イシグロはテーマの深さというよりも
既存の文学的伝統を少しだけずらすテクと着眼点が
なかなか
だから次回作もジャンルを英文学の伝統から
上手く新鮮に見せると思う

ディストピアなんて手垢がついたものを
英文学的に料理できるわけで

春樹はプロットや修辞の操作だけどイシグロはそれを
文体レベルで出来る

なぜかというと