「組織を認めることと、何ができるかは別の議論」憲法9条への自衛隊明記をめぐって

 民進党の小西議員は「自衛隊が災害救助とか、いざという時には戦ってくれることに感謝も敬意も表している」としながらも、「安保法制によって、今の自衛隊は、日本を守るだけの自衛隊ではなく、アメリカも守れる組織“米衛隊“になった。
この状態のまま自衛隊を9条に書き込むと、9条が壊れてしまう」と、
集団的自衛権の行使が一部容認された自衛隊を正当化するための憲法改正は危険だと主張する。

「安保法制によって、今の自衛隊は、日本を守るだけの自衛隊ではなく、アメリカも守れる組織“米衛隊“になった。
この状態のまま自衛隊を9条に書き込むと、9条が壊れてしまう」と、集団的自衛権の行使が一部容認された自衛隊を正当化するための憲法改正は危険だと主張する。

そして紙芝居を使いながら「あるところに、心優しい日野少年という男の子がいた。お母さんの憲子さんが『自分の身は自分で守りなさい』
とスタンガンをくれた。ただ『このスタンガンは自分を守るためだけに使いなさい』と言われていたのに、ちょっと気の強い米田くんが
『いいもの持ってるな、手伝え』と言ってきた。日野少年は泣く泣く隣町のケンカ、
つまり海外派兵することになった。結局、日野少年はボコボコにされてしまった」と、日本の行く末を説明した。

 同じく反対派・希望の党の柚木道義・衆議院議員は小西氏の説明に同意しつつ「自衛隊を明記するとスッキリする面は出てくる。他方、巻き込まれるリスクがデメリットとして出て来る。
地球の裏側まで出かけて行って戦うようになると、
ロンドンやマドリッドで駅が爆破されてたくさんの人が亡くなったようなことが日本でも起こるのではないか」と警鐘を鳴らした。


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