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三島由紀夫Part64
0003吾輩は名無しである2023/03/12(日) 09:32:44.20ID:IzaXZtvN
990 名前:吾輩は名無しである[sage] 投稿日:2023/03/09(木) 21:45:52.01 ID:VEFITDlO
まあ行事とかは靖国神社に参拝に行けば日本人、みたいな議論であって
西部邁の表現者グループが一蹴していたけどね
伝統はそういうものではなくて再帰的に自覚して繋いでいくものだと
とは言え福田恆存が戦後に歴史的仮名遣いに拘ったように国語が日本的なものの最たるもの
その意味で西部は福田恆存の論争をやりすぎと言いつつも、そこを死守せねばならない気持ちが分かると言った

991 名前:吾輩は名無しである[sage] 投稿日:2023/03/10(金) 14:25:06.55 ID:13lZW7vj
>>990
ケチを付けるようで嫌なんだが、少し指摘しておきたい。
歴史的仮名遣いというのは、漢文読解のために、つまり中国語を日本人でも理解できるように送り仮名、振り仮名をつけたものの変形だから、日本的というには疑問がある。
武士の教養的なものに過ぎないのではないかと思う。

993 名前:吾輩は名無しである[sage] 投稿日:2023/03/12(日) 01:46:28.80 ID:aHD7t4R3
>>991
貴方が言っているのはそもそも論であって、文化と言うのは全部ルーツがあるものですよ
それがそもそもの意味を離れて文化として定着したことが大事なんであってね
ある国なり地域なりでなぜ有機的(庶民共同体で意図せず)に定着していったかということに着目すべき

グローバリズムとフェミニズムとコミュニズム(総じてポストモダニズム)は
有機性を壊していくから世界に反発されている
歴史的文脈や傾向、たとえば言語や食生活やパトスは人間の拠って立つ必要不可欠な要素だよ
小説や映画だって日本語と日本人的パトスは、好き嫌いはあろうけど未だに変わっていない
ま、三島は現代っ子であって身体性よりも言葉でそれを追求してしまった面はあるけどね

【浜崎洋介】村上春樹と三島由紀夫【グローバリズム】の虚妄
https://youtu.be/xvB5hOO3NEI

ここまで前スレからのコピペ。

前スレでのこのやり取りが面白かったので、以下で続きを書こうと思う。
0004吾輩は名無しである2023/03/12(日) 09:46:12.20ID:IzaXZtvN
>そもそもの意味を離れて文化として定着した

僕が指摘したのは定着してないということ。
武士の教養に過ぎないものを、文化として定着したとはとても言えない。

明治以降、中心的な作家たちは、慣例的な仮名遣いはともかく、文体としての漢文調を否定して、自分の感情を表しやすい文体に移っていった。
坪内逍遥が言い出して、漱石が完成させた。
鴎外は自分の感情を押し殺す必要があったので、多く漢文調を使っていた。
武士の教養としても、主流であったのは江戸時代だけといってもいい程度の歴史しかない。

歴史的仮名遣いを重く見たいというのは、たんに旧字体を使うということではあるまい。
文体としての漢文調を守りたいということであるだろう。

字体だけのことであれば、そもそも旧字体でも新字体でも、仮名遣いは音声に引きずられて時代とともに変化しているのだから。
0005吾輩は名無しである2023/03/12(日) 15:18:38.42ID:PsbU9Xcp
それは、歴史的仮名遣一般ではなく、字音仮名遣に限ったことではないのか。
歴史的仮名遣は、もとは和語の表記のための規則だろう。
0006吾輩は名無しである2023/03/12(日) 15:21:54.43ID:PsbU9Xcp
≫前スレでのこのやり取りが面白かったので、以下で続きを書こうと思う。

ぜんぜん面白くないだろう。もっとちゃんとした内容の書き込みをしてちょうだい。
0008吾輩は名無しである2023/03/12(日) 17:04:46.89ID:IzaXZtvN
>>5
違うよ。
そもそも日本の文字はすべて中国語由来。
中国語とそれに対応した日本の言葉を表す漢字と異なり、仮名は表音文字として使われたから、当然話し言葉の変遷にともなって文字も変わってきた。

歴史的仮名遣いに固執するなら、発音(読み方)もまた変えなければならない。
ところが、歴仮名好きの人たちは、旧仮名を現代音で読んでしまう。
漢字であればまだ新旧で文字そのものが違うことが多いので、旧漢字を使うことに意味はあるが、それとて元の中国語から離れてしまっていることも多い。
0009吾輩は名無しである2023/03/12(日) 17:05:12.32ID:PsbU9Xcp
≫歴史的仮名遣いというのは、漢文読解のために、…武士の教養的なものに過ぎないのではないかと思う
0010吾輩は名無しである2023/03/12(日) 17:17:20.88ID:PsbU9Xcp
いま歴史的仮名遣といわれるものは、契沖仮名遣をもとに、
明治時代に公権力によって定められた正書法なのだから、
近代的なものであって、「武士の教養」ということはないだろう。
0011吾輩は名無しである2023/03/12(日) 17:23:08.35ID:PsbU9Xcp
≫歴史的仮名遣いに固執するなら、発音(読み方)もまた変えなければならない。

録音が残っているわけではないのだから、記紀万葉の時代の「日本語」の発音なんか正確なことがわかるものではない。
そもそも共通語があったわけでもなく、だから方言というのでもなく、
ほとんど部族語みたいなものが。各地にたくさんあったということだろう。
0012吾輩は名無しである2023/03/12(日) 17:27:14.18ID:IzaXZtvN
>>10
武士の教養という意味では、漢字のみ(白文)ということになる。
その漢文に読み方を添えるために使われたのが歴史的仮名遣い。
明治に定められたからといって、それはいきなり出てきたものではなく、それまでの慣習をまとめたということに過ぎない。
0013吾輩は名無しである2023/03/12(日) 17:28:02.51ID:PsbU9Xcp
歌道をかつて家芸にしていたような旧華族や、能楽師などが歴史的に「正しい」発音をしているとも思えない。
わたしの知る限り、口伝なんてものは、実態はたいへんいい加減である。
0014吾輩は名無しである2023/03/12(日) 17:36:09.84ID:PsbU9Xcp
wiki

[明治政府が仮名遣いを統一する以前は、同じ音韻に対して複数の仮名を用いることが一般的であった。例えば「折る」を「おる」とも「をる」とも書くが、それだけでなく、同じ「を」であっても複数の字体があり、「乎」を字母とする仮名も「遠」を字母とする仮名も使われた。]

江戸時代の武士は、国学系の仮名遣いを主に用いたということも特にないだろう。
0015吾輩は名無しである2023/03/12(日) 17:36:41.46ID:IzaXZtvN
>>11
全国的に下級武士以下が文字を使うようになったのは江戸時代からと言ってもいいだろう。
仮名の普及が先行していたとも思えない。
勉強として文字を学ぶときは、基本的には中央(江戸)の言葉によったと考えるのが自然だと思う。

もちろん、上流階級の教養であったときは当然京(あるいは大和)の言葉によっていただろう。
0016吾輩は名無しである2023/03/12(日) 17:39:58.79ID:IzaXZtvN
いずれにしても、歴史的仮名遣い重視の人たちは、なにか大切なことを忘れて、ただ明治的復古調を弄んでいるようにしか見えない。
0017吾輩は名無しである2023/03/12(日) 18:07:09.57ID:PsbU9Xcp
≫勉強として文字を学ぶときは、基本的には中央(江戸)の言葉によったと考えるのが自然だと思う。

その「中央の言葉」というのは、具体的に何ですか。
なにか文書を例に挙げて。
0018吾輩は名無しである2023/03/12(日) 18:22:15.07ID:PsbU9Xcp
三島由紀夫の歴史的仮名遣論は、字音仮名遣を含めて、「正しい仮名遣い」とするものらしい。

ともかく、字音仮名遣いを含むとするにせよ、含まないとするにせよ、
三島由紀夫は、「葉隠」や謡曲などのもっとも古い写本の仮名遣いを「正しい」としているのではないだろう。
そもそも三島は、そんな古文書などおそらく読んだことがないだろう。
しょせん、近代の歴史的仮名遣いによった昭和の出版物を読んだだけであろう。
0019吾輩は名無しである2023/03/12(日) 18:47:27.04ID:PsbU9Xcp
幕政関係・藩政関係の公的文書というのは、ほとんど漢字仮名まじりの候文で書かれていたが、
それと歴史的仮名遣いとどういう関係があるのですか。
仮名文字は、べつに公文書でのみ遣うのではないですが。
0020吾輩は名無しである2023/03/12(日) 22:25:16.81ID:wLcbJkgf
幕僚
0021吾輩は名無しである2023/03/13(月) 01:01:38.27ID:tzt3+uK2
俳句と短歌を歴史的仮名遣いで書いているが普通に戦前戦後は歴史的仮名遣いだったよ
大正生まれの祖父母も今の仮名遣いに混じって昔の仮名遣いや正字で書いていることがあった
0022死廃神酔天魔法狂廃遊舞鬼神龍騎禅軍呪妖幻術医国文師悪魔召喚居士2023/03/13(月) 10:35:12.91ID:r3qZkAn1
自分が売れたいとか目立ちたいとかもてたいとかそんなのはフェイクで度胸のない胎児殺しだ。目立って同性の人を消す。
0023吾輩は名無しである2023/03/13(月) 15:17:21.31ID:8HhMXc5W
日本文学を代表するノーベル賞作家の大江健三郎、老衰のため88歳で死去
0024吾輩は名無しである2023/03/21(火) 09:06:02.53ID:tZ3APp3U
行動学入門
0026吾輩は名無しである2023/03/28(火) 11:28:25.59ID:ivFLnznG
三島の言葉に従えば、大江は酒を飲まないと酔えなかった、ということになるんだろうか。
0027吾輩は名無しである2023/03/28(火) 13:46:09.68ID:qJ+bcg2c
三島より大江の方が天才だよ
0028吾輩は名無しである2023/03/28(火) 17:26:03.63ID:ajZa74Qg
【ワク接種死遺族】 『国民はモルモットじゃねぇ』
://lavender.5ch.net/test/read.cgi/live/1670114236/l50
0029吾輩は名無しである2023/03/29(水) 19:48:45.89ID:yIOEdS0W
三島は人物が伝説になって崇拝者がおおいから敬遠していたが大江よりは上
持ち上げてる連中は利用してるだけで本物の三島は立派だと思ったな
ただ近代日本最高かと言われると疑問
谷崎、漱石、志賀、菊池、周五郎、円地文子らのほうがすごい
大江健三郎、安部公房、大岡昇平、川端、武田泰淳らと同格
0030吾輩は名無しである2023/04/01(土) 17:12:33.35ID:iQJE477F
赤い羽根の矛盾に気が付いていた三島由紀夫
これは尤も、通るときの私の態度も悪いので、なるべく悪びれずに堂々とその前をとほるのが、よほど鉄面皮に
見えるらしい。しかし、ただ胸を張つてその前を通るだけのことで、鉄面皮に見えるなら、それだけのことが
できない人は、単なる弱気から、あるひは恥かしさから、醵金箱(きよきんばこ)に十円玉を投じてゐるものと
思はれる。一体、弱気や恥かしさからの慈善行為といふものがあるものだらうか?それなら、人に弱気や
羞恥心を起させることを、この運動が目的にしてゐると云はれても、仕方がないぢやないか?
大体、弱気や恥かしさで、醵金箱にお金を入れる人種といふものは、善良なる市民である。電車で通勤する
人たちがその大半であつて、安サラリーの上に重税で苦しめられてゐる人たちである。さういふ人たちの善良な
やさしい魂を脅迫して、お金をとつて、赤い羽根をおしつける、といふやり方は、どこかまちがつてゐる。
0031吾輩は名無しである2023/04/01(土) 18:06:55.47ID:8xl63u1d
>>30
日本人だけなのか知らないが、この種の同調性はウクライナ戦争でも激しい。
なぜ、無関係な国同士の争いで日本政府はロシアを制裁し、ウクライナを支援するのか。
赤い羽根なら募金者にとっての損失は軽微だが、ロシア制裁・ウクライナ支援は日本人大多数の大きな貧困を招いている。
0032吾輩は名無しである2023/04/01(土) 19:13:08.14ID:E3WuLJDu
三島が谷崎に言及してるのはよくみるが、谷崎が三島に言及している文章はありまするか?
手紙は谷崎から三島へ出したというものはあるらしい
谷崎は後進の作家の文章はまずいとか関心しないとか言っていたし戦後作家で谷崎が評価してたのは誰だす?
0033吾輩は名無しである2023/04/01(土) 20:07:54.13ID:iQJE477F
>>31敗戦国でアメリカの手下だから・・・そんなに自由じゃない日本外交
0034吾輩は名無しである2023/04/02(日) 01:32:32.73ID:8U+yMZms
>>27
赤味噌がいいか、白味噌がいいか

こんなもんを比較しても無意味
ばかか
0035吾輩は名無しである2023/04/02(日) 12:33:53.62ID:TAo6bP7Y
>>34
日本人に限らず、人間(特に男)というのはランク付けや勝負が好きだからねえw
その分自由な精神が失われるのにね。
0036吾輩は名無しである2023/04/02(日) 17:22:00.75ID:MdN05Ntd
>>35ランクずけ、マウンティングは自然なことだと思う
人間っていうけどサルから進化した生き物(サルの一種)そんな上等な生き物じゃない
0038吾輩は名無しである2023/04/02(日) 20:07:44.78ID:MdN05Ntd
女同士も似たようなもんだ。女同士の苛めで結構自殺してるし教育委員会も見て見ぬふり
0039吾輩は名無しである2023/04/02(日) 20:14:11.06ID:TAo6bP7Y
>>38
女のことが理解できないのは、特に経験の少ない若い男の特性だ。
三島も例外ではないが、男が女を理解するには、女との関係は数ではなく内実だということすら理解してないことがほとんど。
0040吾輩は名無しである2023/04/03(月) 02:09:46.91ID:lL0blFpI
女はいやしい
0042吾輩は名無しである2023/04/03(月) 18:22:39.14ID:7sHxUZNA
坂本龍一死去か

戦場のメリークリスマスの原作者ヴァンデルポストは映画を観て、坂本が自分の考えるヨイノとそっくりだったのでびっくりしたとか。三島に似ているのにも驚いたとか。

三島が自決したのは「獄の影から」が上梓されてからはるか後のことだし、そして書いたときには三島を知らなかっただろうけれども。
0043吾輩は名無しである2023/04/05(水) 10:34:27.64ID:2GP/5OVF
三島と坂本って似てるか?
0044吾輩は名無しである2023/04/05(水) 15:37:42.02ID:QajXPjA0
三島と坂本は似ていない。

しかし三島とヨノイは似ている。美に対する感受性の強さ、白人に対する劣等感。
0045吾輩は名無しである2023/04/05(水) 15:48:36.24ID:BGL6OBYS
↑の方の言う通り演じた役が似ているだけだろう。

「日本の病院で最初に診てくださった腫瘍内科の先生には、『何もしなければ余命半年ですね』と、はっきり告げられました。かつ、既に放射線治療で細胞がダメージを受けているので、もうこれ以上同じ治療はできないと。加えて彼は、『強い抗ガン剤を使い、苦しい化学療法を行っても、5年の生存率は50%です』と言います。きっとそれは、統計に基づいた客観的な数字なのでしょう。
 でも、仮にエビデンスを示したとしても、患者に対しての言い方ってもんがあるだろう、と正直頭にきてしまいました。こちらに希望を与えないような悲観的な断定をされ、ショックで落ち込んでしまった。有名な先生だと聞きましたが、ぼくとは相性が悪いのかもしれないと思いました」(坂本龍一)

思想信条どおり潔くハラキリして死んでみせた人と、文化芸能商売の腐敗汁に浸かりながら生きながらえて、あるとき余命宣告をうけて「ショックで落ち込んでしまった」ような人と、
似ているはずがないのである。
0047吾輩は名無しである2023/04/05(水) 18:53:42.56ID:b3uqdI+P
>>35
争うのは好きではなくても
マウントを取りたい人が居る
0049吾輩は名無しである2023/04/05(水) 20:29:58.66ID:BGL6OBYS
そんなことわかりませんよ。三島由紀夫の内心のことを詮索するつもりもない。
ただ、言行一致を貫いたことは、外面をみただけでわかる。
石原慎太郎や大江健三郎、あるいは、作家ではないが、蓮實重彦や柄谷行人、
それに坂本龍一、ほかにもいるが、こういう後の文化人や知識人は、たとえ「政治」を語っても、
しょせんは口先だけなので、
三島由紀夫は自ら死ぬというやはり最も大変なことをもって思想信条と行いとの一致を示した。
はるかはるかに、別格も別格に、三島由紀夫は立派だと思う。
0050吾輩は名無しである2023/04/05(水) 20:31:07.55ID:BGL6OBYS
×しょせんは口先だけなので、
〇しょせんは口先だけだ。
0051吾輩は名無しである2023/04/05(水) 21:38:18.35ID:R41su8Zw
>>49
内心がわからないなら、わからないなら、思想信条によったのかも潔かったのかもわからないだろ?
三島の自殺だって外見に過ぎないし、自殺する人は年に何万人もいる。
0052吾輩は名無しである2023/04/05(水) 21:45:20.67ID:BGL6OBYS
思想信条は三島由紀夫が言葉として表明していたのだからわかるだろう。
だから言行一致といっているわけだ。
もし何か秘めていたことがあったとしても、それは内心だけのことだから、
当然わからない。
0053吾輩は名無しである2023/04/05(水) 21:54:28.70ID:iEvL4hZt
昭和ともに歩んだ、平岡公威こと三島由紀夫さん
1925年大正15年1月14日生まれで~昭和45年11月25日腹切り死に方が激し過ぎますわ~、
間違いなくノーベル文学賞受賞出来てハッピーエンド人生だったのに訳わからん。
独逸語も英語もベラベラクラスで「博覧強記」、結構、勝負師的センスがあったのかも知れん
三島さんと親友の澁澤龍彦さんの全集は書斎に鎮座させてるけどなかなか読み出がある
三島由紀夫さんって脚本家に凄く向いていると思う
0054吾輩は名無しである2023/04/06(木) 00:31:15.80ID:NB7qrSij
三島由紀夫全集なんて家に置いたら情念の塊が幽霊みたいに出てくるような気がして怖いわ
0055吾輩は名無しである2023/04/06(木) 02:07:54.01ID:qLYO47H6
>>54
>三島由紀夫全集なんて家に置いたら情念の塊が幽霊みたいに出てくるような気がして
>怖いわ
三島の全集はしかし見た目が綺麗なんだよね。今の新潮社版全集は2代目だけど、
本体は紺色の布製ハードカバーが艶があって豪華。薄茶色の箱に金色の文字も豪華。
装飾品としても素晴らしい。
0056吾輩は名無しである2023/04/06(木) 11:34:07.25ID:pwMwljHM
>>52
切腹して死ぬということがなぜ思想信条になるんだよ?
ただの死に方に過ぎないんだぞ?
0057吾輩は名無しである2023/04/06(木) 11:36:48.32ID:pwMwljHM
>>52
切腹して死ぬのも練炭自殺するのも、ただの自殺の方法に過ぎない。
どこに思想信条を読み取るんだ?
痛い思いをしたがるマゾヒストも、一定数いる。
0058吾輩は名無しである2023/04/06(木) 15:14:49.88ID:6HZHN2KS
澁澤はサド公爵の生涯のあとがきにこの本が三島由紀夫のサド侯爵夫人のもとになったのを大変光栄に思っていると書いているね
ああいう人とも友人だったことが三島のすごさ。右とか左とか関係なく仲良くなってる
野間宏とか野坂昭如とか深澤七郎とか
0059吾輩は名無しである2023/04/06(木) 17:32:06.48ID:j9lYn+Co
>>56
>切腹して死ぬということがなぜ思想信条になるんだよ?
>ただの死に方に過ぎないんだぞ?
三島がidentifyしたのは葉隠れにあるような武士の思想だからね。たえず己の死と
向き合って、いつ死んでも悔いのないように己の生を全うし、行動し、
また主君に仕える、という。切腹を選んだのもそこでしょう。そこは
たしかに他の自殺とは意味が違うよね。明らかに思想的な意味を与えている。
最後のバルコニーでの演説のなかでも終わり近くこう言っている。当時の『週刊現代
増刊号』掲載の資料からそのまま抜粋すると。
《憲法のために、日本の骨なしにした憲法に従ってきた、ということを知らないんだ。
諸君のなかに、一人でも俺といっしょに起つ奴はいないのか。一人もいないんだな。
(テメエ、それでも男かあ・・・とのヤジが飛び出し、ヤジに圧倒され気味)よし、
武というものはだ、刀というものはなんだ。・・・それでも男かあッそれでも
武士かあッ。それでも武士かあッ。まだ諸君は、憲法改正のために立ち上がらない
ということに、みきわめがついた。これで、俺は自衛隊にたいする夢はなくなったんだ。
(ヤジ猛然、「おりろ」「なんであんなものをのさばらせておくんだ」「おろせ
こんなもの」など。自衛隊の方で静めにかかる声も出る)それではここで、オレは、
天皇陛下万歳を叫ぶ。・・・天皇陛下、万歳》この後、三島はバルコニーから総監室へ
引っ込み、切腹・頓首に及ぶ。東部方面総監益田兼利の目の前で。
あの日の檄文や行動、演説を追えば、天皇への忠誠、現人神への復帰を狙う思想、
憲法改正、軍備容認そのためのクーデターである、という思想的背景は十分伝わる。
クーデターに失敗したという見極め、失敗した暁には死を選ぶという覚悟のとおり
に死を選んだ。彼の信条とする武士の心得に沿って。ということ。
0060吾輩は名無しである2023/04/06(木) 17:32:58.00ID:d5ekcXL+
三島由紀夫は日本における右翼革命的な政治行動は自ら死ぬことによってのみ全うされる
といいうようなことを表明していたのだから、そのとおりにしたというのは、
言行一致ということである。
三島由紀夫は楯の会の活動をみな自腹を切って賄った。
現在の話をすれば、柄谷行人は人間は本来的には「霊的な力」に強いられて「純粋贈与」をするものだ、という。
そして、バーグルエン賞の賞金100慢ドルは、どこかの「アソシエーション」に「純粋贈与」をするといっている。
どこに寄付するか現在考えているということである。
本当にそうするならば、その点に関しては、言行一致ということになるが、
考え中です、なんていいながら、一年、二年とほとぼりがさめるのを待って、結局どこにも「純粋贈与」をしないとか、
なにか利害関係のある所に打算含みで寄付するとか、そんなことならば口先だけということだろう。
わたしは、柄谷行人の場合、命どころか、たかだか金のことでさえ、その口先だけ、のほうであろうと思う。
石原慎太郎、大江健三郎、これ以降はみなその「口先だけ」の部類なのである。
0061吾輩は名無しである2023/04/06(木) 19:48:58.63ID:pwMwljHM
>>59
基本的な素養として、武士が仕えた(忠誠を尽くそうとした)のは藩主もしくは雇い主の中上級武士に対してに対してだ。
天皇ではない。
雇用主に対する御恩と奉公(賃金に対する忠誠)であって、雇い主が変われば元の雇い主のことは忘れて、新たな雇い主に忠誠を尽くす。
つまり、たんなる処世のあり方だ。

それは葉隠を読めばよくわかる。
葉隠は、武士の雇い主に対する処世の方法について説いているだけで、特段の思想信条があるわけではない。

武士の切腹というのは、思想信条によるものではなく、残された家族や親族を守るための処世としての死の作法なのだ。
その死に方に思想信条があるとすれば、残される家族(男子)や親戚を守るという、極めて俗世間的な思想信条なのだ。
0062吾輩は名無しである2023/04/06(木) 20:57:43.19ID:d5ekcXL+
60
訂正

×100ドル
〇100万ドル

×活動
〇活動費
0063吾輩は名無しである2023/04/06(木) 21:06:08.76ID:d5ekcXL+
主従関係は、御恩奉公の双務契約的なものだ。これは騎士道でもおなじようなものである。
君臣関係は、そうではなく無私のものというところがある。
前者は、プライベートなもの、
後者は、パブリックなものといえる。
水戸学などは、後者を前者に優先すべきものだとしていたのだと思う。
三島由紀夫はそのあたりの整理がついていなかったとはいえる。
考え方としては、三島的武士道は後者に近い。
0064吾輩は名無しである2023/04/06(木) 22:17:07.21ID:E89nHVFA
武士道について、天皇について考えることに今日どれだけの意義があるのか
疑問だね。どっちも今の時点からみれば、追求するは勝手だけども、たいした
お返しがあるとは思えない。
観光名所に堕した金閣を滅ぼすという極度な美意識からは相対性に回収されない
価値を希求するという美学が伺われるし、その問題はいまだに生き延びていると
思えるけども。
あとは経歴として三島の乳児期に生まれてすぐ実母から離されて祖母が
自室に監禁していた。
それがもとで成人してからも自家中毒が治らなかった。身体を鍛え始めて
病弱は克服はできたが。原-意識までは治しようはなく、
それが死への接近の始まりだったとする、
当人でさえ視えない経歴が最終的にあの時点での自死を決めたのだという。
そういう原-意識の問題は
三浦春馬といい上島竜兵といい竹内結子といい、原因不明な突然の自死が
目につく中で、原-意識のかかえる欠損と、+昨今の人心の荒廃が二重の
厭世観になり、自死にいたる、というのがあるとしたら、三島のかかえていた
問題とも重なると思う。
0065吾輩は名無しである2023/04/06(木) 22:44:16.85ID:d5ekcXL+
三島由紀夫は、言っていたことと行いとを一致させた、
それも自ら死ぬという普通に言って最も大変なことにおいて一致させた、
という稀有な文化人なのですよ。
石原慎太郎とか坂本龍一とか、言っていたこととやったことが逆、みたいな
卑怯未練な連中ばかりの中で、それだけでも立派なのです。
0066吾輩は名無しである2023/04/06(木) 23:27:04.12ID:pwMwljHM
>>65
その視点から見ると、自爆テロリストがもっとも立派ということになるな。
0067吾輩は名無しである2023/04/06(木) 23:37:14.02ID:d5ekcXL+
三島由紀夫は人を殺していないだろう。
0068吾輩は名無しである2023/04/06(木) 23:43:47.05ID:d5ekcXL+
三島由紀夫の場合は、ほぼ自己犠牲のみの行為だから、
自爆テロ犯や政治暗殺犯などよりも、
ベトナム戦争に反対の意思表示のために焼身自殺したお坊さんなどのほうに近いだろう。
0069吾輩は名無しである2023/04/07(金) 00:47:10.12ID:veWXNWAe
>>68
言動の一致をいうなら、社会に何事かの影響を与える自爆テロの方が立派ということになる。
自分が死んだだけでは、他への影響はない。

なにより三島は社会改革のためにはテロが必要だと主張していた。
テロができなかった三島は、その分卑小な死ということになる。
0070吾輩は名無しである2023/04/07(金) 01:42:14.74ID:9u+zCXQJ
言行一致というのは、言っていることとやっていることの一致のことだから。
坂本龍一のように、森林を守れ、といいながら、木を伐りまくって野立ての太陽光発電施設をばんばん立てさせて
儲けている会社のイメージキャラクターをやって大金をもらうようなのが、
言行不一致ということですよ。しかもその会社の親会社は、火力・原子力発電の設備も製造している。
三島由紀夫は、金のためにそこまで汚らしい振る舞いはしなかっただろう。
0071吾輩は名無しである2023/04/07(金) 01:49:20.69ID:9u+zCXQJ
公益財団法人 日本野鳥の会

メガソーラーが自然環境に与える影響としては@景観破壊A森林伐採B森林伐採による土砂災害の発生C土地利用の変化による動植物の生息地破壊等があります。一番の問題は、こうした影響が想定されるにもかかわらず、法的な規制がほとんどないことです。
0072吾輩は名無しである2023/04/07(金) 01:55:14.41ID:9u+zCXQJ
↑のようなことは、坂本龍一がソーラーのCМに出まくっていた時から、
心ある人たちは言っていたのですよ。
ところが、所轄官庁に対して、何を言っても駄目だったのだ。
役所の職員は、おっしゃる通りですが…、なにしろ国策ですから…、みたいな対応だった。
ようするに、利権を持っている連中が、ちゃんと法整備をして、定めた法令通りやってください、
みたいな意見を言う人たちの邪魔をしたわけだ。
0073吾輩は名無しである2023/04/07(金) 11:08:46.78ID:veWXNWAe
原発や自動車利権の人はなんでも利用する。
ソーラー発電に限らず、再エネのほとんどを自然の破壊だと主張したりする。

三島は自民党との関係を絶てと他人には言いながら、自身は中曽根や自民党の支配下にある自衛隊との関係を深めていた。
芸術志向を標榜しながら、非芸術の局地ともいえるマスコミに登場するのも大好きだった。

言行一致とはなに?w
0074吾輩は名無しである2023/04/07(金) 16:58:53.24ID:veWXNWAe
>>70
三島は金のためか心地良さのためか、自民党や芸能界の人間と交流するのが好きだった。
天皇崇拝を標榜しながら、実際に昭和天皇を崇拝していたわけでもない。
金のためであろうと心地良さを求めてであろうと、どこも変わらない。

自分で死ねばすべての自分の言動が美しくなるわけではもちろんない。
0075吾輩は名無しである2023/04/07(金) 20:31:24.44ID:9u+zCXQJ
日本野鳥の会は、再エネそれ自体には賛成なのだ。
だから、法整備をちゃんとしてくれ、といっていたのです。
ただ、野鳥の会の認識が甘いのは、いくらしっかり法整備をしても、すぐザル法になるのが、
わが日本国だというのが、いまいちわかっていないことだろう。
坂本龍一は、エクソルが森林を伐採して自社のメガソーラー発電所をつくった時期に、
金をもらってCМにでていた。そして他方では「森林を守れ」とかいっていた。
三島由紀夫は、そういうペテン師みたいなことはしませんでした。
0076吾輩は名無しである2023/04/07(金) 20:45:58.90ID:ay6RH1kT
NHK紅白に野鳥の会出てたけど。。。此奴らも胡散臭いと思ってしまう
0077吾輩は名無しである2023/04/07(金) 21:01:34.72ID:9u+zCXQJ
今日では「法の支配」というべきものであったイソノミアを
無専制支配の意味である「ノー・ルール・無支配」ではなく、
デモクラシーと対立するような「無支配」であるかのように訳の分からないインチキなことを述べる
柄谷行人が最高の知識人として扱われるわが国のことだから、
「法の支配」が骨抜きになるのも仕方ないのである。
0078吾輩は名無しである2023/04/08(土) 00:45:22.31ID:vmSf2O5k
口先では立派なことを言いながら、腐敗しきったオリンピック、それにかかわる利権にぶらさがり、環境利権にぶらさがり、等々の意地汚いことを、
三島由紀夫はやっていない。
坂本龍一のファンだとか、その音楽をイージーリスニングの一種として愛好するとか、
そういうのは好き好きだから、どうでもいいが、
坂本氏の政治的倫理性のようなものを賞賛する人は、根本的にどうかしているであろう。
かたや、三島由紀夫の政治的倫理性を賞賛するというのは、たとえその信条に反対であったとしても、
べつにおかしくはない。
0079吾輩は名無しである2023/04/08(土) 15:14:36.59ID:UcyemXik
行動では政治家や軍人に勝てない
文学では谷崎や漱石に及ばない
0080吾輩は名無しである2023/04/08(土) 20:58:25.63ID:wgE6SXt4
>>77
法の支配とは、支配者への服従のこと。
三島はそれを嫌ってたんだと思うよ?
だから、民主主義はテロがなければ腐敗する、と広言していた。
0081吾輩は名無しである2023/04/08(土) 21:34:38.78ID:vmSf2O5k
三島由紀夫は「法の支配」を尊重していただろう。
だから憲法改正すべしという主張をした。
それは「法の支配」に反する違憲状態を良しとしていなかったからである。
「法の支配」を軽視していたのならば、違憲状態がどうこうなどという議論は
無視すれば済む事であった。
また、「法の支配」を尊重していたからこそ、法を破った行動については、
その主体は、自ら死ぬことによって罪責を濯ぎ、行動の本義を浄化すべきである、
という考え方をとったのだろう。
0082吾輩は名無しである2023/04/08(土) 22:13:46.42ID:wgE6SXt4
>>78
「三島由紀夫の政治的倫理性」とはどういうものだと思ってるの?
たとえば、左翼が主流だったから自分は右翼になった、というようなことが政治的倫理性?
0084吾輩は名無しである2023/04/08(土) 22:26:26.97ID:vmSf2O5k
三島由紀夫の場合、言行一致、私利私欲のなさ(無私であること)、これが倫理的だと思う。
0085吾輩は名無しである2023/04/08(土) 22:34:31.49ID:UcyemXik
見栄や金銭欲がなかったのは偉いね
川端が晩年は弟子に代作させてたのは有名だが、三島も書かされた可能性があるらしい
ネットでいつか読んだので本当かはしらんがそれが眠れる美女で、どっかのパーティで川端のいる前で川端さんの一番いい作品は眠れる美女といわれて川端は目を伏せたと
晩年は手紙で川端さんはもう駄目だとまで愚痴る始末
あの時代代作を拒否したのが三島と大江だったそうだ
0086吾輩は名無しである2023/04/08(土) 22:39:10.90ID:vmSf2O5k
三島由紀夫は、「法の支配」に反する行いしたから、
その罪責を清めるためにハラキリして死んだのだろう。
それは倫理的な行為なのですよ。
山口二矢についても、浅沼稲次郎を暗殺したことが立派なのではなく、
暗殺したのちに、留置所内で自ら死んだのが立派だと
三島由紀夫は言っていたのだろう。
0087吾輩は名無しである2023/04/08(土) 22:42:48.80ID:vmSf2O5k
山上徹也容疑者にしても、自ら死ねば、三島思想的な意味では、倫理的になりうるだろうが、
いまのところそれはやらなさそうだから、ただの政治暗殺犯だろう。
0088吾輩は名無しである2023/04/08(土) 22:45:26.15ID:vmSf2O5k
≫あの時代代作を拒否したのが三島と大江だったそうだ

大江健三郎なんか見栄と欲だけで長生きしていたのだろう。川端康成のほうが、人間としてはだいぶ上等なのではないか。
0089吾輩は名無しである2023/04/08(土) 22:56:35.15ID:wgE6SXt4
なんで自殺をそんなに崇拝するのか知らないけど、くだらないね。
自爆テロリストがそんなに立派なのかね?
三島がノーベル賞欲しさにドナルド・キーンに自作の翻訳を催促しまくってたのは有名だ。
キーンから見ると、それほど優秀な作家ではなかったから、後回しにしていたようだ。
0090吾輩は名無しである2023/04/08(土) 23:10:35.12ID:vmSf2O5k
三島由紀夫は、違法な革命的な行いをしたときには、自ら死ぬ、と公言していて、
そのとおりしたから、言行一致であった。
そして、言行一致というのは、倫理の基本なのですよ。
言行不一致というのは、それだけでもはや倫理がないということなのだ。
つまり、戦後の一流文化人の中で、重大問題において、
倫理の基本だけでも守ったのは、三島由紀夫ただ一人、
ということだね。ほかの一流文化人は、倫理の基本も守っていない、卑怯未練な連中、
ということである。
0091吾輩は名無しである2023/04/08(土) 23:15:49.80ID:wgE6SXt4
>>90
三島の自殺のどこが革命的な行いなんだ?
革命的な行いとはまったく無縁の、自己顕示の自殺に過ぎないぞ?
ただの自殺を革命的とか言い募るのは、もっとも低い倫理だぞ?
0092吾輩は名無しである2023/04/08(土) 23:21:22.46ID:wgE6SXt4
>>90
自殺がそんなに立派に見えるなら、生き永らえてる君は卑小で惨めな存在なんだろう。
その卑小で惨めな生を、少しでも上向かせる努力をしないでどうするんだ?
他人の自殺を誉めそやしたところで、君の生は1㎜も上昇しない。
0093吾輩は名無しである2023/04/08(土) 23:37:50.61ID:vmSf2O5k
三島由紀夫は、維新的、革命的な行為だと言っていたのだから、
その本人はそのつもりだった、と言ったとおりにとるしかないだろう。
三島は、自ら信ずる行動をし、それが「法の支配」に反する結果になるならば、
その時には死にます、と言っていて、そのとおりにしたのだから、それは言行一致なのだ。

柄谷行人は、バーグルエン賞の賞金100万ドルは全額、「アソシエーション活動」をしているグループに
純粋贈与します、といっている。本当にそうするならば、それは言行一致だ。
しかし、わたしとしては、柄谷行人は、せいぜい10万ドルくらいは、息のかかった連中の活動にたいして打算的贈与をするかもしれないが、
100万ドルまるまるを「純粋贈与」するなんてことは、決してしないと思う。
命どころか、たかが金の事でも、言行一致なんてことはないだろう。なにしろ、『倫理21』ではなく、
「倫理ゼロ」の先生のことだから。
もしこの予想がはずれたら、ごめんなさい、と謝ります。
0094吾輩は名無しである2023/04/08(土) 23:44:42.18ID:vmSf2O5k
自ら死ぬのが立派だと言っていたのは三島由紀夫であって、
私ではないのですよ。
わたしは、自己犠牲を伴うような言行一致は倫理的だといっているわけよ。
体が丈夫なうちは途上国でボランティアの井戸掘りをします、
といっていて、そのとおりしたら、その人は自己犠牲的な言行一致で倫理的だと思うね。
0095吾輩は名無しである2023/04/09(日) 10:13:49.88ID:OfqpC7C9
>>93
その三島の発言は知らないが、仮にそう言っていたとして、もしクーデターが成功していたら、三島は自殺せずに部隊の参謀となっていたはずだ。
つまり、自殺したのは法の支配に反したからではなく、法の支配に反した行為をしようとして失敗したからということになる。
失敗したら死ぬと言っていたのなら言行一致だが、法の支配に反する結果になったら死ぬと言っていたのでは、まるで一致していない。

君は柄谷や大江が名誉や金を得たことを妬んでいるようだが、三島は名誉は得られなかったかもしれないが、金はたくさん儲けたんだよ?
0096吾輩は名無しである2023/04/09(日) 10:21:26.00ID:OfqpC7C9
>>94
自己犠牲と言う言葉は、自分の身を削って(損失を被ったり生命を失ったりして)他人のためになにかを行うこと、という意味で使われるのが普通だと思う。
三島の行為は、誰の利益にもなっていないから、犠牲という言葉にはふさわしくないだろう。
マスコミや出版社は儲けたとは思うが、三島がそれを目的としていたわけではないだろう。

たしかに三島のサービス精神と自己顕示欲は、遺作の最後に自殺の日の日付を書き記すという行為にもよく表れている。
0097吾輩は名無しである2023/04/09(日) 10:23:42.72ID:OfqpC7C9
ちなみに、自己犠牲という言葉は、会社のために身を粉にして何十年も働く、という多くの日本人に使うことがもっともふさわしい。
0098吾輩は名無しである2023/04/09(日) 22:10:46.04ID:ChWDlvbD
>>95

金と名誉を得た人を賞賛したいのならば、
石原慎太郎も入れたほうがいいだろう。
0099吾輩は名無しである2023/04/10(月) 08:53:30.67ID:7pQlUWvH
「私はこれまで三島さんの悪口ばかり書いてきています。」と三島の面前で言うほど
批判的立場だった古林尚でさえも死の数日前の三島との対談後半に
「三島由紀夫を思想・文学・人間
というふうに分割すれば、文学は好き。人間もまあ憎めないほう。だが、思想だけは
願い下げにしたいというのが本心です(笑)」(43:55)と白状する。
三島は「やっぱり女でも、すっかり身をまかしてしまうと飽きられて、
嫌われますからね。つまり、ぼくも一か所ぐらいトゲを残しておかないと、古林さんに
飽きられちゃいますからね。(笑)」と答えている。
古林は先輩の平野謙にからかわれて
「おい平林君よ、おまえさんは三島の悪口ばかり言ってるけど、本心は好き
なんだろう。好きなら好きだって、あっさり告白したほうがよいぜ。そのほうが
論理のツジツマが会うんじゃないかね」(『三島由紀夫全集40巻』773頁)
と言われたことがあるらしい。
三島の生涯最後の文学的仕事がこの対談で論敵古林との対談だったというのも
意味深。自分の生涯最後の自らによる総括をまとめておいてほしいという古林への
メッセージがあったのではないかと思える。
三島死後の古林回想(『週刊現代増刊三島由紀夫緊急特集』)によると、
三島はこの日、三島邸での対談を終え、古林が帰ろうとした際、
女中さんが見送ろうとしたらその女性を制して「ぼくが門まで送ります」と
奥に下がらせ、古林が門の外に出るまでわざわざ門まで見送って
「どうも、ありがとうございました」とカカトをそろえ、正視したまま
頭を下げたという。
後からおもえばもう既に死を決めていたときだったんだろう。
論敵でさえが結局人間に
惚れてしまう。やはり人を惹きつける魅力のある人だったのがわかる。↓
三島由紀夫(最後の対談)
https://www.youtube.com/watch?v=YBAzs2m41xE&t=877s
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