>>72
異世界シャワーのはなし。批判の本質は
「わざわざ異世界移転設定を使ってるのに、現代風俗をそのままなぞる描写で良いの?」
という所だと思うよ。

あれに対して「異世界にシャワーがあってもおかしくない」という反論もあったけど、
そりゃ「あってもおかしくはない」が、なら「どうおかしくないか(現代日本のシャワーとはどう違うか)」
に触れて、「異世界(その世界)ならでは感」を演出しようや、て話。

で、こういう話になるとまた「シャワーを浴びるシーンに一々異世界シャワーの説明なんか入れてられない」
みたいな反論も定番で出てくるんだけど、それも毎度見当違いで、描写とは本来積み重ねなのだから、
「事後にシャワーを浴びる」という展開の前段階で、それらを描写する事はいくらでも出来るはずで、
そういう事前の積み重ね無しに、いきなり「現代日本での風俗描写をそのままトレースしたような」
シャワーシーンを入れる、てところを、ピロチは批判したんだろう。多分。

この手のことはあれに限らず多々あるんだけど、所謂学園物展開になったときに、「その世界ならでは」
の学園描写があまり無く、単に魔法や何かを教えるところ以外は
「現代日本(や、既存のラノベ的現代学園物)の学園描写をトレースした」
みたいなものになりがち、てのと同じ。