ユイスマンス
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代表作『さかしま』『大伽藍』『彼方』等
なかったので立てた ベタだけど『さかしま』が気に入っている
皆さん埋めてくだされ ブルトンのいわゆる「小説の経験論者ども」とは、十九世紀以後の自然主義作家たちを指すものであろう。
サルトルは『ボオドレエル論』のなかで、「ボオドレエルに『聖ペテルブルグ夜話』よりもはるかに深い影響を与えたと思われるのは、サン・シモンから十九世紀全体をつらぬいてマラルメ、ユイスマンスにいたる反自然主義の大潮流である」と書いているが、
この反自然の夢はボオドレエルにおけると同様、ユイスマンスにおいても、その作品世界の秘密を解く鍵となるものであろう。 もう少しなにか自分で感じたこと考えたことを書けないものかしら?
面白くもなんともありゃしないわ。 >>5
いやまそういわれましても私はROM(読む)専門が基本でして、おもしろいことなど書けるはずもなく、できることならあなた様にでもおまかせしたいしだいでして… パリの市場の陳列台の上で、緑色の日除けや赤味がかった日傘に護られて、濡れた植木鉢のなかに花を咲かせる俗悪な植物は、彼が以前から軽蔑するところであった。 確かに腐欄の華とルルドはあまりおもしろくないな
期待していたのだが ジョリス=カルル・ユイスマンス(Joris-Karl Huysmans, 1848年2月5日 - 1907年5月12日)
『さかしま』À rebours 1884年
『彼方』Là-bas 1891年
『大伽藍』La Cathédrale 1898年
1840エミール・ゾラ、小説家(+ 1902年)
1841ピエール=オーギュスト・ルノワール、画家(+ 1919年)
1842ステファヌ・マラルメ、詩人(+ 1898年)
1843ヘンリー・ジェイムズ、小説家(+ 1916年)
1844フリードリヒ・ニーチェ、哲学者(+ 1900年)
1845ガブリエル・フォーレ、作曲家(+ 1924年)
1846ロートレアモン伯爵、詩人(+ 1870年)
1847トーマス・エジソン、発明家(+ 1931年)
1848ポール・ゴーギャン、画家(+ 1903年)
1849ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス、画家(+ 1917年) >>13
レオン・ブロワが1846年生まれだろ。
ユイスマンスは彼方で反キリスト者になったが、結局カトリックに回心した、
とされる。だが、それは見せかけであって実は反キリストのままだったのではないか? さかしまはまさに今のニート、引きこもりを肯定する思想だ。
君らに読んでほすぃ・ つまらん
好き勝手に妄想を垂れ流してるだけ
ユダヤ批判も本質をついてないし
実はユイスマンスはユダヤ側で適宜ガス抜きしてるだけじゃねえの 無神論とか悪魔思想に惹かれるのは、神への強い期待の裏返しだから
最終的に回心するってのはわりと良くある話だとかなんとか
まあ、さかしまは好き 少し語ってみるが、さかしまは亀に宝石つけて遊んだりしてみたが、最後は信仰に走ることになった
というところで、引きこもり批判の小説でもあるかもしれない
むしろ、文学にしろ絵画にしろ実物よりもヴァーチャルなものを志向するという態度が、
現代のオタクに通じるものがあり、そっちに注目すべきじゃないか
3次元の女より2次元がいいとかそんな感性。まあ、どこまで本気かわからないが、
本田透とかあのあたりね。
うん、これくらいしか語れないや。コンソメスープみたいなの? は飲んでみたい 宗教も反自然、反現実的なヴァーチャルな世界としての側面に惹かれたのかもね。
向こうの宗教は、自然から人間を区別し、神の世界という仮想空間に誘おうとする面があるから 空前の大ヒットを記録中のウエルベック「服従」の主人公はユイスマンスの熱狂的な研究者だね。
ウエルベック自身はイスラモフォビーを公然と標榜している嫌な男だ。 宗教は確かにそうか
ウェルベックは情けない男を書くのがうまい。彼方の主人公とタイプが案外似てる気もするが違うか 主人公というより語り部というか狂言回しと捉えられるかな ユンケルなんだかタフマンなんだか
飲んで元気注入うっさ ススミハジメ
山中先生の三島由紀夫肉声テープの評にある
「大きな川ではなくカテドラルが理想、と三島が発言しているのは意味のあること」という一文を目にして、
三島由紀夫が出口裕弘のユイスマンス『大伽藍』の訳業を褒めていたエピソードを思い出すなど。
直接的な関係はないだろうが、
三島由紀夫のカテドラルという言葉に自然とユイスマンスの『大伽藍』を想起してしまうのは、
正しくドラコニア・チルドレンの一人として王道を往くと感ず。
出口先生は『大伽藍 神秘と崇厳の聖堂讃歌』として改訳を出したけれども、
遂に完訳を果たせず白玉楼中の人となったので、誰か完訳頼むンゴねえ。
2017年1月23日 ドナルド・トランプ「プーチン、らめえええええええ!ひぎぃ!アナルが裂けちゃううううううっ!」 ユイスマンスが接した「オカルト」と、その後のカトリックへの回心を貫く一つのキーワードとして、
19世紀後半に流布した「流体」概念があった、と同書の著者は見る。「流体」は固有の形態をもたない物体とされる。
ユイスマンスと親交のあったブーラン元神父という異端派の教祖が説教などで用いているというが、
この概念には当時のパスツールによる微生物の発見などが絡み、ある種の独特な不可視の想像領域が形成されていたらしい。
流体概念にはまた、メスマーが動物磁気などと呼んでいたものなどの系譜もあって、
これも遡ればパラケルススやヘルモントなどから続いているし、著者によれば、ユイスマンス以降も、
それは生気論などの一種の<変奏>などを経て、催眠術などの系譜へと受け継がれ、
フロイトのリビドー概念、あるいはバタイユの「異質的な現実」概念などにも残響が刻まれていくという。
これと、ユイスマンス個人の「閉鎖された空間」への嗜好とが合わさって、小説内でのカトリックへの回心の記述は、
流体的・神秘主義的なもの(どこか異端的な香りもするマリア信仰)として、ある種の一貫性をもつ動きとして記されていく。
http://www.medieviste.org/?p=8861 mipoko
関東大震災時の虐殺では中国人も狙われた。陸軍中隊と群衆がある宿舎に集団で暮らす中国人を狙った。
少なくとも200人以上が殺された。多い推定だと400人。
それを生き延びた一人の中国人青年が、初の国民栄誉賞を受賞するあの人の父だそうだ。
バージル
虐殺死体を目撃した田辺貞之助氏(仏文学者)が、生々しい証言を残しています。
また、この虐殺は流言に踊らされた軍民の暴走どころか計画的大量殺人だったという指摘もありますね。
↓
関東大震災と「新巻の鮭」 - 読む・考える・書く
平野啓一郎
ゴーティエやユイスマンスなどをこの人の翻訳で読んだが、こんな証言を残していたとは。それにしても酷い。
こういう過去を厳しく批判し、反省する痛みを引き受けつつ、
それでも日本を愛し続ける、愛するに足る国にしたいと、なぜ言えないのか。
2017年9月2日 そうしてぼくは、博士論文を執筆している七年の間、常にユイスマンスの傍らで暮らしてきた。
ユイスマンスは、シュジェ通りに生まれ、セーヴル通りとムシュー通りに暮らし、
サン=プラシド通りで亡くなり、モンパルナス墓地に葬られた。彼の人生は、概観するとほとんどがパリ六区で展開されていたのであり、
アンドレ・ブルトンがいみじくも言うように、ユイスマンスのユーモアは、懐の深い独特なもので、著者をからかいたいという気にさせる。
ミシェル・ウエルベック『服従』 森 鷗外(1862年2月17日 - 1922年7月9日)
青年 (『スバル』、1910年3月-11年8月)
純一はゆうべ借りて来たラシイヌを出して、一二枚開けて見たが、読む気になれなかった。
そこでこんなクラッシックなものは、気分のもっと平穏な時に読むべきものだと、自分で自分に言いわけをした。
それから二三日前に、神田の三才社(さんさいしゃ)で見附けて、
買って帰ったHuysmans(ヒュイスマンス)の小説のあったのを出して、読みはじめた。 ふらんす文学研究者しか読まない作家でやんす、ゆいすまんです ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています