純文学5誌総合スレ第63巻目
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
芥川賞あげて文壇入りしたことが円城にとって必ずしも良いことだったとはいえないだろうな。
本人は嫌でも意識するだろうし、SFファンでもなんでもないけどSF作家としてもっと上を狙えたのかもしれないとは思うね 芥川賞候補予想
〈有力〉
今村夏子「ある夜の思い出」たべるのがおそいvol.5
高橋弘希「送り火」文學界5月号
町屋良平「しき」文藝夏号
古谷田奈月「風下の朱」早稲田文学初夏号
高山羽根子「オブジェクタム」小説トリッパー春号
谷崎由依「藁の王」 新潮6月号
北条裕子「美しい顔」群像6月
〈斜め上枠〉
松尾スズキ「もう「はい」としか言えない」文學界3月号
小谷野敦「とちおとめのババロア」文學界3月号
木村紅美「羽衣子」すばる3月号
小山内恵美子「あなたの声わたしの声」すばる4月号
樺山三英「団地妻B」すばる4月号
古市憲寿「彼は本当は優しい」文學界4月号
水原涼「少年たち」文藝夏号 この候補ならやっぱり藁の王かなあ
美しい顔はこのスレに出ていたように訛りなしなのが致命的だったし送り火は題材がなあ
個人的には高橋弘希好きなんだけどいつもいつも題材が暗すぎる
高橋はこのままだと芥川賞は厳しい 実は藁の王そこまでとも思わなかったんだよな‥
面白くは読んだんだけどそんなに良かったかな
読みこめてないのか、もう一度読むか。 >>782
斜め上枠は頑張ってるけど残念な人の集まりだね
小谷野は芥川賞卒業したといってたけどどうしたのだろう
>>784
サーラレーオそんなによかったか?
おれは駄目だった 町屋さんのしきは面白くなかった。
水原さんのはまあまあ。この人せめて候補にくらいして単行本を出してあげてほしい。 松尾スズキの「もう「はい」としか言えない」は6月末に単行本が発売予定で文春が最高傑作だと推しているから候補入りの可能性は高い 松尾スズキはもう芥川賞の対象にはならない雰囲気あるけどなあ
最初にノミネートされたの2005年だぞ 円城はSFでも売れなかっただろ
芥川賞受賞後という絶好のタイミングで伊藤に乗っかってもメジャー作家にはなれなかった
受賞会見で、あと何回か候補になるだろうと思っていたという意味のことを言ってただろ
つまり芥川賞を狙って書いていたということで賞が取れたから食っていけるようになった サーラレーオ俺もだめだった
何がよかったのか教えてくれ 円城さんは売上では成功しているとは言えないだろうね
だから文壇での出世という道を選んだんじゃないかな
あの作風では「評論家うけ」「内輪受け」から抜け出せてない >>794
ほんとだ。講談社から出るね。
講談社ははぶりがいいな。
>>795
見てないけど、たべおそ掲載では短そう。 今村夏子と高橋弘希はいい作家だから無駄に候補にあげないでほしい。
受賞できるならいいが、他にいないからって候補回数の消費はいかん。 >>794
ほんとだ。ボラン懐かしいな。
書いてないな〜と思ってた時期は早稲田の大学院に行ってたんだな。
時期も時期だし、また芥川賞の候補にならないかな。
木村紅美とかも久しぶりで候補になってたし、最近の作品も悪くないと思うけど。 今村は短いほうがキレがあっていい作品だと思うけどね。
食べおそはそういう作品が多い気はする
テイスト的に >>800
まああの雑誌自体が短編しか載せられないというのはあるからな。
あみ子が一番の傑作だけど、あひるの単行本に入ってた森のシリーズ2作もなかなか
よかった。短編から中編くらいがあの空気を出すのにちょうどいいのかもしれない。 漫画雑誌が続々休刊になっているが
文芸誌はそんなに読んでる人いなさそうなのになかなか休刊にならないね。
小説現代は一年半くらい休刊してリニューアルするみたいだけど。
図書館で買ってくれるからある程度部数として確保できてるのかな。 それは最初から赤字だし
漫画の収益で文芸部門をフォローしてるようなところがあるね 漫画で大きな収益だせるのって講談社と集英社じゃん
文学界、新潮、文藝には当て嵌まらないんでは? 最近、某老舗月刊漫画誌が休刊になったってヤフートップニュースになってたな
部数は5万部だったそうだ
文芸誌なんて、群像やすばるは6000〜7000部と同人誌なみで図書館しか買わないのに潰れない 文芸春秋で役員人事大もめ 現社長は退任へ
5/31(木) 7:55配信 このスレも平和になって来たな
やっと大畑とその取り巻きが荒らすのをやめたかな 石原千秋が「美しい顔」を絶賛
なぜ絶賛しているかはよく分からん
作者が美人だって言いたいのは分かる スケベジジイどもが美しい顔を絶賛するのはわかる
美しい顔って上の指摘にあるように文化的盗用に近いと思うが
シスジェンダーの作家がLGBTQの文学を書くみたいな話
↓が参考になる
誰がクィアの物語を書くべきか?
https://i-d.vice.com/jp/article/8xeg4b/does-it-matter-who-writes-queer-stories 確かにスケベじじいっぽいな
【産経新聞文芸時評】6月号 早稲田大学教授・石原千秋 被災描くフェミニズム小説
「群像」は、作者紹介も選評も受賞作のあとに置いている。まず作品をという姿勢が、
受賞作へのリスペクトを示している。そこで、読後にパラテクスト(テクストをめぐるテクスト)として
「受賞のことば」を読むと、北条裕子は被災者ではなく、ボランティアとして被災地に赴いたことさえないという。
つまり、北条裕子はただこの大災害を見ていたのだ。だから書けたのだとわかった。
そして、北条裕子のポートレートを見てわかった。「美しい顔」なのだ。
かつて、平野謙という文芸批評家が新人作家について不用意に美人だと書いて批判を浴びたことがある。
いま、僕は北条裕子のポートレートをパラテクストとして見ている。だからわかることがある。
これは極めつけのフェミニズム小説なのだ。「北条裕子」は、何を言っても何をやってもその
「美しい顔」によって意味づけられてきたにちがいない。たとえば、悪意さえも。「北条裕子」は、
それを「美しい顔」の内側からずっと見てきた。これが、震災報道に関して言う
「なにか得体の知れない不快なもの」の正体にちがいない。これは本人さえも知らないことだろう。
それでいて、「北条裕子」のポートレートは「私を買ってください」と言ってはいないだろうか。
一人称とはそういうものだし、作家とはそういうものだ。 選考委員が褒めていたらそれに乗っかる
その程度の人間だよ石原千秋は
村上春樹が評判だと思えば「謎解きムラカミ春樹」を出す
春樹が酷評されるようになると動揺する
それが石原千秋
自分の見識などない >>つまり、北条裕子はただこの大災害を見ていたのだ。だから書けたのだとわかった。
これについて同意だわ
このスレで方言を使えだの言ってるアホには絶対に書けない小説 >>816
方言を使わないといかん小説やろ
石原のスケベ批評は意味わからんからおいとくけど
ただ見ていたことを表現したいのなら舞台を被災地にする必要全くなしやで そうじゃなくてさ、
作品のテーマが震災ではなくて、
美しい顔なんだよ www 石原は、美しい顔こそがテーマであった
と喝破した! この作品における美しい顔とは、
マスコミの求めに応じてお涙頂戴でもなんでも得意げに語る
自分の顔のことだ。
そしてそれこそが、この作品の核心部分なんだ。
そして、作者の顔写真!
そのことを、作者自身も気づいてないと。石原はそう言ってる。
見事だ! エロオヤジ! この美しい顔という作品は、
震災を語ったものじゃなく、自分を語ったものだ。
そして、この作者の人生はいつもその顔によって、
意味を与えられてきた。
その顔ですと、写真が掲げられている。
そういう作品だ。 >>822
それ全然低劣ちゃうぞ
いまの時代やとむしろ最先端や >>823
つまり上の書き込みにあったとおり完全なる震災利用やんけ 作中で主人公サナエは、
震災取材のマスコミをあたかもヒロインとしてさんざん利用してるじゃないか。
それは作者自身のスタンスだ。
震災に群がってきたものに自分を売る。
作者はサナエそのものだ。 なにも分かってないなあ。
震災文学なんかではないんだよ。
美しい顔に運命づけられた
自分の人生について語ってるんだ。 どうでもいいんだ、そんなもの。
震災は関係ない。材料だから。 必要だったのは、
群がるマスコミを利用して、
運命を切り開くそのシチュエーション。 モデルでも美しくない顔の人ってめちゃくちゃたくさんいるんだよ
モデルや芸能人事務所のウェブサイトを覗いてみるといい
それで、北条さんは悪いけど、そのなかではそれほど美しい顔ってわけではないと思う
売れていなかったのだから、そういうことなんだよ
スケベジジイは舞い上がっているみたいだけど >>831
せやからその震災利用は倫理的にどうなのかって話やで
ほんまに頭悪いな だから、この作者の本当のテーマは、
運命を狂わせる女みたいな感じなんだろ。
マレーネ・ディートリッヒみたいな感じかな。 個人的には北条さんより未映子の方が美しい顔だと思うが
あとモデルに必要なのは美しい顔ではなく美しいスタイルと個性的な顔だよ 倫理がなんだよ。
お前の書いてるのは道徳の教科書なのか? >>835
その題材は震災なくても書けたんちゃうって話やで
震災利用に倫理的な問いが発生するのは必然や 芸術はさ、まあ、文学も芸術とおもうけど、少なくとも純文は、
なんらかの美を見つけだして提示することだと思うんだよ。
そこに善悪は関係ない。
なにを美しいと考えるか。
君の話は意味がない。
少なくともアートとしてはね。 そのようなアートが免罪符になる見方は確かに古臭いですよ。
アートの名において人を傷つけまくる事件が続発してアートが何をやってもいいというわけではなくなった。
海猫沢めろんもそういう話をラジオでしていた。
純文学には倫理的な規範やポリティカルコレクトネスをインストールできない人たちがいるともいっていた。 >>824
なにが最先端なんだか
なら批判も被災者じゃなけりゃ意味ないさ
もちろん俺は作者にも批判者にもそんなものは求めないが 当事者性の軽視もさすが絶賛衰退中の時代遅れ国家日本という趣がある。 当事者であるというだけで意味をなさなくなる批判に価値があるとは思えない
何も俺は ID:6DE/FIf8のように芸術が倫理的道徳的なものの軽視を許す免罪符になるとは思っていない。いないがこの作品に対するその手の批判は過剰
これを許さないという人間は娯楽芸術問わず世の創作物の殆どが憎いだろう この美しい顔という作品に関しては、
そもそも震災文学なんぞではないんだって。
シチュエーションを借りた、
自分語りの物語。
美しい顔、それがテーマなんだ。 ID:HfO83y25 の意見には同意だけど、口が悪すぎるわ >>847
過剰?何が?
具体的に何が過剰なのか言えるか? ちなみに作者が被災者だったらなおさら訛りがないから奇妙だなとなるだけだ
被災地にセットを組んで下手なドラマを撮影しましたって喩えが本当にしっくりくる 整形ブスだろ
こういうのを美しいと言ってるようでは
審美眼がないよ 「想像ラジオ」は実際に被災者に読ませて面白いかアンケートをとった
面白いという意見が多かった
美しい顔もアンケートをとると良い
講談社が河出のような営業のフットワークがあるか分からないが まあこんだけ盛り上がるってことは話題になる作品なのかね
それも含めた狙いというのもあるだろう >>855
まあ源ちゃんが盛り上がるだろうって予測してたからねえ。
関係者もまじってるのかも。
文學界新人賞が受賞作なしだし、太宰賞は中二っぽくて話題にもなってないから
結局これしか話すことがないんじゃない。 >>855
コネ受賞なんだろう
朝吹のときとそっくり コネ連呼とワナビ連呼が消えればもうちょっとマシなスレになるのに コネクションズワールド か 世界〜 〜存在 か。戦線富国か命の投機か。 悪いけどそこまで美人かな?
みえこさんとかジニの人とかのが美人だと思う。 みえこさんは文句なしの美人だもんな
阿部和重が羨ましい
そういえば阿部和重の名前を最近聞かないな
何をやってるんだ彼は 【毎日新聞文芸時評】
5月 震災後の表現 小説の可能性示す=田中和生
マイッタ。
第六十一回群像新人賞を受賞した、北条裕子の長篇(ちょうへん)「美しい顔」(『群像』)を読んだ感想だ。
新人賞受賞作であることを忘れ、気がつくと作品に強く引き込まれて、激しく感情を揺さぶられた。
ついに二〇一一年に起きた東日本大震災を「表現」する作品が登場したと言っていい。
もちろん震災時の出来事を取り上げたり、震災後の現実を描いたりしている作品は、震災直後からいくつも書かれてきた。
しかしそれらは震災が起きたという事実を「反映」しているだけで、本質的なところで表現しているとは言えなかった。
そう感じさせる作品である。
作者自身が「受賞のことば」で「被災者ではない私が震災を題材にし、それも一人称で書いた」と証言しているが、
語り手の「私」は東日本大震災で被災した、十七歳の女子高校生である。七歳の弟「ヒロノリ」を連れて高台まで逃げた「私」は、
津波に飲み込まれる故郷を目の当たりにし、被災者となって看護師だった母の行方を探す。
いささか「私」に変わったところがあるとすれば、周囲の期待に応えるようにテレビの取材を受け、
支援物資が届かない被災地で母親との再会を信じて待つ少女という役を演じるようになることだ。
実際その役は避難所の状況を変える力をもち、だから「私」はマスコミを利用するつもりで役を演じつづける。
同時にそれは、母の行方と直面しないことを意味する。(つづく) (つづき)
十七歳の「私」なら、いかにもありそうなその自意識の劇の背後で、まだ自意識などなく母の行方を探す「ヒロノリ」、
行方不明者の捜索を手伝う母の友人などがいて、ふとしたことでその劇は破壊される。そこからはじまるのは、
震災後の被災地では幾万回とくり返されたであろう、被災者が肉親の死と直面するという過酷な劇である。
被災者ではないわたしも、その劇が過酷だとりかいしていたつもりだが、しかしそれは実感ではなかったと思い知らされた。
フィクションこそ現実にかぎりなく接近できる、という小説の起源以来の逆説を証明しているがゆえに、
震災後における小説の可能性を示す作品になっている。
マスコミがわかりやすく編集していく現実とその現実に生きる「私」の齟齬(そご)を可視化する、なにより文体が素晴らしい。 >>866
美人美人っていうからどんな美人かと思ったらほんとにタレント級の美人だな 今、評論家書評家って褒める人しかいないでしょ。
きちんとした評論できる人っているの?
同じ業界人を褒めちぎって終わり、みたいな人しかいなくない? 全然売れないから書評家が褒めるやつしかいなくなって
いまおそらく批評の質も映画批評やアニメ批評以下 >>866
これは、モデルをやってる去年のだろうけど、群像授賞式の近影とイメージが違うな。
モデルから作家のイメージに変えていっているのだろう。
https://goo.gl/images/Z61bsw 何人いるのか知らんけど、ここで必死こいて叩いてる奴らが面白いから是非とも芥川賞を取って欲しいもんだ たべおその今村夏子の短編面白かった。
やっぱり上手いね、この人。 >>875
炎上商法だったり、やたら褒めまくったり。
とにかく話題になるためには手段を選ばないんだと思うよ。
太宰賞、三島賞なんて空気になってるし、文學界新人賞は受賞作なしだし、
絶好のチャンスだと思ってるんだろう。 そんなに推してるなら芥川賞発表前に単行本化されるかな。
ジニの時みたいに。 水原涼ってもしかして候補入り濃厚なのかな。
7月末に単行本発売なんだけど。
独舞なんか全然話題にならなかったけど、本出てるし、講談社も河出みたいな感じで自転車操業的にガンガン本出す
方向に変わったのかな。まあ新人さんにとってはいいことかもしれないね。 サーラレーオ読んだけど、イマイチだったな。
どこかで読んだようなストーリー…。
この人はアンダーグラウンドっぽい作品よりお仕事小説のほうが向いてると思う。 >>889
おそらくお仕事小説ばかりで引き出しが少ないから他ジャンルに挑戦したんだと思う
失敗した感じだけど次はどうなるか >>537
石原千秋、登場人物名まちがえてる。
>村田沙耶香「地球星人」(新潮)は、人間の生殖行為を異化し続けてきた村田文学の
>索引のような趣がある。
>自分をポハピピンポポピア星人だと信じる貴世(きせ)
自分をポハピピンポポピア星人だと信じているのは奈月(なつき)。
貴世は、奈月の姉の名。ヤリマン俗物地球星人
石原千秋先生、しっかりしてちょ 【東京新聞 文芸時評】北条裕子「美しい顔」 乗代雄介「生き方の問題」 佐々木敦
群像新人賞受賞作の北条裕子「美しい顔」(『群像』6月号)は、大変な力作だ。
「選考委員激賞」とあるのを横目で見つつ、どれどれお手並み拝見といった気分で読み始めて、
すぐさま瞠目(どうもく)した。そのまま熱に浮かされるようにして一気に読み終えてしまった。
これはちょっと相当に凄(すご)い小説である。力作と書いたが、まさに言葉に宿る「力」が尋常ではない。
この小説で描かれるのは、二〇一一年三月十一日の出来事、あの日から始まった出来事である。
語り手の「私」は十七歳の女子高生で、重篤な被害を負った地域に住んでいた。巨大な津波によって自宅は流されてしまったが、
十歳年下の幼い弟とともに九死に一生を得て、現在は避難所にいる。父親は五年前に亡くなっている。
看護師の母親とは連絡が取れない。当初は水や食糧も枯渇する状況だったが、東京のテレビ局が取材に来たことをきっかけに、
避難所にはさまざまな支援が寄せられるようになる。そんな中で「私」は被災地に住むけなげな少女を、
内心は底知れぬ忿怒(ふんぬ)を抱えながらも上手に演じて、そのことによって余計に胸の奥にどす黒いものを貯(た)め込んでゆく。
この小説はそんな「私」の独白である。
とにかく「私」の、まるで吐き散らすような脳内の饒舌(じょうぜつ)、言葉の奔流が凄(すさ)まじい。
彼女はとにかく怒っている。ありとあらゆること、ありとあらゆるものに、心中で牙を剥(む)く。
だが表面的には彼女は「可哀相(かわいそう)な少女」を見事に装っている。そして自分の演技に騙(だま)
されて本心に気づかない周囲や世間に対して、凍り付くように冷笑的な侮蔑を隠し持っている。
しかし彼女が怒りを感じているのは、ほんとうは自分自身になのだ。そのことにやがて彼女は、
ひとりの年上の女性によって直面せざるを得なくなる。この小説は「私」が如何(いか)にして
暗い穴の底から出てくるかを描いている。(つづく) 荒削りな作品ではある。モノローグの勢いが強過ぎて、その速度に書き手が酔っているように
思えるところもなくはない。だが、細かな弱点を全て勘案したとしても、これは本物の小説である。
むしろ生半可な小細工や技術には目もくれず、ただひたすら真正面からあの出来事に向き合っているさまに
感動を覚える。作者は一歩も後ずさりをしようとはせず、逃げていない。こういうことはめったに出来ることではない。
しかも、作者は実は被災者ではないのだ。北条裕子は東京都在住であり、あの日も、あの日からも東京に居て、
これまで被災地に行ったことさえないのだという。しかし、それでも彼女はこの小説を書いたのだし、
書けたのだ。書く必要があったのだ。このことはよくよく考えてみるにたることだと思う。これは才能の問題ではない。
なぜ書くのか、何を書くのか、というのっぴきならない問題なのだ。小説を書くことの必然性の問題なのだ。(つづく) 同じ雑誌に、やはり群像新人賞出身の乗代(のりしろ)雄介「生き方の問題」が載っている。
デビュー作『十七八より』以来、私としては、文学や哲学思想にかんする豊饒な衒学(げんがく)趣味に彩られた、
凝りに凝った語りの戦略に感心させられつつも、いつもどこか策士策に溺れる的な弱さや甘えを感じなくもなかった。
だが、今回は素晴らしい。
全編は、二十四歳の「僕」が「貴方(あなた)」こと二歳年上の従姉(いとこ)に書き送る一通の長い手紙
という体を取っている。ほんの幼い頃から「僕」は「貴方」を思慕してきた。
十代になるとそれは欲情の形を取ることになった。しかし大人になってからは顔を合わせることもなくなり、
やがて二人の子供を抱えて離婚したという話だけが伝わってきた。手紙が送られる一年前、突然に「貴方」から連絡があり、
二人は久しぶりに再会した。手紙は、その日の一部始終を極めて詳細に綴(つづ)ってゆく。
これまでの乗代作品と同様に、高速回転しながら迷走する自意識がそのまま転写されたかのような文体で、
「僕」は「貴方」への想(おも)いを饒舌に語り続ける。つまりこれは恋文である。恋文は多くの場合、
具体的な目的を持っている。「僕」の手紙も例外ではない。このことが、この小説の重要な要素になっている。
と同時に、ひとは常に我が身に起こっている出来事を、その後になってからしか語ることが出来ないという、
当たり前のようだが厄介で切実な問題にも、この小説は果敢に挑んでいる。そして、この手紙=小説は、
最後の一文を目にした瞬間に頬が緩み涙腺も緩むような鮮やかな幕切れを持っている。
「世にも珍しいエピグラフ付きの手紙」と称される冒頭のキルケゴールの引用も、最後まで読み終えてから戻ってみると、
深い含蓄がある。率直に言って、今回はすべてが上手(うま)くいっていると思う。しかもこれは明らかに、
この作家にしか書けない作品である。 >>890
高橋弘希は掲載後すぐ単行本が出る。やっぱり人気なんだろうな。 佐々木敦っていまの褒めるだけ批評の先鞭をつけた批評家だよな 村上春樹さん、肉声聴ける機会…初のラジオDJ 6/5(火) 6:09配信 読売新聞
日本を代表する人気作家の村上春樹さん(69)が、初めてラジオのディスクジョッキー(DJ)を務めることになった。
TOKYO FM(全国38局ネット)で8月5日に放送される番組「村上RADIO(レディオ)」で、「RUN&SONGS」をテーマに自ら選曲も行い、
くつろいだ雰囲気で話す。村上さんはこれまで国内のテレビやラジオに出演したことがないといい、肉声が聴ける貴重な機会として注目を集めそうだ。
放送は午後7時からの55分間(一部地域で時間帯が異なる)。村上さんはラジオに愛着を持っており、若い頃にはジャズ喫茶を経営するなど、
音楽への造詣も深い。一方でランニング歴も長く、フルマラソンを何度も完走するほど。 >>898
栗さんが批判的なこと言ってるのって
芥川賞のニコ生のときだけ? >>900
何年か前、栗ちゃん月評担当してたよな
駄目なものは駄目と辛口だった
文芸批評家の中では厳しい方だろうよ 新潮7月号 古川真人「窓」200枚
芥川賞狙って来てるな すばる、新潮、文學界の表紙が出てるけど、群像は相変わらずぎりぎりまで出さないね。
そういう戦略なのかね。 栗ちゃんは最近褒めるだけだよ
好き嫌いは言うけど批評はしなくなった 褒める批評家でないと干されるんだろうね
褒める批評家ほど仕事が多い
佐々木敦みてるとそんな感じだ >>906
文芸誌の仕事来なくなったってニコ生で言ってたよ。
批判してたら干されたのかも。
ちょっとかわいそう。どんな作品だって
読む人によって感じ方も違う。読まずに悪口言ってるとかならともかく、批評家としてきちんと意見言うのは
別にいいと思うけどね。 逆張りではないが、褒める書評はそれはそれで時代の反映だと見るがな
叩いたり貶したりの批評は逆に考えると、確固とした判断基準があるということの裏返し。
叩く批評が減ったのは、かつて信じられていた価値判断の基準が揺らいだ、信じられなくなっていった、という
ことの反映である
のかもしれない。今思いついて適当なことを書いてるだけ
だが >>911
批評理論的には今も昔も確固たる基準はあるよ
ただ、褒めるだけの批評はあなたの言うように時代の反映ではあると思う
何が変わったのかといえば、純文学の権威が失墜して読者が減少したこと
批評が果たしている機能はたくさんあるけどその中に、良い作品を比べて選び出すというものがある
読者はその批評を読んで作品の良し悪しを判断し、面白そうなものを選んで購入するわけだ
しかし、誰も純文学を読まなくなったいま、そういう批評は必要なくなっている
いかに作品が素晴らしいかを力説して読者に興味を抱かせることが第一になってしまった
もはやこれは批評ではなくて広告なんだよね
ちなみに、純文学よりも映画やアニメの批評は機能している
純文学よりはまだマシな状況だからだと思う この褒めるだけの批評は当然のことながら悪影響を及ぼす
作家へのフィードバックがなくなるし、よく小説を読む人にとっては読む価値のない駄文となる
広告のような批評ばかりしていたら批評家の権威も失墜してしまうだろう
批評家が内向きになると業界に緊張感がなくなるし
結果として小説の可能性を引き出せずに作品の質が落ちていく
作品が売れないと出版社も作家も批評家も食えなくなることは、彼らの考え方を推測する上でおさえておきたい
批評家も仕事でやっているから仕方がないのだ
だからこそ、こういうスレッドやアマゾンレビューで小説愛好者たちが、それこそ本来であれば批評家がやるべき仕事をするのは意味あることだと思う 「小説愛好家」か(笑)
我々は舞台で繰り広げられるはずの小説やその批評を楽しむいわば観客だった。
舞台に上がりつつあるということか。
小林秀雄は褒める批評家だよね。
だから褒めるだめの批評もありだと思う。
けれど、逆の辛口批評の醍醐味を知った今となっては、すたれてしまうのは寂しい。
両者共存で行って欲しいところだ。
それが文化繁栄に寄与することじゃないか?
ただ、褒めるだけの批評があってもいいとはいえ、各批評家の自分ワールドが全開なだけで、質が悪い。
特に陣野なんかが文学界で連載していた「文学へのロングパス」は、
各作家へのラブレターなだけで気持ち悪かった。 文芸誌は、とにかく小林秀雄や現代作家たちを褒め殺ししとけっていう連載批評ばかりだな。
あと、村上春樹。
それが支配的空気になっている。
すばるのいとうせいこうがやってる文芸漫談は死んだ文豪の作品に毒づいて気付きを与えるので許されている。
忘れてはならないのは、群像の創作合評で、新人作家たちの長所も短所も議論されている。
最後の砦かもしれない。
(が、しびれるものはない。)
新人と批評する側だけ行き来している閉じた空間で、読者を巻き込んで読み続けさせたくなる威力に欠ける。 柄谷とか中上がいた頃の文壇は面白かったけどな
今は見る影もない
アホしかいない 今回の北条裕子さんへの批評は明らかにスター新人に仕立て上げようとする意図が透けて見えてしらけてしまうね
編集側の売ろうって魂胆が丸見えで批評は見事に読むにたえないなかみのないものしかない
コピペされている批評家たちの評を読めばすぐにわかる おらおらや百年泥の人、ジニとかも含めて二作目が発表されないし、
その場しのぎで新人推しして売ってもあとが続かないじゃん。
候補にもならないような人のほうが続けて書いているよ。
春見とか乗代とか。 小谷野氏が対談してるあの新聞は結構好きだよ、わりと言いたい放題言っていて。
まああの新聞自体、一般人の目には触れないから出版社側もどうでもいいのかもしれないけどw すばる迷走してんな。
編集長変わるまで買うことなさそう。 若竹と石井はまだ半年しか経ってないしもう少し待ってあげようよw
純文学が売れない時代だから批評も広告にならざるを得ない、っていうのはすごい分かる
文学賞の選評くらいしか一方的な批判て見かけないもんな ここなんかだと、批評としての面白さに着目するけど
批評家の本来の重要な仕事は作家を見出すとか、代表作を書いたら評価するとか、そちらの方面ではないかと思う。
それが一番大事かどうかは意見が分かれるところだが
かつての辛口批評家と言われた人達はそれができていたか?
できていないのなら、その批評家はトータルでは文学世界に寄与していなかったのかもしれない 辛口なだけでここだと褒められるけど、小谷野の書評が優れているとは到底思えない。佐々木の方がよっぽどマシ
栗原は俺も好きだけど >>924
もう少し待つってのは同意だけど
半年前は芥川賞でその数ヶ月前に新人賞受賞その半年前には締め切りがあったんだから
前作書いてから1年以上は経ってるでしょ >>914
嘘言うなよw
価値判断の確固とした基準を示すことができる批評理論ってなに?
あるなら具体的に教えてくれ
今も昔も根拠を示してAよりBがいくらいくら優れているなんて批評は成立してない 小谷野は確固とした判断基準はあるんだと思う
普遍性があるかは知らない >>929
フェミニズム批評やマルクス主義批評はある程度判断基準は確定してると思うぞ >>931
それはフェミニズム批評やマルクス主義批評が「文学理論」とは無関係な「文芸批評」としてまともに成り立ってないものだからでしょうが
単に「政治」や「主義思想」を物差しにて作品にあてるだけのものを「批評理論」とは呼べない
君の言ってる判断基準は政治的、思想的判断基準であって「批評」とは別物
古今東西、価値判断の基準を示すことの出来た「批評理論」など存在しない
もし存在すれば、誰もがその「ものさし」をあてて作品の点数を知ることができるわけで「批評家」とか「評論家」という職業も前向きな意味で死滅し完全に過去のものとなる >>932
うーん
あなたの主張よりフェミニズム批評やマルクス主義批評を批評理論として扱っている文学理論書の方を信用したくなりますなあ てか、理論なんだからある程度確固たる軸があるんだよね
ものさしのように当てはめるとこぼれ落ちるものがあるから批評が複雑になるわけで 批評理論も更新されていくって主張ならそりゃそうだとしか言えないので、あなたの主張するとおりだけれども >>933
もっと分かりやすく言うよ
フェミニズム批評とマルクス主義批評は別物で、だから別の「理論」を主張してるわけでしょ
だから当然Aという作品を前者が高評価しても後者が低評価するという場合があるわけだ
○○主義批評というのはこの二つにとどまらないわけで、つまり自称「批評理論」の数だけ評価基準が存在することになるし、そもそも同じフェミニズム批評家であっても、作品の評価は定まらない
こういう評価は公平公正で信頼のおけるものとは言えないし、人が変わればおなじ○○主義批評なのに評価が変わる時点でまともな評価基準とはいえない
少なくとも小谷野は文芸作品を批評によって価値判断することは不可能だっていう立場にあることを何度も言明してて、彼の評価は個人的なものだと言ってる なんか問題意識がずれて解釈されそうだから付け加えるけど何が言いたいかっていうと
「批評は価値判断をなし得ない」という命題を主張してるんだよ俺は
別にフェミでもマルクスでもその批評が魅力的に思えるならそれを面白く読めばいいし
個々別々の批評が作品鑑賞や解釈に興味深い視点を与えてくれるっていうことまでをまさか否定しているわけでもない
ただし「批評それ自体は価値判断を含むことができない」ってだけ
価値判断それ自体はいつも個人的なものでしかないんだよ 文学界7月号 内容紹介
創作
村上春樹 最新短編3作同時掲載
「三つの短い話」
<石のまくらに>
<クリーム>
<チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ>
石原慎太郎「―ある奇妙な小説―老惨」
多和田葉子「胡蝶、カリフォルニアに舞う」
松浦寿輝/椎名誠/町屋良平ほか
対談
暦本純一×上田岳弘「AI(人工知能)とAR(拡張現実)時代の文学」
群像7月号 内容紹介
季・憶 伍 西村賢太・重松清・町田康 穂村弘×川上未映子特別対談
すばる7月号
【小説】
保坂和志「読書実録〔夢と芸術と現実〕」
椎名誠「ニワトリ鍋の夜」
二瓶哲也「宮水をめぐる便り」
【特集:日本映画の最前線】
インタビュー/濱口竜介、空族、三宅唱、小野さやか、小田香
対談/深田晃司+太賀「海を越える創作の梯(かけはし)」
10年代の観るべき日本映画/四方田犬彦、田中慎弥、李龍徳、ナイトウミノワ、木口健太
【対談】
中沢新一+朝吹真理子「路地裏に結ぶ古(いにしえ)の像――六本木アースダイバー」
【評論】
佐々木敦「反復と差異、あるいはホン・サンスのマルチバース」 >>928
せっかくの売り時なんだから二作目サクッと出したほうが一般人でも読んでくれる人も多いと
思うんだよね。又吉みたいな有名人はいつでも宣伝すればいいかもしれないけどさ。
普通の芥川賞作家って旬があるから。
小説教室数年通ってたなら作品もいくつかあるだろうし。
個人的には石井さんの文學界新人賞最終残ったっていう小説どんなか読んでみたいんだけど。 >>863
文學界で連載やってるんだけどね…。まったく話題になってないけど。
家計の8割くらいはみえこさんが稼いでいるんだろうな…。 先日ブクオフでたべおそ5(200円)と文學界6月号(50円)で売ってきた。
たべおそって意外と値段つくんだね。
今村夏子さんの小説、幻想的で面白かった。西崎さん好きそう。
あと月評にも取り上げられてたけど斎藤優さんて新人?の馬って短編個人的によかった。
また読みたいな。
大前粟生さん回転草の単行本、(紙のかな?)出るんだね、おめでとう。
初期の作品のほうが好きかも。今回のはイマイチでした。
月評でも美しい顔と藁の王が絶賛だったから、このふたつは候補入るかも。 春樹の短編はなんなんだろう
あれ全部作り話なのかな 話が噛み合ってないだけで>>936と>>937が考えてることはだいたい同じだと思うぞ >>942
同人誌に負ける文學界ってw
6月号の文學界は平野啓一郎の長編一挙掲載号だったな
平野のネームバリューなんてそんなもんなのか 2018年上半期
芥川賞とれるかもポイント
○芥川賞または直木賞候補経験者○新聞&週刊読書人の月評対象作(ただし公募新人賞作品は2分の1ポイント)
○群像合評対象作○文學界新人小説月評担当者2人の上半期ベスト5作品○文學界にて発表作
※除く、デビュー26年以上の作家、300枚以上の作品
■集計開始後、2017年上半期まで3点以下の作品の受賞はなかった。が前回「おらおらでひとりいぐも」(3.0点)と
「百年泥」(2.0点)の低ポイント作品がダブル受賞。はたして今回は?
点候朝読毎産東群週日倉文
数補日売日経京像刊比本學
9○○○○×○○○×○○高橋弘希「送り火」文學界5月号
7○×○○×○○○××○松尾スズキ「もう『はい』としか言えない」文學界3月号
5××○×○×○○××○古市憲寿「彼は本当は優しい」文學界4月号
5×△△△△△×△○○×北条裕子「美しい顔」群像6月号 公募作品
4××○×××○○○××谷崎由依「藁の王」新潮6月号
4○×○××××○○××岩城けい「Matt」すばる2月号
4××○×××○○○××小山内恵美子「あなたの声わたしの声」すばる4月号
4×○○×××○○×××岡本学「俺の部屋からは野球場が見える」群像4月号
4○×○○×××○×××水原涼「少年たち」文藝夏号 >>949
待ってました!
いつもありがとうございます!
高橋、そんなに評価高いのか。
今回の送り火は彼の出世作になりそうだし取るんじゃないかと思ってるところだ。
次スレのテンプレにさせていただきます。
次スレは980くらいになったら立てるよ。 高橋弘希の送り火。
舞台が青森でまた東北ネタか〜と思っていたら、彼に出身地だったw
谷崎由依と高橋弘希のW受賞、もしくはどちらか片方の受賞を希望する。
(ただし、高橋くんの候補の無駄使いだけはやめて。貴重な売れっ子作家なんだから) 水原涼をぜひとも候補に!
文學界新人賞出身なんだし、あちこちでよく書いてると思うよ。
木村紅美とか候補になるくらいなんだから別にいいのでは。 文藝 2018年秋季号
雑誌 A5 ● 550ページ
ISBN:978-4-309-97949-6 ● Cコード:
発売日:2018.07.10(予定)
予価1,404円(本体1,300円)
【長編一挙掲載】笙野頼子【小説】辻原登/松浦理英子/佐々木譲/ミヤギフトシ/藤代泉/藤田貴大/長野まゆみ/羽田圭介他【新連載】李龍徳
李さんの連載ちょっと楽しみ。金子薫さん読みたいなー。 これだけ新人の面倒見のいい文藝から干された桜井晴也ってよっぽどなんかあったんだろうなと推測。 桜井は初稿こそが最高という考えをしていて書き直しに応じなかったとか聞いたが 藤代泉、めっちゃ久しぶりじゃないか?
笙野の長編一挙掲載は嬉しい >>944
全然話題になってないね。
面白くないのかな。 春樹でも、長編一挙掲載でないと話題にならないのか
それとも文芸誌は基本、新人の戦場なのか 闇夜に紛れ、私は一人、わら人形を五寸釘で打ち付ける。
ノーベル文学賞委員会を襲う恐ろしい災厄。一人、ほくそ笑む。
鏡を見ると、私の口は裂けていた。
とか書いてくれると、大笑い出来たんだが www >>960
ラジオはYahooニュース
になってたけどな。
もうみんなそんなに興味ないんじゃない。
ドン・ファンとか小説より話題になる事件毎日のように起きてるし。 >>960
>それとも文芸誌は基本、新人の戦場なのか
元は書けなくなった老人たちを食わせるための場所でしょう
最近は大学に養ってもうラうケースが増えたので
無名の新人でも発表の機会が増えた
まあ、生存率はどんどん下がっているけど
編集者も忙しいだろうからいつまでも面倒は見てられないと思う ドン・ファンに限らず
気違いが新幹線内で鉈を振り回すとか
中年が自動車でスーパーに突っ込むとか
そんな事件ばかり
ある意味中上健次の世界だけど
現実の事件は中上作品ほどの背景は無くて
単に壊れた人間が暴走しているだけ
文学的解釈軸自体が美しい虚構に過ぎず
そんなものを信じる人はいなくなった 新幹線の狂った犯人の愛読書は、
罪と罰、ガリア戦記、マクベスだとよ。
もっといいもの読めよwww 罪と罰じゃなくカラーゾフなら
またハイデッガーじゃなくカントならどうだったかな >>963
島田雅彦があちこちの文芸誌で交代で連載しまくってるよね。 そういえば、文芸春愁の社長代わったんだってね?
いろいろ内紛があってゴタゴタしたらしいけど、文学界や芥川賞に変化あるかな? >>967
カラマ読んでたら、違ってたかもな。
あの他人事みたいなコメント出してる父親に向かっていけば
何も関係ないひとたちが傷つかずにすんだのに。 高橋の「送り火」読み終わった。
ラストがさんざんだな。
あの刃物沙汰の新幹線の事件直後だ。候補入りも難しくなった。
大江の「他人の足」で書いてるような偽善を長々と水増しして描写で色をつけたようだ。
文学界の編集は名物の印象がしてたけど、これ読んで何考えてるんだ?
何がしたいんだとしか。
これで読者が喜ぶと思ってるのか。
虐待とか、人が理不尽に刃物で切り付けられたリ、
災害で亡くなるような話などには人々はうんざりしてるだろう。
気持ち爽やかな作品が受賞するのを願う。 ジニの人、入院してたんだな。
元気になってまたいい作品書いてほしい。
二作目、楽しみに待ってますね。 【福島認知症、認定″】 12日、交差点(52) 11日、通学路(75) 10日、スーパー(55) 9日、線路(70?)
http://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1528765728/l50 爽やかってなによ。
金閣寺、ラスト
放火した金閣が燃え上がる。
その美しい光景。
いまこそ金閣の美は、地上の呪縛を逃れ自由となった。
世界のあらゆる場所に、羽ばたき現れるだろう。
私は満足してタバコを吸う。
生きようと思った。
爽やか、かな? >>976
芥川の「蜜柑」とか太宰の「黄金風景」とか
まあほとんどの純文学作品は暗い話ばかり 悪や不条理や屈折した心理などを扱って芸術に昇華してる作品に爽やかさっつーか魅力を感じたら駄目かい?
純文を読む醍醐味の一つではないか? >>971
名物だったのはコケシだろ。
火花、コンビニ人間とヒット作連発させたんだから。
なんで異動させたんだろうね、もったいない。 >>981
コンビニ人間って火花の編集の人だったんだ
っていうか異動になったのか
そういう情報ってどこから仕入れてくるんだ ヒット作連発させて純文にはもったいないから異動になったんではないの 純文学の旗手は東大出版物と全く関係ない世界に生きた方が。 >>983
本人や作家のインタビューで読んだ。
大手出版社では異動はわりと頻繁にあるよ。 ここで「なんだ美しい顔おもしろいじゃん。このスレでは酷評されてるけど」
と殴り込みがあれば面白いのにな 実際面白いからね
ここでされてる批判()も作者が受賞の言葉で言っていることをおうむ返ししてるだけのお粗末なものだし
まあコピペ用の批評家の意見が全部絶賛だからそこから持ってくるしかなかったんだろう 受賞の言葉をオウム返ししていると理解しているなら理解力がなさすぎる
上の批判は受賞の言葉が「言い訳」になってしまったことを問題視しているわけじゃん 馬鹿が大好きな方言と震災を使っとけば褒められる風潮が嫌いだから、両方使わない地方小説書いてくれ 講談社編集なのか作者本人なのかわからんが必死すぎだろ 美しい顔を褒めたり、批判意見を叩くと毎回数分でレスが返って来て怖いわ
一言ずつ区切って無意味に連投してる特徴から察するにいつもの人なんだろうけど、一日中張り付いてるのかな このスレッドは1000を超えました。
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