>>731
ああ、そこらへんのプロのタイトル作りは理屈で考えると楽ですよ。
キャッチーな言葉との組み合わせを意識すればいいのです

・花束に「アルジャーノ」
・ベイビーズとに「コインロッカー」
・海辺に「カウフカ」
・四畳半に「神話体系」
・桐島に「部活辞めるってよ」

といった感じで、普通×キャッチーの組み合わせでタイトルを作るのがセオリーです。
この組み合わせや言葉選びのセンスによってタイトルの出来が変わってくるんです。

まあ四畳半をタイトルに使うのも新鮮さがあるのでそれなりにキャッチーで、
コインロッカーに子どもを捨てる事件が多発した当時はコインロッカーベイビーという言葉自体がパワーワードだったのですが、
そこらへんのアレコレは割愛します。


■実例。

「人生のエンドロール」
のように普通×普通の組み合わせだと当然ながら“普通”にしかなりません。
が、これに「樹海」というそれなりにパワーのある言葉を組み合わせたらどうでしょうか?

「樹海のエンドロール」
先ほどよりは普通さから脱却できたのではないでしょうか?
また作中でキャラたちが樹海で死ぬような展開があれば、このタイトルはとても映えるかもしれません。

「いつまでも色褪せない花」
では言ってることは普通ですが、
「いつまでも色褪せないひまわり」
というように“花”を具体的な花の名前にするだけで印象は変わります。
さらに珍しい花の名前や英語を使うとか、花以外のパワーワードを持ってくるだけでだいぶ変わります。


>>726はどれも普通×普通の組み合わせなので、どうしても味気ないものになってしまいがちです。
(作者さんの繊細なセンス的にキャッチーなものよりも普通さというか自然体もアリだと思うのですが)
まあ、それもあって“印象”という点で僕には同じようなタイトルが並んでるように見えたのです。

もし作者さんがあげた「アルジャーノに花束を」や「海辺のカフカ」のようなタイトルがお望みなら、
普通×キャッチーの組み合わせでタイトルを再考してみることをオススメします。