持たざる中でギリギリで生きる人生は
たくさん所有し背負ってる人生より
ずっと人間臭くて本質的だ自由だと思わせるって意味では
やっぱり中上は文学として秀逸なんだな
「いろいろ考えさせられる」という曖昧な読後感の正体は
持ち続けるか手放すべきかの選択を迫られる躊躇感なのかな