フェルディナンドは当時、騎士団の人間ではなく、
あくまで要請を受けて一時的に指揮権を預けられた外部の人間であるということが一つ。

騎士たちの教育程度に関して責任を負うのは騎士団長たるカルステッドであり、
騎士団の運営や騎士の教育に携わっていないフェルディナンドに責任を問うのはお門違いもいいところなのが一つ。

フェルディナンドからの「護衛を付けろ」という命令に対して、
シキコーザとダームエルの二人を指名したのがカルステッドである以上、
責任を負うべきはやはりカルステッドであり、フェルディナンドではないというのが一つ。

ダームエル自身、護衛対象が平民でなければロートを上げるなりなんなりしていると認めている以上、
叱責されて当然であるというのが一つ。


突きどころの多い主張ですねえ……