ターミナルステージの判断は難しいからなあ
ただ厚労省のメニュー通りに治療を進めると
ベルトコンベア方式で延命治療になってしまう
たしかに巨額の財政負担という問題もあるのだけれど
延命治療は本人や家族に対する精神的あるいは肉体的負担が強いんだよ
落合と古市の対談にはそのあたりがかけていたのかも知れないが
磯崎の苦言にもそういう「身体性」への視点が欠如していると思うけどね
西部邁の自殺は「1%の可能性」というヒューマニズムへの批判と
精神的存在としての尊厳を守ろうとしたものだったと思うけどね
というか磯崎は身内の介護とかをしたことがあるのだろうか?
ほんとうに本人はもちろん周りにとっても地獄だよ
胃瘻造設で半年ほどベッドに身動きも出来ない状態で
寝たきりになった人間の「身体」がどのようなものになるか想像すら出来ない
ようするに小説家の想像力などそんなものです