狭い意味では、パノプティコンというのは、監視カメラが発明されてはじめて、ほぼ実現した、といえるわけだろう。
ただ広い意味では、それに類する機能を持った施設というのは、あった、というのは
別におかしくはない、というよりも、常識的な見方だろう。
労役刑という考え方にしても、近代においては、昔のものとは違うだろうし。
それは近代では、労務を通じた矯正でもって勤労者市民としての道徳を身に着けさせる。というような意味では、教育刑と結びついたものになっている。
共産圏なんかでは、教育と労役というのはもっともイコールになっていたわけだ。
たとえば、北朝鮮でも、たてまえはそうなわけね。