「神は死んだ」を読んでみた。
一人称だったり三人称だったり、ころころ変わって読みづらかった。
途中から流し読みだし、まったく引き込まれるところがなかったので、読んでて苦痛だった。
冒頭らへんからしばらくというか、全体的に行動描写ばっかりで、それを書くことに何か意味でもあるのかな〜、
ないんじゃないかな〜って感じで、無駄に長い気がした。
改札を出てから歩いているシーンとか、そのシーンで対戦相手のプロフィール紹介とかいらないでしょ。
というか、家にこもって研究に研究を重ねているのに、五分ばかしの間に対戦相手の紹介みたいなことは頭に浮かばないと思うな〜。
三人称で書かれているんだったらまだいいけど(あんまよくないけど)、一人称でこれはないな〜って感じ。
全体的に無駄な文章が多いのと、会話が死んでるのと、エピソードも弱くて、だからダラダラ〜って感じで、物語の中へ入っていけない。
無駄な文章が多いというより、生きている文自体が少ないのでしょうね。
ラストらへんで「冷たい」とか言ってたと思うけど、何がどう冷たいのかわからないんだよね。冷たいといってるから冷たいのだろうけど、
その冷たい感じを表現しなきゃならないんじゃないかな。
生きている文が少ないってのは説明文チックな文ばかりと言ってもいいし、文章の生き死になんて個々人で違うものだからどうでもよいのだけど、
本当にこのシーンでこの文章が必要なのかとか、考えてみたほうがいいんじゃないかな。
将棋盤の上に駒をじゃらじゃらとか、マウスをカチカチとか、なんか意味があるのかな〜。
もっと他にたくさん書かなきゃいけないことがあるだろうに、って思いました。