>>61
下の子は一歳とかでしょ
それを人形みたいに抱いて歩いても下の子は何もいわないし問題が生じない
妻を連れて散歩に行けば、妻の台詞からも明らかなように妻は実父と
会いたいのだから、そう催促されるのは必定でそれをわかっているから
姉は妻と一緒に散歩はしたくない
そういうことでしょ
(あと妻が姉に対して特に悪い感情を持っているとは自分は読まない)

彼の兄と実父がどう知り合ったのか
出会いの場面が描かれていないからもちろん想像するしかないわけだが
ずっと実父にひっついて歩き回っているのだから、ヤクザな実父のヤクザなところに
思春期的な憧れを持っていたのだろう
(それが下に言うように間違いだったのだが)

何故自死を選んだか明瞭に描かれていないが
「〜善人をえらんでいっしょに仕事をやるべきだった〜」
という文のある段落で、男(彼の実父)が自分たち家族の家に付け火にきている
ということを兄が幻視していて、先々にその家族に不幸が起きることが暗示されている
それで充分じゃないの?