>>63を叩き台にした>>84が一卵性双生児ではなくて二卵性で誕生した瞬間を目の当たりにしたよ。
この言い方が午前五時五十六分と三十二秒にふさわしいものかはわからないけど、
背中に張り付く冷たさが凛とした帰着を当然とばかりに主張しているので僕もそれに倣うことにする。

それにしても懐かしい記憶を運んでくるものだ。香ばしい葉巻の尖端を切って漂う甘い匂いに似ている。
ヘルメットを被った雛鳥がゲバルト棒を路面に打ち付けて練り歩く姿は微笑ましい。幼い思想は革命に寄り掛かり、
先頭を闊歩しているようで手を引いて貰っている。商店街を練り歩くちんどん屋はどんな革命を胸に秘めているのだろう。
取り留めのない思いが僕を創作の彼岸に流していく心地良さに軽い酩酊感を覚えつつ、午前六時一分という時間に心を寄せる。

やれやれ、とお決まりの言葉を口にして僕は打ち込む手を止めた。(`・ω・´)