「あなたのことが、す……」
 その瞬間、たかしの頭が吹き飛んだ。
 突如侵攻してきた北朝鮮の軍人が放った凶弾が、たかしの命を吹き飛ばしたのだ。
 赤い血とピンクの脳髄がスザンヌの顔に降りかかり「すき」と言いかけたまま固まっている口中に飛び込んだ。
「……たかし?」
 目の前でぬらぬらと揺れるたかしの舌。それの痙攣が止まると同時に、スザンヌの咆哮が天を突いた。
「い、い、いやあああっ!」

 ってミスト級の裏切りを見たい。