「ブッダのことば」で面白いのは、ブッダが死後の世界(地獄)をじつに念入りに描写していることだね。ダンテかってくらいにね。この執拗さはキリストにはない。
これこれこういう修行僧は「死後には苦しみを受ける」278と書いてある。死後の世界を考えていたわけだ。
死後なんてない、ということなら苦しみを受けようがないだろう。
死後がある、という意味ではキリストとブッダは一致していると言っていいと思うんだな。