N氏が俺に色々言ってるが、とにかく全部根拠のない誰々よりは誰々…
AもBも似たようなもの…的な話ばかりで、話が具体的じゃないし
まさしく「主観的な感想」ばかりで、自己の意見の具体的根拠や引用がなく、
この書き方自体が問題じゃないかと思ったがね。

 『弁証法的理性批判』にしても、直感で挑戦し続けたが、最終的に良い本
だ、と思わなければ推しはしないわけだ。稀少性の概念で人間同士に悪が
生まれる、秘密が生まれること、政治や戦争状態が生まれること、
物を加工し生産するなかで、生産される商品が自律的になり、生産者は
集列の渦に入って行き惰性化していく。内面性は否定はされないが、
この集列性や惰性に同化させられていき、同化させられていくことは
内面的に自明化させられていく。我々の日常の自明性を抉ったのは
マルクスがそうだがサルトルのこの本はマルクスよりもより徹底的に
自明性の内実を抉って見せている。その抉り方が素晴らしいのだよ。

 なので>>405が俺の一文を取り上げて「直感が当たってるといいね」
とか書いてるが、俺はそこで停まってる気はないわけだ。また直感での
話しをいつまでもしてても意味はない。上に書いたように、あの本での
記述はマルクスにおける資本主義の疎外理論をより詳細に展開してみせた
力業だ。サルトルなりの用語を創造し、新たに展開してみせている。
マルクス研究は多多あるが、ここまでやってるのは中々ない。素晴らしい
というしかない。