ドストエフスキーPart46 [無断転載禁止]
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前スレ ドストエフスキーPart45 [無断転載禁止] http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1504199868/ カラマーゾフ以外の著作でも構いません、話しあいましょう。ドストエフスキー関連何でもあり。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1504199868/_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured >>43 若い友「見いだすとは、自由であること、心を開いていること、目標を持たぬこと! 一つの目標が持てて、それに邁進できるような恵まれた人がいるように見えて、それによって周りが見えなくなる! 目的がなくて悩んでる人の多くに共通する処方箋は、世界を旅することだと思う!世界を旅することによって、いろんな生き方や考え方、そして、今まで知らなかった新しい価値観を見出だすことができる。」 我「そうではない。 探り求め、ついに見いだすに至る。 探り求めると、その人の目が探り求めるものだけを見る。 その人は常に探り求めたものだけを考え、一つの目標を持ち、目標にとりつかれている。 他の何ものをも見ず、他のいっさいを拒否する。 探り求めるとは、目標を持つことである。 その目標は目前にある。世界にはない。いろんな生き方や考え方、そして、今まで知らなかった新しい価値観など、ない。 ただあるのは、きみの目前にあるもの、すなわち御本尊とこの信心のみである。この一法のみに賭けよ!」 ヘッセのシッダールタだね ドイツ生まれなのに東洋の宗教に興味を持つなんて不思議なことだ わたしたちは東洋人なのに、ロシヤのキリスト教信仰に興味を持つのと同じことではないでしょうか? 特殊の中にこそ普遍がある。 「いろんな生き方や考え方、そして、今まで知らなかった新しい価値観」それらは世界を旅して見出すものではなく、足下の泉にある。 自分は論理的なこと、書けていない。それをば自覚している。 自分が伝達したいことは、言葉で表現できないし、ましてや相手の心と行動を変えることは、むずかしい。 .... と同時に、「言葉の行間に」迫真性と魂はこもるものと信ずる。 >>52 うるせー! 統合失調症患者! ドストスレまで荒らすなよ!! くたばれ >>51 たしかにそうだね 東洋人の自分がロシア思想に興味を持っている >>55-56 DJ学術! くだらないバカな支離滅裂な言葉しか書けないんだから とっとと消えろ! この害毒を垂れ流すキチガイが 荒らすなよ うぜええええ!! >>58-59 やいてめえーーー! はやくくたばれっつってんのがわからねーのか?? 支離滅裂なキチガイが! 詩じゃねーよ、妄想垂れ流しているだけ 文意が読み取れない様にわざと文体崩しているつもりなのだろうがてめーの書き込み意味なしていないから 荒らすのいい加減にしろよな!! まじでくたばれ!!! DJ学術 は > キリスト教なんてマイナーコードだよ。 少なくもドストエフスキーと関係あること書いてるけど おめぇは100億パーセント無関係のカキコじゃねーかwww ! 5大長編と地下室読まなきゃといきこんで必死に読んだけど、終わったらあと何読もうかとひまになった 明確に読みたいものがない こまった 言葉日めくりの翻訳もいいけどさ。ヒルティも偉大だし、 眠らねぬ白夜のためには。さ。 >>17 悪霊はそれが題材 人間は不合理な生物だから コミュニストの机上の空論 計画経済(笑)みたいな戯言は 実現不可能だと喝破したのが ドストエフスキー まさに真の預言者 大躍進政策で10億人を虐殺した 毛沢東みたいなサイコパス凶悪犯を 見れば一目瞭然。ポルポトしかり。 ドストエフスキーは真の預言者。 >>24 親子くらい年が離れた若い嫁さんに 「お前のヴァギナが恋しい」とか 手紙を送ってたお茶目なドストエフスキー サラダ 肉 炭水化物 デザートパンとか。支離滅裂 は気にしないでいいのに。 >>68 >人間は不合理な生物だから ほんとこれ 時になんでこれを選んじゃうの?的な選択をする 結局は何々主義はなし得ないよね ドストエフスキーの憶測はあったてると言える 白痴をよんでいるのですが、 ムイシュキン公爵の「誰からも愛される善良な人間」という設定に、少しもピンときません 私の読む力が足りないせいかもしれませんが >>75 ドストエフスキーはプーシキンが好きで、そのプーシキンはドン・キホーテが好きだった ドン・キホーテのような理想像とは曰くこう述べられている 善良で美しい人とは「滑稽である」 滑稽な人とは、社会との調和ができない人であり、結果、破滅しなければならない なぜなら自己を守るためには他人に無関心になる能力も必要だからだ その機能が欠如するとは社会性の欠如でもある もう一つとして、ドストエフスキーにとって最大に美しい人とはキリストに他ならないが、キリストのように他者の苦悩に心血をそそぐような人物を書いて見たかったのかもしれない 自分の場合はそんな感じで白痴は捉えてるかな >>75 > 白痴をよんでいるのですが、 > ムイシュキン公爵の「誰からも愛される善良な人間」という設定に、少しもピンときません > 私の読む力が足りないせいかもしれませんが 1. どの翻訳で どのあたりまで 読みましたか? >>76 ドン・キホーテは途中までしか読めてないんですけど、あの人もムイシュキン公爵も性質として「作為がない」「悪意がない」のは確かだけれども、他者の痛みを自身の痛みと感じるような「善良さ」「美しさ」と言えるほどのものを持っているのか? と、疑問に思います ナスターシャへの同情が最後にどうなるのか、まだ読んでいませんが >>77 岩波文庫(米川正夫訳)下巻で、 公爵が花瓶を壊したあたりまで来ました >>78 > ドン・キホーテは途中までしか読めてないんですけど、あの人もムイシュキン公爵も性質として「作為がない」「悪意がない」のは確かだけれども、他者の痛みを自身の痛みと感じるような「善良さ」「美しさ」と言えるほどのものを持っているのか? > と、疑問に思います すばらしい。表現力が。 > 岩波文庫(米川正夫訳)下巻で、 > 公爵が花瓶を壊したあたりまで来ました ぼくは、今から30年前に、第一編ナスターシャが暖炉に一万ルーブリぶっこむところまで、読みました。 木村浩訳。それしか入手できなかった。米川正夫訳の大ファンで、つねに米川正夫訳を探し求めているオレでしたが。 ひじょうに美しい訳文でした。木村は。 ペテルブルグ・ワルシャワ鉄道の特急の中からはじまる書き出しから、怒涛の「暖炉に一万ルーブリ」まで、その美しさたるや、全作品中 特別の地位にあると感じた。 その後白痴を読む機会を失ったおれですが、いつも本棚の見えるところに、その灰色の装丁が見えるように置いてある。 これは人類最高の書籍である。おれはそれを所有し、いつでも読もうと思えば読めるのだ!といった感じです。 今夜はひじょうに疲れているが、30年ぶりに、 「 公爵が花瓶を壊したあたり」をめざして、この白銀に輝くエベレスト登坂にアタックしてみん! >>76 > 善良で美しい人とは「滑稽である」 > 滑稽な人とは、社会との調和ができない人であり、結果、破滅しなければならない わたしはあなたのこのカキコを読んで、自分のことを是認してもらったような気がした。 社会との調和がとれず、結果、破滅したとしても、滑稽に見えたとしても 善良で美しい! これは自分のことではあるまいか?と。 > なぜなら自己を守るためには他人に無関心になる能力も必要だからだ > その機能が欠如するとは社会性の欠如でもある わたしは「自己を守るために」「他人に無関心になる能力」を極大まで発展させてはいるけれどもw にもかかわらず、 これはわたしのことだ! いつもあなたの文はわたしの魂にインパクトを与える。 >>78 もうすぐ最後みたいだね ムイシュキンとロゴージンの最期の関係はいいよ と、これ以上はネタバレになりそうでした >>80 共感できるのは同じ性質があるんだろうね 自分はよくイワンに共感するけど、同じ性質は持ちたくないw ザギトワすごいロシア美人て感じ グルーシェニカかよ >>82 ロシア人女性って若い頃はよくても中年以降はほとんどブクブク太りだすんだよね。 >>79 いずれ木村浩訳も読んでみたいです >>81 最後まで読んだけど、 全篇通して、ほとんど全人物の全言動について「なぜそうするのか」「なぜそう言うのか」が分からないままでした 私にはまだ難しかった これから作家の他の作品も読みつつ、また白痴もいずれ読み直そうと思いますが、理解できるまで先は長そうです 『かつて、あなたは僕を深く信頼してくださいました。おそらくあなたは今ではいっさいを お忘れになられたかもしれません。なぜ僕があなたにお手紙をしたためる気持になったので しょう? 僕にはわかりませんが、しかしあなたに、他の誰でもなくぜひあなたに僕のことを 思い出していただきたいという希望が、押えても押えても私の心に起こってきたのです。 あなたがたお三人は僕にとってはなくてはかなわぬ人です、僕は幾たび思ったことでしょう。 ところが僕はお三人のうちでいつもあなたばかりを見ていたのであります。 あなたは僕にとってはなくてはかなわないかたです。 どんなことがあってもなくてはかなわないかたです。 僕は自分のことについて別に何も書くこともなければ話すこともありません。 私自身もそんなことをしようとは思いません。 僕はただもう、あなたが幸福でいらっしゃればと望むばかりです。 幸福にお暮らしですか? 僕の申し上げたいのはただこれだけです。 あなたの兄なる エル・ムィシキン公爵』 この位置まで 読みました。 まるでおれが書きそうな手紙だなぁ、とおもいました。 というよりも、思春期にドストエフスキーを愛読し、無意識のうちにマネしてきた、影響を受けてきたんだなァ コォリャさん、どうか同封の手紙を アグラーヤ・イワーノヴナさんに渡してください。では、お大切に。 あなたを愛する 公爵エル・ムィシキン 「事もあろうに、こんな水腫れの小僧を信用するなんて滑稽だわ」アグラーヤは手紙をコォリャに返しながら、いまいましげにつぶやいて、侮蔑しきった顔をして彼のそばを通り過ぎて行った。 コォリャはもう我慢がならなかった。彼はわざわざこの時とばかりに、ガーニャにわけも話さずにむりやりにもらって来た、まだ真新しい緑色の首巻を巻いていたのであった。彼はひどく憤慨した。 ------------------------- 現在、引用中は、すべて初読。前後の文脈を省略のため、意味が取りにくいが、「コォリャはもう我慢がならなかった。...」のところ。 このような叙情的表現が、他の長編作品、たとえば罪と罰やカラマーゾフにあっただろうか? もちろん多々あったのだろうが、 どうしても、 白痴の場合は目立つ。それが表だ。 ハルカマニアの腰痛治療法。 https://youtu.be/iLhJuI4akTk 腰痛の権威・ハルク・ホーガンに勝ってはならない。 I fear no man. ドストエフスキーは白痴のような恋愛劇より罪と罰のような人間劇のほうが面白いね 罪と罰は事件や出来事の輪郭がはっきりしていて、(比較的)読みやすかったです 白痴は、人物の感情の動きに共感(理解すら)できませんでした 今、未成年を読んでいますが、素性の分からない人物がぞろぞろ出てきて、誰が何のために何をしているのかが記憶に留めづらいです 何年もかけて何回も読んで、少しずつ理解していこうと思っていますが >>91 未成年はとりあえずロスチャイルドに憧れてる少年が自分の父親像と本当の父親との間で葛藤するっていう若い頃の思い出に浸っとけばいいんじゃない? >>91 >罪と罰は事件や出来事の輪郭がはっきりしていて そうかなあ いちばん読みにくい作品だと思うけど それでも翻訳は訳者の意訳によって整理されていて 原著はロシア人ですら分かりにくい作品らしい 『まだ長いぞ、まだ三つの通りだけ命があるぞ。これを通り過ぎても、あとにはまだあの通りが残っている。その先にはまだ、右側にパン屋がある通りが残っている ...... パン屋のところまでたどりつくのは、ずいぶんかかるぞ!』 『ここに幾万という人間がいる、そして誰一人 として死刑になる者はないのに、おれだけが死刑になるんだ!』 わしは普段できもしない英語やその他外国語を使いまくっておる、ネット上で 機械翻訳で ところが、たとえ母国語でも、大天才ドストエフスキーの白痴から引用しようとしても、どの箇所を抜き出せばいいか とんと見当がつかん コピーアンドペーストを拒否するのだ。ドストのテキストは。 公爵が三姉妹に語る美しき物語を抜き出して、諸君のお目にかけ、白痴の真に大傑作たるを論証しようとしても、自分の能力を超えた作業に感じた >>94 翻訳にもよるんですかね 「読みやすかった」って言っても、誰が何をしている話なのかを把握しながら読めた、ぐらいのレベルです 理解できないのは大前提 >>91 > 罪と罰は事件や出来事の輪郭がはっきりしていて、(比較的)読みやすかったです ------------------------------------ ぼくはあなたのおっしゃることが よくわかりますよw 「事件や出来事の輪郭がはっきりしていて」まさにそうですね。よく「構成がいちばんしっかりしてる」と評される。 ---------------------------------------------------------------- > いちばん読みにくい作品だと思うけど > それでも翻訳は訳者の意訳によって整理されていて > 原著はロシア人ですら分かりにくい作品らしい ---------------------------------------------------------------- しかし、他面において、一段深く考えていくと、この人の言うとおりな部分もあるのでしょう。 あまりにも深く、比較を絶した文学なのですから >>91 > 白痴は、人物の感情の動きに共感(理解すら)できませんでした 公爵が三姉妹の面前に出て、死刑のこと、哀れなそして美しいマリアの物語するところ、そこに インスパイアされませんでしたか? 俗世の人物たるガーニャや そのほかとのコントラストを どう感じましたか? アグラーヤやナスターシャが公爵に恋していくごとく、ぼくもムイシュキンに引きこまれていった >事件や出来事の輪郭がはっきりしていて 翻訳はたしかに重大で、とくに自分が初読して感銘した翻訳者以外は拒否しがちな傾向性があるのか? でも、あなたは米川正夫で読んだから、まちがいない。 まだ第一遍しか読んでいない自分がエラそうにごめんなさいw 原テキストを読めないがゆえに、翻訳文をドストエフスキーそのものと考え、カラマーゾフにせよ 白痴にせよ、ここに引用するとき「これはちがう」と感じてしまう。(所持の電子テキストが すべて自分が若かりし頃 読んだものと違うから)それで引用をためらう。自然とここにカキコしなくなる。 しかし以前に、ある人が「バベルの塔」のことを、ここに書いた。 これはすべての外国文学を味わうものの宿命である。 この壁を情熱と信仰で乗り越えるしかない。 原文読める人は得だね 英語ならまだしもロシア語はなかなか縁がない 多くの人が白痴の最初のほうが面白くないと 他の人も口汚く罵っていた これはほんとに不思議なことだ あるひとは素晴らしいと感じ、別の人は「ひどい」とおもう。 だが、事実として、あるのだ >>106 傾向と好みの問題だからね 求めるものとは、自分に不足しているもの保管したいものと同義だから感性の問題なんだろう 白痴は世界最高峰の恋愛小説なんて言われるように恋愛の側面もある だからこそ好き、という人もあるし、だからこそ他がいい、という人もいる いずれにせよ白痴が好きな人は美しさが何かに興味ある人じゃないかと憶測してるよ、もちろん勝手な心理的印象だけれども たとえば埴谷雄高のように思想的側面に評価を下す人は「白痴」を好む 逆にバフチンのように構成や手法に評価軸を置く人はそれほど好まない といってもポリフォニー小説としては不十分という独断に過ぎないんだけどね 誰でも人生にある共通のテーマを取り上げているんじゃないの。手抜きして。 共通のテーマかなるほど しかしそれを書くのではなく、見つけるのが難しい 民衆 の 中 には 忍耐 強い 無言 の 悲しみ が ある。 それ は 自己 の 中 に 潜ん で、 じっと 押し黙っ て いる 悲しみ で ある。 ところが、 また 張り裂け て しまっ た 悲しみ が ある。 それ は いったん 涙 とともに 流れ出 てから、 もう 永久 に 経文 でも 唱える よう な 愚痴 の 形 を とる もの で ある。 こんな のは 特に 女 の 方 に 多い。 しかし、 これ とても 決して 無言 の 悲しみ より 忍び やすく は ない。 愚痴 は 自分 の 心 を 更に 毒し、 いっそう 掻きむしる こと によって、 ようやく 悲しみ を 紛らす ばかりで ある。 こうした 悲しみ は 慰藉 を 望ま ない で、 救い 難い 絶望 の 情 を 餌食 に する もの で ある。 愚痴 は ただ ひっきりなしに 傷口 を 突っつい て い たい という 要求 に すぎ ない。 スレチだけど最近の政治はオーウェルの描いた歴史修正主義を見ているようだ 無知は力なり たとえば農奴解放令(1861)、南北戦争(1861〜65)、インド大反乱(1857〜1859) といった具合に資本制社会への本格的移行と身分制社会の崩壊が1860年前後に起っていて 日本の明治維新もその影響を受けている この震源は?というとやはりヴィクトリア朝の覇権主義だろう 基本的に世界はつながっているので強大な軍事国家が登場と覇権拡大は 周辺諸国の再編成と軍事化を触発する ドスト作品なら「悪霊」の時期で 国権拡大を主目的とする西欧化(自由化政策)によって 身分的制約の緩みと集中化が同時並行的に進んでいく 新知事でドイツ系のフォン・レンプケがピョートルに 政府の命令で締め付けもすれば緩めもするといっているのはそういうこと 知事夫人は新世代をコントロールできると己惚れていたけれど これはその当時のロシア政府の考えでもあるわけだね >>117 世界歴史への巨視的な視点をありがとうございました もっと書いてください さらにまた作品本文への考えも書いてください 雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ 慾 ハナク 決シテ 瞋 ラズ イツモシヅカニワラッテヰル 一日二玄米四合ト 味噌卜少シノ野菜ヲタベ アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ 野原ノ松ノ林ノ蔭ノ 小サナ 萱 ブキノ小屋ニヰテ 東ニ病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ 西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ 南ニ死ニサウナ人アレバ 行ッテコハガラナクテモイイトイヒ 北ニケンクヮヤソショウガアレバ ツマラナイカラヤメロトイヒヒデリノトキハナミダヲナガシ サムサノナツハオロオロアルキ ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ わたしは これは アレクセイのことを言っていると思う 死んだ智恵子が造つておいた瓶の 梅 酒 は 十年の重みにどんより 澱 んで光を 葆 み、 いま 琥 珀 の杯に凝って玉のやうだ。 ひとりで早春の夜ふけの寒いとき、 これをあがつてくださいと、 おのれの死後に遺していつた人を思ふ。 おのれのあたまの壊れる不安に脅かされ、 もうぢき駄目になると思ふ悲に 智恵子は身のまはりの始末をした。 七年の狂気は死んで終つた。 厨 に見つけたこの梅酒の 芳 りある甘さを わたしはしづかにしづかに味はふ。 狂 瀾 怒 濤 の世界の叫も この一瞬を犯しがたい。 あはれな一個の生命を正視する時、 世界はただこれを遠巻にする。 夜風も絶えた。 まだ読んでないが、ムイシュキンは死んでいく肺病病みの若者に対して 「どうか私達のそばを通り抜けてください。そして私達を許してください」と言うらしい。 妻を喪った高村光太郎の心情は、どんなだろうか?そして、私達がそれを体験する番になった時、私達は耐えることができるのだろうか? >>123 それはきっと世界に取り残されたような気分だろうね その肺病の若者は、死が近いものは生者に与されたあらゆる環境とは無縁だと感じてこういう とても印象的で悲しく感じたし、共感した人もきっと多いんじゃないかな 「ああ、この蝿でさえも、自分のあるべき居所を心得、この宴のコーラスの一員であるのに、僕一人だけが除け者なのだ。」 >>124 > 「ああ、この蝿でさえも、自分のあるべき居所を心得、この宴のコーラスの一員であるのに、僕一人だけが除け者なのだ。」 どんなに不幸と自分で思えても、また実際に重い病気や障害や孤独老齢であっても この人生を笑い飛ばしていくしかないよな! 病人 を 聖体 の 傍 へ 連れ て 行く やいなや、 今 まで 荒れ狂っ たり もがい たり し て い た もの が、 急 に 治っ て しまう という 奇妙 な 事実 も、『 あれ は た だ の 芝居 だ、 ことに よっ たら『 インチキ坊主 たちの 手品 かも しれ ぬ』 と 人 は いう けれど、 おそらく きわめて 自然 に 生じる ので あろ う。 ---------------------------------------- つまり 病人 を聖体 の 傍 へ 連れ て いく 女 たち も また 病人 自身 も、 こうして 聖体 の 傍 へ 寄っ て 頭 を 屈め た とき、 病人 に 取り 憑 い て いる 悪霊 が、 どう しても 踏みこたえる こと が でき ない もの と、確固とした 真理 かなんぞのように 信じ 切っ て いる。 ---------------------------------------- それ ゆえ 必然的 な 治療 の 奇跡 を 期待 する 心 と、 その 奇跡 の 出現 を 信じ き っ て いる 心 とが、聖体 の 前 に 屈ん だ 瞬間、 神経 的にそしてもちろん精神的に も病める女の 肉体 組織 に、 非常 な 激動 を 惹き 起こす ので あろ う( い な、 惹 き 起こす べき はず で ある)。 かよう に し て 奇跡 は わずか の 間 ながら 実現 する ので あっ た。 長老 が 病人 を 袈裟 で 蔽う た とき、 ちょうど これ と 同じ こと が 生じ た ので ある。 長老 の 傍 近く 押しかけ て いる 女達 は、 その 瞬間 の 印象 に 呼び 醒さ れ た 歓喜 と 感動 の 涙 に 暮れ た。 (我) この部分でもっとも大切なのは---------で囲ったところと思う。 ゾシマ自身も、狂い女も、病人を連れていく女たちも、一同に「確固とした 真理」として「信じ 切っ て いる。」 奇跡 は「わずか の 間」ながら 実現 する。「わずかの間」ということに注目せよ。 たとえ「わずか」であっても、女達 は、 その 瞬間 の 印象 に 呼び 醒さ れ た 歓喜 と 感動 の 涙 に 暮れる。 この場合治ることよりも重要なのは、「 歓喜 と 感動」なのである。それがあればこそ、狂い女の病をも喜んで周囲が支えいくのである。 ロシアって劇的だよね 狂気と正義が同居してるっていうか 最近の日本の内政はは平凡だけど平和に思える ロシアや旧ソ連なら文書改竄なんて日常過ぎて目も止まらないだろうし、何が問題なのかすら覚えない 日本はかなりましなのかもとドストエフスキー読んでると思ってくる 首相の靖国神社参拝について。 https://www.youtube.com/watch?v=ynh0taw_B4Y 国内に「死を望まれている男」はいるではないか? 「謙虚であることと、言葉が明確であること」 「 民衆 の 中 には 忍耐 強い 無言 の 悲しみ が ある。」について。 母 の なげき は 大変 な もの である。ゾシマはどの よう に 励ますのか。 長い引用 になるが、母の言葉とゾシマの言葉を、ほぼ全文。 ---------------------------------------------------------------- 「何 を 泣い て おる の じゃ な?」 「息子 が かわいそう なので ござい ます、 長老 様、 三つ に なる 男の子 で ござい まし た。 三つ に、 たった 三月 たり ない だけで ござい まし た。 息子 の こと を 思う て、息子 の こと を 思う て 苦しん で おる ので ござい ます。 それ も たった 一人 残っ た 子 で ござい ま し た。 はじめ ニキートカ との 中 に 四人 子供 が あり まし た が、 どうも わ たくし ども では 子供 が 育ち ませ ん。 どうも 長老 様、 育た ない ので ござい ます。 上 の 三人 を 失う た とき は、 それほど かわいそう とも 思わ な ん だ ので ござい ます が、 最後 の この 子 ばかりは、 どうにも 忘れる こと が でき ませ ん。 まるで こう 目 の 前 に 立っ て 退か ない ので ござい ます。 もう すっ かり わたくし の 胸 ん 中 を 日干し に し て しまい まし た。 あの 子 の 小さな シャツ を 見 ても、 着物 を 見 ても、 靴 を 見 ても、 おいおい 泣く ので ござい ます。 あの 子 の 後 に 残っ た もの を 一つ 一つ 広げ て み ては、 おいおい 泣く ので ござい ます。 「何 を 泣い て おる の じゃ な?」 ------------------------------------------------------------ 「ああ、 あれ は 遠方 の 人 じゃ!」 決して 年取っ て いる のでは ない が、 恐ろしく 痩せ ほうけ て、 日 に 焼け た と いう より まっ黒 な 顔 を し た 女 を 指さし て、 彼 は こう 言っ た。 この 女 は 跪い て じっと 眼 を 据え た まま、 長老 を 見つめ て い た。 その 眼 の 中 には なんとなく「気ちがいじみた 色 がひそんでいた。」(引用者カッコ付け) (我)「何 を 泣い て おる の じゃ な?」とさり気なく訊いているように見えるが、たぶんそうではない。 ゾシマは女たちの群れから、最初からこの女房の「最愛の子供をなくし 茫 然 自 失にうちひしがれた、狂的なまでの悲しみと絶望」を見て取っていたのだ! 当然と言えば当然であるが、のべ何万人の民衆の告解を聞いてきた彼にとっては、瞬時にその魂の状態を見抜くのである。(このことはカラマーゾフ本文にドストが解説している) そして想像するに、たとえ聖人ゾシマたりとも、この種の絶望と悲しみを癒やすのは、 容易な技ではないのである。しかしまた、それこそが『天が彼に与えたもう所の使命』なのだ。 👀 Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) キリスト教は「生まれたての子供が死んだら地獄に落ちる」のはずだが ドストは真っ向から否定してるみたいだな >生まれたての子供が死んだら地獄に落ちる ひどい話だな 142 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2018/03/18(日) 01:22:18.62 キチガイRAPTが信仰してる相手 https://i.imgur.com/ O8jlwaL.jpg バチカンが悪魔崇拝組織である事は明白な事実です キリストも悪魔の子です 世の中すべて悪魔崇拝だらけです イルミナティのマークだらけです >>127 > ロシアって劇的だよね > 狂気と正義が同居してるっていうか ぼくは日本人ももちろん、人間生命のドラマそれ自体が劇的だと思う。 それを活写する筆致がドストにはあり、そして彼はロシア人で、それゆえに 知る人にとってはロシア人の文化レベルの高さが世界的に尊敬されるのだと思う。 知らぬ人にとっては単なる「ろすけ」ということになると思う。 たった一人のドストなり、トルストイなり、チャイコフスキーの存在が、全国民の名誉となりうる。 このことは、韓国にも当てはまる。かの国民の一人が「いかに人知れず努力し、生命の犠牲も厭わぬほど他人に尽くしている」といったような人物がいることをしれば 自然とバカげた差別はなくなる。 ... またその一方で いわゆるネトウヨ的言辞というのはひとつの「プロ野球のひいきのチームみたいなもん」とも考えられる。 そういう気分は『誰でも少しはある』神経質になる必要はないとも言える。 急激な西欧化によって 西欧化の進んだ貴族層では旧世代 そして民衆との乖離が生じ やがて若者を中心に虚無感が蔓延し 社会の不安定会につながる 19世紀ロシア文学はだいたいこのパターン 日中韓の近代文学にも似たような問題意識は見られるが ロシア文学ほどの緊張感は生じない とくに日本の場合はロシアはもちろん 中韓よりも土俗的なものに対するこだわりはない それがアジアの土候国でありながら近代化に成功した最大の理由であるが 西欧文化の深奥(というほどのものでもないのだが)を理解できない理由でもある たとえば契約や信義則というのは宗教起源の倫理的なものなのだけど それがよく理解できないので日常生活レベルでもすぐに化けの皮が剥がれる 契約はたとえ口約束であっても契約であり、 たとえ書式を介さずとも厳守すべき事項であり 主体の一貫性と人格のの正しさの裏付けでもある そういう事すら理解していない 日本人全体がその程度のものだから現在国会で演じられているような醜態も 基本的に茶番に過ぎない 糾弾している側も大した倫理感は持ち合わせていないからね 685 吾輩は名無しである[] 2018/01/03(水) 03:07:29.28 ID:uXdoiOv+ 彼女は何故あの時、モロにパンチラしたのか? それも純白 https://i.imgur.com/XySaAyM.jpg 686 吾輩は名無しである[] 2018/01/03(水) 03:08:51.29 ID:uXdoiOv+ 貴重な証拠写真です 故に、残念ながら純白パンティは、お見せできません 悪しからず 687 吾輩は名無しである[] 2018/01/03(水) 03:18:36.24 ID:uXdoiOv+ その通りです 作家にも色気(パンチラ)は必要です https://i.imgur.com/PZpZTCK.jpg ↑抜けるわ アニメ。 http://hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com/thirdroundthriller/2018/03/post-0321.html アニメの主人公は常に「イエスキリストの息子」である。 息子は「おじいさんのための聖戦」を行い、生まれながらの東大生である。 天使たちが取り巻いても父に潰され、母に甘えるのが下手でも父に潰される。 問題は「どれほど多くの時間が与えられるのか?」という問題だ。 神は死んだか?そうだ、未開の地では死んでいるのだ。 >>138 > 急激な西欧化によって > 西欧化の進んだ貴族層では旧世代 > そして民衆との乖離が生じ > やがて若者を中心に虚無感が蔓延し > 社会の不安定化につながる > 19世紀ロシア文学はだいたいこのパターン(ミスタイプと思われる修正) ---------------------------------------------------------------- 自分が熱中して読んだカラマーゾフ・罪と罰・白痴の一部、そのほか少々から 考えて首肯できます。 民衆との乖離が生じれば、当然の結果として、若者に虚無感が蔓延することでしょう。 これはそのまま今時の日本社会に当てはまりはしないか?不安定化というよりも「無気力化」として。 > とくに日本の場合はロシアはもちろん > 中韓よりも土俗的なものに対するこだわりはない 「土俗的なものに対するこだわり」とはなんでしょうか?ドスト作品でいえば たとえばどういうこと? > 西欧文化の深奥(というほどのものでもないのだが)を理解できない理由でもある > たとえば契約や信義則というのは宗教起源の倫理的なものなのだけど キリスト教由来の独特なものであることはわかります。しかし見方を変えると むしろ唯一神信仰的なものこそ劣ったものであるという考えもあり得ると。 キリスト教伝来時の日本人や明治のひとは「西欧近代文明は凄い」のに 「キリスト教は子供だましのお伽話」との印象を持った、と聞いたことがあります。 「この乖離はどこから来るのか」と。 > 契約はたとえ口約束であっても契約であり、 > たとえ書式を介さずとも厳守すべき事項であり > 主体の一貫性と人格のの正しさの裏付けでもある これはまさに宗教的なものが日常的なものの根幹にあるということですね。 >>138 たしかにヨーロッパや古代ギリシャなんかは歴史をたどると、国会を運営する政府または王は神の代理という考えがあるね 王権神授説によって国会の行為はすべて正当化される 今ある社会は最善の神の意志による状態なんていってもいい(この辺はちょっと前にあった最善論とかも思わせれるw) でも、日本はそもそも神の概念がない いったいなんの根拠を持って倫理と議会の正当性を謳っているのか疑問でもある >糾弾している側も大した倫理感は持ち合わせていないからね ここはすごく分かる お互いの正しさは何なのかがお互いに不明 正しさは強者の利益なんていう輩は家畜の心理みたいといったソクラテスの皮肉に共感する 日本は天皇は天から下った人間だし中国の天子の意味もそうだろう 信仰を皆で共感したり共有したりする作業は楽しいものだ。 なぜかロシアのキリスト信仰も日本人も理解共感ができることに 喜びを覚えずにはいられない。神に感謝。 特に意図はないんだけど、正しさと力の定義について思い出した言葉があるので勝手にコピペしてみるよ 「正しいものに従うのは、正しいことであり、最も強いものに従うのは、必然のことである。 力のない正義は無力であり、正義のない力は圧制的である。 力のない正義は反対される。なぜなら、悪いやつがいつもいるからである。正義のない力は 非難される。したがって、正義と力とをいっしょにおかなければならない。そのためには、正しいものが 強いか、強いものが正しくなければならない。 正義は論議の種になる。力は非常にはっきりしていて、論議無用である。そのために、人は正義に力を与えることができなかった。なぜなら、力が正義に反対して、それは正しくなく、正しいのは自分だ と言ったからである。 このようにして人は、正しいものを強くできなかったので、強いものを正しいとしたのである。」 パスカル、パンセより 強いものの為ではなくて、原理的に必要を求めている弱者に正義が向けられるような平和な世界になるといいね、現実的には難しいことだけども ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.0 2024/04/24 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる