>>231
うーん?ただの妹自慢だと思ったけどなあ

> 「うむ、そうだ。ローゼマイン、様の専属職人はこのように素晴らしいユルゲンシュミットには存在しない赤のリューツィが作れるのだ。ハンネローレ様によく似合っているであろう?」
>  ヴィルフリート様が得意そうに胸を張ると、オルトヴィーンが髪飾りとヴィルフリート様とわたくしを見比べて、力のない笑みを浮かべました。


> 「どうだ、フィリーネ。この絵本はローゼマインが作ったのだ。すごいだろう」
>  ……何故兄様が自慢する?
>  自分のことのように誇らしげに胸を張るヴィルフリートの姿に、わたしが小さく笑っていると、フィリーネが頬を上気させて、「ローゼマイン様」と、純真なキラキラの目で見つめてきた。