりない とりあえず昔買った『あら皮』があるから、それから読んでみる。フランスにマルク・ドルセルていうエロビデオ製作会社があって、そこにローラ・サンクレールという専属女優がいた。彼女が出演した何とかという作品の原作が『あら皮』だったので買ってみたけど、そのまま本棚に眠ったまま。 感性?
普通に好みがあるだろ
自分の好み以外認めない奴 大作家バルザックに関しては好みは問題ではない
『暗黒事件』ほどの傑作が分からないなら、バルザックは読むべきでない 買ったけど読んでない
ちくま文庫の在庫ありを全部入手
全然売れないのかすべて研磨本だった >>716
俺も買った
ただ、あとがきによると国分さんは難病らしい
非常に残念ながら、国分さんによるバルザックの続刊は期待できない
光文社には新しい翻訳家を見つけて、続刊を出してほしい 『ラブイユーズ』の訳者はゾラの短編集も訳している
ゾラの未文庫の長編も出してほしい >>716
情報thx。購入しました。
まさか地元の小さい本屋でバルザックの新刊買えるとわ思わなんだw いま『ラブイユーズ』を買えば未研磨本が手に入る
半年後だと研磨本になる可能性大 どういう本を好むかは人それぞれ
他人の好みに容喙すべきではない
わかったな、廃人野郎 全くその通り
未研磨本を他人にいちいち薦めるとか耄碌も大概にせねばな 本は中身だと言い張る廃人野郎は書き込むな
それを言いたかった どういう本を好むかは人それぞれ
中身を重視する人もいれば物としての本を偏愛する人もいるだろう
他人の好みに容喙すべきではない
耄碌も大概にせねばな 日曜日の朝から5ちゃんかよジジイ
アルミ缶でも拾いに行ってたのか?
文庫本購入の原資にするのかよジジイw 読んだら汚れるから読まずにしまっておけよジジイ
そのうちに酸化した紙が黒くなる ジジイ病
ジジイジジイと連呼しないと書き込めない病気
かわいそうねw 文庫本で十分
それに近年ではそこらの全集の古本より文庫本のほうが高い場合すらある フランス映画『幻滅』セザール賞7冠、“欲望と快楽”にまみれる青年を描くバルザック原作の人間ドラマ
フランス映画『幻滅』が、2023年に公開される。監督はグザヴィエ・ジャノリ。 >>733
見たいけどあんなに長いのをどうまとめるのやら バルザック原作で傑作だった映画はリベットの「美しき諍い女」だな
エマニュエル・ベアールが全編ヌードになる >>734
「幻滅」は建物や服装の描写が長々としているが、ストーリー自体はそれほどでもない
起承転結のはっきりした話なので、映画化しやすいと思う バルザックの小説の主役は
当時の彼のいる世界だよな
人物とか事件はその一部もしくは脇役に過ぎない
フォークナーもこれを受け継いでいる
ドストは文体だけを受け継ぎ
人物事件を中心にした
感じがする 幸田露伴の「風流微塵蔵」は日本版人間喜劇になる・・・・はずだった。
1/5ほど書かれたところで惜しくも中断してしまった。 藤原書店『金融小説名篇集』読了
「ゴプセック」と「骨董室」はバルザックらしい見事な出来ばえ
「ニュシンゲン銀行」「名うてのゴーディサール」はさほどでもない おれ>>424だけど、ついに読み終わったぜ谷間の百合w
あの濃厚な文章を乗り切るために、今回はほぼ全編音読で読み進めていったら
途中からぐいぐい引き込まれていって、最後の最後でクソワロタ
個人的には従妹ベットと同じくらい面白かった 確かに「谷間の百合」は「ゴリオ爺さん」と比べると退屈で、読むのに時間がかかった
バルザック自体が、スタンダールやモーパッサンと比べて読むのに時間がかかる作家だと思うけど バルザックが読みにくいのは、情報が盛り込まれた稠密な文体ゆえであり、
その読みにくさを乗り越えて読み終えた時に訪れる感銘の重厚さ、
読んでから何年経っても内面に残るバルザック的膂力の壮大さは
他のどの作家にも比肩するもののない魅力といえる 自分の好きな作家を持ち上げるあまり、比肩するものがない、とか、文学史上最大の
作家といった類いの書きようは恥ずかしいから慎んだ方がいいと書いたまでさ。
特定の作家論を書かせるほど熱を入れる話題でもなかろう。 ちくま文庫の今年の解説目録を見たんだが、バルザックは「暗黒事件」以外はもう刷っていないんだな
「オノリーヌ」や「ソーの舞踏会」を持ってない人は早めに入手した方がいいよ 『オノリーヌ』に入っている「捨てられた女」は超絶傑作
まだ読んでない人は早めに読もう ちくま文庫か光文社古典新訳文庫から『村の司祭』と『ベアトリックス』を出してほしい 二重家庭 読み終わった
カロリーヌは可哀想だな、貧乏医者のビアンションではどうしようもないし。 グーテンベルク21って電子書籍専門の出版社から
高山鉄男訳の短編をまとめた電子書籍が2冊出たよ >>755
どうして?
伯爵が結婚していると知らなかったとはいえ、伯爵を捨てて若い男のところへ走ったのに ジャズ・アンビエントから、じょじょにSF的な流れが
なかなかオモシロくないですか?
//youtu.be/f0og1UrDFy0 ジッドは、「パルムの僧院」がフランス最高の小説だと言ってるな ジッドはフランス十大小説に『従妹ベット』を選んだ
乗代雄介もこの作品が面白かったと言っている >>758
伯爵を棄てざるを得なかった気持ちが理解できるからね〜
彼女の青春そのものだったから バルザックには良作は多くあるけど、これといった決定的な作品がない。
フローベールと言えばボヴァリー夫人、スタンダールと言えば赤と黒、という
ような意味での、決定的作品がない。 従妹ベット、暗黒事件、村の司祭
これらはフローベールやスタンダールを凌駕する
傑作が多すぎて読み切れていない人が多いだけ バルザックには広く人口に膾炙した著明な作品がないということだろ。
確かに従妹ベットやゴリオ爺さんでは、弱い。
トルストイなら戦争と平和、ドスト氏なら罪と罰、そういう誰もが
知ってる超有名作品がバルザックにはない。 著名な作品があるか否かなど、どうでもいい
読んでみて感銘を受けた作品がいくつあるか
バルザックほど、それが多い作家はいない >>773
トルストイやドストエフスキーと唯一対抗できるのがスタンダール。
パルムの僧院は19世紀のみならず全フランス文学史上の最高傑作と看做されている。
トルストイはスタンダールを愛し、パルムの僧院を読んで再び筆を執る気になったらしい。 スタンダールは質はともかく量的にトルストイ、ドストエフスキーに対抗できないだろう
「赤と黒」「パルムの僧院」」だけの作家だからね
バルザックなら量的にトルストイ、ドストを上回っている上、質的にも対抗できる プルーストの見立てによると、バルザックはトルストイやドストエフスキーには及ばない。
対抗できる力量はない。「失われた時を求めて」の訳注で吉川一義氏がそう紹介している。
もちろんプルーストの意見に反論するのは自由だが、20世紀最大の作家の考察にはそれな
りに心して聴くべきだろう。 プルーストは20世紀最大の作家ではない
ムージルと埴谷雄高が最高の作家だ プルーストってそんなすごいかね。失われただけって感じだけど シュテファン・ツヴァイクの「バルザック」(水野亮訳)が11/21に中公文庫で復刊 アンリ・トロワイヤ『バルザック伝』持っているからなあ 人間喜劇の前に書いてた小説や、匿名とかで発表した小説、書簡など全部網羅したフランスの全集ってある?
バルザックは何度も書き換える癖があったみたいで16回書き直したものもあるらしいから、そういう異同も網羅したら何冊くらいになるのかなあ 電子書籍のみっぽいけど「無神論者のミサ」の新訳出たぞ
ただ全然知らない出版社だ >>793
数年前、佐野栄一訳がネットに公開されていたから、印刷してある >>793
もう一つ入手困難の作品がくっついてるね
ただ、この翻訳者はフランス語ではなく、英訳から重訳したらしい >>795
今時フランス語のようなメジャー言語で重訳なんてあるんだ。という事はこの人が訳した本は英語以外は全て重訳という事か ツヴァイクのバルザックは宮下志朗の解説が補足情報を入れてくれてるのがありがたい
トロワイヤの方も文庫で復刊しないかな >>797
ロジェ・ピエロの伝記は邦訳して欲しいな )
『「人間喜劇」総序・金色の目の娘』(バルザック 作/西川祐子 訳)
岩波文庫6月です