トーマス・ベルンハルト(Thomas Bernhard) [無断転載禁止]©2ch.net
ひょっとすると今日『破滅者』を手に入れられる人もいるのでは無いですか?
自分の行きつけの書店では11日入荷なんですけれども。 医療機器程度のの地味サルトルとかより、キルケゴール後の実存論としてはかなり差をつけてあると思う。 蓮見重彦が褒めたの読めるのって新潮でしたっけ?詳しく号わかる人いますか。 ペドロ・コスタ×小野正嗣「映画が生まれる場所、言葉が生まれる場所」
2019年11月30日(土)
休憩を挟み、文学について聞かれた監督はポルトガルでは詩が重要であり、
自分の作品も小説よりは詩に近いと返答。
小説はあまり読まず、読むという考えはわくわくするけど読まない。
映画についての本やいろんな職業についての本は読むとのこと。
ここで監督が読む映画についての本の書き手として、
会場にいた蓮實重彦さんとクリス・フジワラさんに話を振る小野さん。
蓮實さんは「インプロヴィゼーション(即興)は得意なんです」と言いつつ、
棚からトーマス・ベルンハルトさんの『凍』を取り出し、お薦めしていた。
監督もこの作品自体は読んだことはないが、自伝は読んだことがあるそう。 ハスミは消去も褒めていた
池田信雄と仲がいいのかな 今読んでいる分厚い本を読み終えたら、もう買ってある『凍』を読む 数年前に遺作『消去』を読んで、いま処女作『凍』を読み始めて40ページ
この作家のへそ曲がりぶりは異常なほどだ
文章でこうだから、リアルではとても付き合いたくないレベルだったろう >>333
近所の書店にはないし、各通販サイトにも在庫なしなので、
出版社に注文して送ってもらった
この会社は通販は自社でやるみたいだね 『凍』読み終わったが、老画家が言っていることが終始意味不明だった
こんなものをありがたがって読むほど、こちらは文学音痴ではない >>335
そうなんだ?
『消去』イマイチだったけど処女作は粗い分面白いのかなと思ってたんだが
やっぱたいしたことないのね >>336
『消去』はもう少しマシだが、とても傑作とかではない
過大評価の作家だよ 第10回Twitter文学賞
海外部門
@ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』講談社〔訳〕岸本佐知子
A劉慈欣『三体』早川書房〔訳〕大森望、光吉さくら、ワンチャイ、〔監修〕立原透耶
Bテッド・チャン『息吹』早川書房〔訳〕大森望
Cリチャード・パワーズ『オーバーストーリー』新潮社〔訳〕木原善彦
Dハン・ガン『回復する人間』白水社/エクス・リブリス〔訳〕斎藤真理子
Eエリック・マコーマック『雲』東京創元社/海外文学セレクション〔訳〕柴田元幸
Eエドワード・ケアリー『おちび』東京創元社〔訳〕古屋美登里
Fキム・エラン『外は夏』亜紀書房/となりの国のものがたり〔訳〕古川綾子
Fミシェル・ウエルベック『セロトニン』河出書房新社〔訳〕関口涼子
Gアンドリュー・ショーン・グリア『レス』早川書房〔訳〕上岡伸雄
Hエマヌエル・ベルクマン『トリック』新潮社/CREST BOOKS〔訳〕浅井晶子
Hフランシス・ハーディング『カッコーの歌』東京創元社〔訳〕児玉敦子
Iトーマス・ベルンハルト『アムラス』河出書房新社〔訳〕初見基、飯島雄太郎
Iジュンパ・ラヒリ『わたしのいるところ』新潮社/CREST BOOKS〔訳〕中嶋浩郎
Iジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』河出書房新社〔訳〕岸本佐知子 >>338
本屋大賞みたいだなw
こんなことならやめちまえよ 中原昌也が言及していたので去年『凍』を買って読んだ、入浴時間に少しずつ読んだがよくわからなかった。
最近『消去』を一気に読んだら何度も爆笑しつつとんでもない作家だと思うようになった。
その後ヴィトゲンシュタインの甥、古典絵画の巨匠、アムラスと読んだがそれぞれヤバい。
。読むときは間を空けずに一気に読み込むのがおすすめ、翻訳にどれだけ原文のリズムが反映されてるのか
わからないがのって来ると止まらなくなる。 >>342
逆に一気読みできないのが謎すぎるw
俺は上の人みたいに評価せずに言ってるんだが
改行がない以外にマジでなんのひっかかりもない散文だぞ
多少意識の流れっぽいことやってるだけで
それにしたってフォークナー、ウルフ、ジョイスのほうが面白い
そこまで笑うところもない
これ見よがしなゴンブロヴィッチより笑えない >>343
一般的にベルンハルトでもフォークナーでも
一気読みできる方が謎すぎるだろう
しかもそこまで面白くなくてということが加われば
なおさら謎すぎるか
あまり賢さは感じられないけどスゴイ能力の持ち主か
ちなみに俺が一気読みするというかできるのは
ストーリーが中心なってるミステリーとかのエンタぐらいだな
いわゆる文学は平気で1日1ページとかだったり
読まなかったりして読了まで何ヶ月もかかることもある
たぶんストーリーじゃなくて作者の語り口
文体に触れることが楽しいのだろう >>342
教養がまったくない人間なので全然スゴくないと思うけど嬉しい(^ ^)
『消去』はベルンハルトの中でも特に読みやすいと思います
章立てされてないので読みにくいということなんでしょうが
最初から一気に読んで仕舞えばその効果を堪能できますそのように作ってあるものだと思います。。
ここ最近ずっとベルンハルトの作品を見つけては片っぱしから読んでますが
途中息抜きのつもりで三島由紀夫の金閣寺を読んだら旧漢字が読めなくてスマホでしょっちゅう
調べながらでないと読み進めずそれがそもそも苦痛、、>>343ゴンブローヴィッチ(タイムリーw)の
トランス..もそれほど乗れずすぐまたベルンハルトに戻りました、本当に面白いし泣けるし笑えるし深く考えさせられる。 >>345
>>343なんだがいまんとこどれがオススメ?
『消去』も他人のオススメでとりあえず読んでみたんだわ
最後にして(五部作を除けば)最長の小説のようだし
ベルンハルトだいたいわかったみたいなつもりになってたけど
そのうち読んでみるからもしよかったら教えておいてくれ
『消去』は話者についていいご身分ですなあと思って乗り切れなかったところもある
あと1986年発表の小説にしてはそこまで実験性があるわけでもないと感じたりもした
ガルシア=マルケスより年下、大江、ピンチョンより若干年上って考えるとね ベルンハルトについて、文学的にどうすごいのか、納得できる文章を読んだことははない >>346
うーん『消去』が面白くなかったなら別に他のは読まなくていいんじゃないですか?
という答えが常識的だけど、ベルンハルト好きなのであえてオススメするなら
短編集の『ふちなし帽』を手元に持っておいて気が向いたときに読んでみると良いかも。
文学の実験性というのは自分はよくわからない、というかたいして意識したことがない、
初期の安部公房みたいな?音楽ならexperimental music、ああはいって感じだけど、
けども短編ではベルンハルトなりにいろいろ実験してると思う。
>>346さんが求めてる小説の”実験性”とは違うだろうけど。
わけがわからんが衝撃的というのが実験的な文章なら小説じゃないけど
昔読んだマラルメの翻訳詩集が今までで一番わけがわからんかった、こいつが元凶かと思った。。
バロウズ読むようなノリじゃ読めなかったし本当に何じゃこりゃぁて感じだったな。
以上、関係ない蛇足失礼しました。m(_ _)m >>349
ありがとうございます
実験性ってか語りの独特な面白さと言い替えた方がいいですかね
切れ味や珍奇な発想を求めてはいないです
詩的な言語やカットアップのような文体のやかましさでもなくて
消去はオーソドックスですよね
たとえばドストエフスキーの悪霊でいうと
スタヴローギンやピョートルが一人語りしててもそこまで面白くはならないだろうっつうか
その人物にいかに魅力があってもはあそうですかってなもんで
消去では前半と後半に一箇所ずつ印象的な回想のシーンがあるでしょ
マリアと行った高山地方、母親とスパドリーニと行った吹雪のエトナ山
ああいうところには面白さを感じましたけどね
短編よか長編の方が好きですね >>348 ベルンハルトについて、文学的にどうすごいのか、納得できる文章を読んだことははない
文学の研究なんて自分はそもそも大学も行ってないんだしまったく興味ないけど
ベルンハルト好きが高じて色々ネットで論文なり調べてみた限り要するにベルンハルトの凄まじさは
既存の理論?では分析は不可能だと。そういうことになってるらしい、ように見える。
自伝も翻訳で読めるとこまで読んだけどそもそもベルンハルトって時代的に完全に狂った世界で
修羅場くぐってますよね。ナチ全盛の時代に幼年期の教育受けるもアナーキストの祖父にすでに薫陶を受けてたので
洗脳されず、戦争終わってから今度はカトリック教育が始まるがこれにも染まらない。
本来無防備な子供がそんな精神的肉体的闘争を経て生き残ったらそれはもはや文学云々関係ないレベルで尊敬する。
そういう精神から放出される何かがベルンハルトの一番凄いところだと思っている。 ナチスを支持した右翼体質が今も残り、カトリック信仰の古くさいオーストリアの
現状を痛罵するアナーキーな極左作家であり、文学的に目新しい方法を編み出した
わけではないというのがベルンハルトだろう。
『凍』と『消去』を読んだが、特に何の感慨も湧かなかった。
他の作品も持っているので読むつもりだが、今のところ好きな作家ではない 同時代に呪詛を書き続けた作家という点で、セリーヌの後継者 >>353
ベルンハルト好きな人はセリーヌ好きな人が多いね。そういえば俳優の加瀬亮もインタビューで好きな作家聞かれて両方の名を挙げてて驚いた。 それだけ聞くとただのイキリ坊やだな
ならへずまりゅうもベルンハルトの後継者だな 「消去」はいかん
150ページぐらいでやめた
これまで5冊ぐらい読んだのはどれも面白かったけど
これはそれまでの以上にストーリーがなく
まあストーリーではなく語り口の面白さが良いと思っていたのだけど
とにかく改行がないのが強迫神経症的に無理だった
おそらく多くの人が言ってるように改行が気にならないぐらいに
イッキに読むのが正しい読み方なのだろうけど体調的に無理だ
まあいいか そんな面白くもないみたいだし
5000円もしてもったいないので将来また読もう
と言いながら忘れた頃捨ててしまおう これまで読んだ5冊って何?翻訳されているベルンハントは大概改行少なめだからそのノリで読めそうなもんだけど >>357
消去は改行が少ないなんてレベルではなく、
一つも改行がないんだからまったく違う
あるいは主人公が全然動かないのが他と違うのか
よくわからんなあ
凍 私のもらった文学賞 アムラス ある子供 原因
文学賞を最初に読んで面白かった
アムラスはちょっとつまらなかったかな 面白いね
5冊も読んだらもうファンと言ってもいいのにベルンハルト最後にして最長の作品が合わないんだな ここ数年次々翻訳が出てありがたいね。今月も出るみたいだし。 『推敲』河出書房新社 8月26日発売
かつて世界文学全集を出しまくっていた河出が最近海外文学に力を入れだした
ベルンハルトは『凍』に続いて2冊目、ゴーゴリやフォークナーも出している >>364
5万円以上すんだけど。。めちゃくちゃ高い。
稀覯本になってるな。 >>365
図書館で借りれば良いんだよ
買っても40年前のなんかボロボロだろうし
ていうか手に入る新しいので良くないか >>362
予約した
河出はみすゞよりだいぶ安くていい たまに読むといいんだな
かといってどっぷりとはいかない5部作笑 ベルンハルトの新しい翻訳が出てるのを発見!興奮して何も考えずにレジに持って行ったが高い!しかし推敲の装丁とても良いね、持ってるだけで満足感がある。河出書房リスペクト! みすずの『消去』はあれでも昔より値下げしている
かつては上下巻に分かれていて合計5800円と消費税だった(自分はこれを持っている)
今は1冊になって5500円と消費税になっている 『昏乱』トーマス・ベルンハルト/池田信雄訳・河出書房新社・3190円 先月発売の『樵る』、まだ入手してませんが読むのが楽しみです。 『息 一つの決断』
まもなく発売される
近所の書店に入荷するか、不安 昔ウィトゲンシュタインの甥をドイツ語で読もうとして挫折した 原語で読むのは、たとえ一頁だけでも貴重な読書体験になる ジャズ・アンビエントから、じょよじょにSF的な顏を出してくる流れ
なかなかオモシロくないですか?
//youtu.be/f0og1UrDFy0 翻訳文学紀行 同人雑誌
翻訳者の本棚vol.9
2024/02/20
・トーマス・ベルンハルト 著/飯島雄太郎 訳『推敲』河出書房新社、2021年。
・トーマス・ベルンハルト 著/初見基・飯島雄太郎 訳『アムラス』河出書房新社、2019年。
・エレナ・ポニアトウスカ 著/鋤柄史子 訳『乾杯、神さま』幻戯書房、2023年。
・高秉權 著/影本剛 訳『黙々 聞かれなかった声とともに歩く哲学』明石書店、2023年。
・クォンキム・ヒョンヨン 編/影本剛・ハン・ディディ訳『被害と加害のフェミニズム #MeToo以降を展望する』解放出版社、2023年。
・李珍景 著/影本剛 訳『不穏なるものたちの存在論 人間ですらないもの、卑しいもの、取るに足らないものたちの価値と意味』インパクト出版、2015年。
・金賢京 著/影本剛 訳『人、場所、歓待 平等な社会のための3つの概念』青土社、2020年。
・パトリック・シャモワゾー著/関口涼子・パトリック・オノレ訳『素晴らしきソリボ』河出書房新社、2015年。
・佐藤=ロスベアグ・ナナ『文化を翻訳する――知里真志保のアイヌ神謡訳における創造』サッポロ堂、2011年。
・知里真志保,・小田邦雄 著『ユーカラ鑑賞 : アイヌ民族の叙事詩』潮文社新書、1968年。
・池内紀 編訳『カフカ短篇集』岩波書店、1987年。
・池内紀 編訳『カフカ寓話集』岩波書店、1998年。 こいつと閻連科やたら訳されたノリ何やったの?あとソローキンとか
ちょっとは売れるってこと?
そんなふうに見えないんだが 鈍繁
「シネ21」誌の蓮實特集に掲載された御自宅の書架の写真を眺めていて、
松浦寿輝、高橋源一郎、島田雅彦がポツンと一冊あるのとは違って、トー
マス・ベルンハルトは『凍』『理由』『ある子供』の三冊も並んでいるの
が目に付き、またしても「二十世紀小説論」を期待してしまう。
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2024年4月12日