思い出なんかについては折に触れて語ってるよ
ガルシア=マルケスに「眠れる美女」のモデルを紹介してくれと頼まれて断ったエピソードなんかもあって、「悲しき娼婦」を読んで断って正解だったと振り返ったりしている
まずは大江のノーベル賞受賞講演くらい読んでごらん
川端と自分との違いについて触れているから
>12月7日にストックホルムで行われた晩餐会での基調講演は川端の「美しい日本の私」をもじった「あいまいな日本の私」というものであった。
>ここで大江は、川端のいう美しいという概念はvague(あいまい、ぼんやりした)で実体が定かではない神秘主義に過ぎないとし、自分としては日本をambiguous(あいまい、両義的)な国としてとらえると述べ、前近代−日本と近代−西洋に引き裂かれた国、としての日本を語った。