アル 「ヒーロスコルさん、生前は会社を経営していたとロリックから聞きました」
フィオ「ふむ、たいしたことはない。興した会社は私が死ぬ前には、
やっとパートなども含め四百人くらいの会社でしたな」
アル 「ほう、どういった会社だったんですか?」
フィオ「グリード君は多分ご存知ないだろうが、帝食という食品商社だ、です」
アル 「!……ほう」
フィオ「七十になった際、息子へ全て譲りましたので、老後は悠々自適でしたな」
アル 「(丁度俺が入社する前に、……くっそ)そうだったんですね……」