太宰治の『人間失格』
青春文学の最高峰にして太宰治の自伝的な「遺書」のような小説『人間失格』について語りましょう。
読書感想文書いてもいいですよ。 最後に読むべきか自伝として最初に読むべきか迷う作品 結構、今でもハッとするようなこといってるんだよね。
「食べ物を粗末にするなというが米粒を
残さず食べたら世界の飢餓を救えるのか?」
みたいなこと、どっかに書いてなかった?
まあ、嫌な奴だなw 「食べ物を粗末にしたら罰が当たる」というのは
過去に食べ物を粗末にした経験のある人間が飢えを経験した際に
(あの時粗末に扱ったおれは馬鹿だった…)と悔やむ心理から派生したものであって
別に粗末に扱わなくとも飢える時は飢えるし、死ぬときは死にます
それでも悔やまずに済むだけマシなのです
太宰のように人間心理の機微に通じた人なら分かりそうなものだけどね あやふやに書きましたがちょっと正確に引用するとこんな感じです。
まあ主人公が嫌な奴に変わりないけれどw
「千万人が一日三粒ずつ食べ残しても既にそれは、米何俵をむだに
捨てた事になる、(略)などという『科学的統計』に、自分は、
どれだけおびやかされ(略)たものですが、しかし、それこそ
『科学の迷信』『科学の嘘』『統計の嘘』で、三粒のごはんは
集められるものではなく…云々」
それのちょっと前には、こういうのもある。こっちの方を書けばよかった。
「銭湯には目のつぶれる黴菌が何十万(略)など泳ぎうごめいているのは、
『科学的』にも、正確な事でしょう。と同時に、その存在を完全に黙殺さえ
すれば(略)たちまち消え失せる『科学の幽霊』に過ぎない…云々」
こういう考えは当時にもあったのかと思うと興味深いですね。
まあ寺田寅彦がいってそうなことですが、今でもどっかのCMで
同じような迷信をつかって人の恐怖を煽ってますよねえ >>20
なにが「よくよくあなた方に言っておく」だ。
キリスト気取りか? この作品のどこが純文学なんだろうか・・
どっか解せない気持ちになるのは
何も解決してないからだろうなぁ・・ 基本的にめんどくさくなった女を心中てことで殺すことに成功した聡明な頭脳派ってだけの奴 確かに面白い本だとは思うけどせいぜい高校生までの中二病小説だね。大人になってまで読む本じゃない。 ・自意識過剰な人なら覚えがある、青春期の封印したい恥ずかしい行動
・『世間というのは、君じゃないか』 >>51
スゲえ脚色だな
版権が切れてなかったら訴えられるレベル 又吉みたいになんでもキリスト教に結び付けるのはいかがなものか 中学校の時の自分と激しく重なるわ。毎日学校と周りの生徒が脅威に感じて
怖くてそれを誤魔化すために無理して明るく振舞ってた。毎日心がへとへとに
疲れてた。あれは今思えばパーソナリティー障害だったんだな。 アメリカで「人間失格」が売れに売れている事情
週刊新潮(2022/02/03), 頁:124
週刊新潮 2022年2月3日号
https://www.shinchosha.co.jp/sp/shukanshincho/backnumber/20220127/
■■■ テンポ ■■■
▼タウン/アメリカで『人間失格』沸騰 2022/02/13
前文化庁長官 宮田亮平(13)ドイツ留学
「日本の技すごい」に衝撃 修復術教え、足元の大切さ認識
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD246WD0U2A120C2000000/
東洋部門のトップをつとめる学芸員の家に招かれたときのことだ。ご飯とみそ汁、アジの開きや漬物でもてなされ、こう聞かれた。
「あなたはダザイについてどう思うか」。
太宰治の小説なんて数えるほどしか読んでない。うーんとつまる悔しさ、日本を見限っていた恥ずかしさ、そして日本人である誇らしさ。そういう感情が交差してショックを受けた。 高校生の時以来、10年振りくらいに読んだ
悟空の馬鹿やってねぇで働け
が頭に浮かんだ 人間失格と阿Q正伝
正反対に近い主人公の対比が面白い。
どちらも鬱エンドだし。 >>1
葉ちゃんは、神様みたいな子だったんです
太宰治