まるっきり観ないわけじゃないんですけどね。テレビのまんが映画。
最近だと去年NHKでやってた「ダムキーパー」とかは大好きでした。
今OAしてるのだと東宝の「高木さん」なんていいと思います。
「音声が」ですけど。
たまたま第一回のオープニングを観たときに、主題歌の展開が変わった瞬間、
アコギの左手のヒュッ、て音が聴こえて(…あれ?)っと思ったのがきっかけで
そのまま30見ちゃったんですけど、あんまり音が素晴らしすぎて、
毎週観てます。お話じたいは、シャブ中状態のパラノイアなヒーローが、
きれいでやさしくて、少女らしいかわいい好意をしめしてくれる同級生の
女の子と、脳内で勝手に戦うという妄想爆笑まんがみたいな感じ。
ほのぼのとした少年少女の恋心が微笑ましい、こころ暖まるやさしいお話
なんですが、とにかくサントラがすごすぎて観るのをやめられません。
ほとんどが生楽器で、ホーンとかアコギの入れかた消えかたもすごく気持ちいい。
ギターのコードなんかも凝っててポップなんです。ドラムは単調だけど
細かいとこがバカウマという♪。劇中BGMは各曲基本テーマからの展開の
バリエーションが多彩で、同じアレンジの使い回しやダブリが少ない。
しかも2chステレオとしては最高の音質。ヒロインのヒ愛らしさにーローの
少年がヘニャ〜となるチョロさを表現するベタベタのお約束BGMがあるんですけど、
チャイムやメロトロンのイントロからピアノが入ってくるまでのバランスが
すごくて毎回深夜に爆笑しています。楽器演奏に興味のある人はぜひご覧に
なるとよいと思います。すごくやる気が出る。

あとね、全編音楽が流れたり、主人公の独白にはかなりリバーブがかかって
いるにも関わらず、役者さんのセリフが完全にクリアに聴こえる。全人物。
どんだけ音がかぶっていても、聞き取れないコトバがひとつもないんです。
これは、私にとって最近のテレビまんがではものすごく珍しいことで、
感動しながら見てるんです。すごく神経使いながら作っているんだろうなあと
思います。音づくりに関わっているひとたちの誠実な仕事に頭が下がる。
お奨めですよ♪