今回は、芥川賞も直木賞もともに力量のともなう人でよかったね。
もし、「美しい顔」が受賞だったら、日本文学はまた一段格落ちするところだった。

まずは一安心だけど、ただひとつ「群像」新人賞はかつてとはまったく別の俗物に
なり下がっていることだけはハッキリした。