http://www.afpbb.com/articles/-/3170352?cx_part=latest&cx_position=18
ノーベル文学賞(Nobel Prize in Literature)を選考するスウェーデン・アカデミー(Swedish Academy)の著名会員3人が6日、
性的暴行スキャンダルの渦中にある男性とアカデミーとの癒着に抗議して同団体を辞任したことが明らかになった。
今回辞任したのはペーテル・エングルンド(Peter Englund)氏、クラス・オステルグレン(Klas Ostergren)氏、
シェル・エスプマルク(Kjell Espmark)氏。
3人は5日、ストックホルムの飲食店で行われた定例会の後、辞意を固めた。
3人は終身会員なので制度上辞任することはできないが、会議への出席を強制することはできない。
アカデミーの定員は18人だが、女性会員2人が数年前から活動しておらず、今回3人が去ったことで5人が活動を停止することになった。
地元日刊紙ダーゲンス・ニュヘテル(Dagens Nyheter)およびアフトンブラデッド(Aftonbladet)の文化面は、
3人の辞任についてそれぞれ、アカデミーの「崩壊」につながる「最悪の事態」、「バベルの塔(Tower of Babel)が崩れつつある」と表現している。