おちゃらけた文章ばかり書いていたら,何の話をしようと思っていたのか忘れてしまった。
そうだ,江藤淳の言葉についてだった。
「三島事件は三島さんに早い老年がきた,というようなものなんじゃないんですか」というもの。
僕にはイザヤ・ベンダサンが橋川文三の晩年について述べた事が思い出されてならないのだ。
「今後も彼のように元軍国少年だった人間が晩年その地を/本性を現してくるに違いない」という言葉。