例えば>>912を元にアルキマイラとエステルドバロニアを比較するのなら

異世界国家アルキマイラ
1.タクティクス・クロニクルという、RPG寄りの大人気VR戦略SLG。
2.SLG初の全感覚投影式ゲームで、それまで旧世代の据え置きゲームしかやっていなかったから。
3.謎の天変地異によって転移していた。直接的な原因は不明。
4.主人公は残機制だが生身で怪我もする、NPCは全て生き物となり、周囲は幻惑効果を持つ森。
5.リアル過ぎる感覚や意志を持って話すNPC、死後に目を覚ましても世界がそのままだったため。
6.身の回りのことで手一杯で未だ目標なし。(周辺国である他種族国家を救出した。)

エステルドバロニア
1.アポカリスフェという、VR黎明期の人気のない戦略SLG(RTS)
2.三十代を目前に控えての唯一見つけた楽しみで、300体以上の自作魔物を眺めるのが好きだったから。
3.ゲーム内で頭痛により気絶、現実で緊急メンテナンス時のバグによって主人公が死亡したため。
4.主人公は生身になったがゲームシステムの大半が使用可能、NPCは全て生き物となり、周辺は広い草原。
5.痛覚機能のないはずのゲームで痛みを感じ、無機質無感情なNPCが表情豊かに感情を表したため。
6.ゲームの時と同様に、異世界で「誰もが幸せになれる国」をつくる。

と要素要素を書き出すだけでも大きく異なる。
これでも大雑把に書き出しているから、もっと読めばもっと異なる。
しかしこれを更に大雑把に、大筋だけで書き出すとこうなる。

1.VR戦略SLGをしている。
2.かなりゲームをやり込んでいる。
3.異世界に転移した。
4.主人公は生身で弱く、最強の配下がいる国ごと異世界に転移した。
5.異世界でNPCと会話をして。
6.弱きを助け、強きを挫くこと。

確かに間違ってはいないものの、これでは各作品の区別さえつかない。
加えて6.の弱者救済要素はエステルドバロニアでは少々異なっていて、
切っ掛けがなければ『他の国と敵対しないために静観していた。』とある。
そこを踏まえても、やはり「盗作」と呼ぶには強引だと感じる。