914 吾輩は名無しである sage 2018/06/06(水) 01:47:32.12 ID:9GTeat9l
>>911
批評理論的には今も昔も確固たる基準はあるよ
ただ、褒めるだけの批評はあなたの言うように時代の反映ではあると思う
何が変わったのかといえば、純文学の権威が失墜して読者が減少したこと
批評が果たしている機能はたくさんあるけどその中に、良い作品を比べて選び出すというものがある
読者はその批評を読んで作品の良し悪しを判断し、面白そうなものを選んで購入するわけだ
しかし、誰も純文学を読まなくなったいま、そういう批評は必要なくなっている
いかに作品が素晴らしいかを力説して読者に興味を抱かせることが第一になってしまった
もはやこれは批評ではなくて広告なんだよね

ちなみに、純文学よりも映画やアニメの批評は機能している
純文学よりはまだマシな状況だからだと思う