これは女性にありがちな刹那的実存主義で、『悪霊』のリーザなんかはこのタイプだ
ニーチェは人生を危険な綱渡りの連続と表し、現実的挫折や俯瞰的視野(ニヒリズム)に心折れず、
究極的には無意味な人生の綱渡りを勇敢に渡っていく人間を強者と讃えた
神に賭けないと――というのは抽象的でなんとも言い難いが、要は自分をルールや型にはめるということかな?
『悪霊』終盤のシャートフの台詞に「ぼくはロシア人だけどロシア人になれないからスラブ民族主義派に属しているんだ」みたいな台詞がある
シャートフの考えは分かるが、私としては共感性を持つなら嫌いな人々を無理して相手にするより動物でも飼った方が良い