砂に魔力を満たすと土になり植物が生えてくる描写

>「これは礎の魔術の簡易な物だとお考えくださいませ」

> エグランティーヌの声に皆が一斉に自分の前に配られた箱を見る。上から見ると、大体六十センチくらいの正方形で、中には砂漠のようなさらさらと乾いた砂が入っていた。
>真ん中にはビー玉くらいの大きさの魔石が色とりどりに並んだ直径十センチくらいの大きさの魔術具がある。

> このさらさらの砂は魔力が枯渇した状態のようで、魔力で満たしていけば草が生えるような土になっていくのである。

> 砂漠のような乾いた砂が敷き詰められていた箱庭の中はあっという間に黒い土とところどころに緑が芽を出す状態になっていた。しかも、まだ完全には魔力の流れが止まっていないので、じわじわと緑が増えている。