2019年元日の新聞は、またもや紋切り型の報道で始まった。
しかし、これまでの経緯と国会の構造をみれば、「改けん勢力が3分の2を占めれば進む」というのはもはや「幻想」であることは明らかではないか

ところが、この5年間、国会で憲改に向けた手続きは何ひとつ前進しなかった。2018年は自民党が改憲の具体案を憲法審査会に「提示」することすら、かなわなかった。

憲法96条には、衆参両院の総議員の3分の2以上の賛成で憲改案を発議でき、国民投票で決すると定められている。
ところが、審議する憲法審査会には、野党第1党の協力なくして審議を進められないという「不文律」がある

立憲民主党は一貫して「安倍政権下の改憲」に反対し、自民党の改憲案「提示」すら拒否している。野党側の協力を得られる見通しは立っていない。

そもそも公明党は自民党との協議に一貫して消極的である

自民と維新の具体案にもかなり隔たりがある。

小泉元首相「憲法かいせいなんかできるわけない」 根拠を分析せよ

https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20190103-00109993/