>>158
夷斎畸人傳を読んで、諸国畸人傳に興味を持って岩波文庫なんかを
探す人っていると思いますね。
私の知ってる人にも、新釈雨月と新釈古事記を読んで、オリジナルの
翻刻や訓読本を手に取ったって人、いますよ。
引用にせよ言及にせよ、出てきた作品について
(ああ、これは元ネタを一度ひととおり読んでおかないといけないよなあ)
と読者に思わせる力というのが、夷斎の文章にはあると思います。
私も、夷斎がコラムでふれたのを読まなかったら、梅暦や南畝の翻刻に
手を出してはいなかったかもしれません。感謝しています♪