>>425
>法的には天皇に戦争責任はない。

「法」的にはね
ただ「戦争責任がー」と騒いでいる人間は
法的な責任を追及しているわけでもないし
そもそも法律など理解していない

むしろ天災で死者が出たら天皇祭祀に問題があったからだ
といって退位に追い込むような中世の土人レベルの責任追及方法であり
実際は政治外交上の失策に起因することが多い
戦争という人災を災厄という共通項で天災同様の錯覚をするくらい頭が悪い

そう考えると本質的に人為の世界に属する政治を
民主制という政治イデオロギーを御旗として
大衆自身に仕切らせることにも疑問が生じる
たとえば坂口安吾などは戦後間もない頃に
大衆の責任回避装置として天皇が利用されていることへ
欺瞞と同種のものを感じ取っている
坂口の反天皇論は天皇を都合よく利用する政治的大衆への批判に過ぎないが
その批判を深刻に受け止める大衆はそれほどいない

それゆえ戦後民主主義と象徴天皇制は大衆の心理上なんの矛盾もなく共存できるし
たまに情緒的な責任論が澎湃として沸き起こるが
それが天皇の地位を脅かすことはない
当然のことながら三島のように論理的整合性を持たせようとする人間は
簡単に退けられる