「結婚してくれ、キャサリン! そしてこの指輪をどうか受け取って欲しい!」

三年間付き合い続けている愛する人からの大胆なプロポーズ。
キャサリンはこの日を待っていた。
彼女に受け取らない選択肢などある筈がない。

「マイケル……ありがとう、嬉しいわ」

あまりの嬉しさにキャサリンは涙ぐむ。

「それじゃあ早速はめてみてくれ」

微笑みキャサリン。受け取った指輪をはめるその刹那。

指輪が爆発した。

「う、うわあああああああ!! ゆ、指がああああ!!!」

キャサリンの悲鳴が家中に響く。

「こ、これは一体!?……そんな、ま、まさかーー!!」

指を抑え、激痛に耐えながらマイケルを見据える。
そこには愉快そうに笑う彼とスタンドがいた。

「マイケル!! あなたはスタンド使いだったのか!?」

「その通りッ!! だが気付いた所でもう遅いわ!! 貴様をぶっ倒してやるぜーーーーーー!!」

痛みが、苦しみが、悲しみが、怒りが、憎しみが、キャサリンの全身を支配する。

「後悔してもらうぞッ! このキャサリンを裏切った事ッ!!」

キャサリンが睨み、マイケルが笑う。
戦いの幕が開かれた。