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川端の短編は三篇「挿話」「望遠鏡と電話」「さざん花」

大江は非常に川端には批判的
「望遠鏡と電話」はどうしようもない
「さざん花」は大作家川端康成が日本人にとっての最大の問題を捉えている小説である、が
感想で小説を終えるという日本独特の形式、本当は文学としては成立していないのではないかという疑いもある書き方を日本文壇の中心においた
僕にはこの形式は感心できない。しかし本当に複雑な心理が書かれており、深いことは深い

もし横光が生き延びて文壇のリーダーになっていたら日本文学はどのように違ったのだろうか

梅崎春夫の評価と牧野信一の評価が高くて、読み直した