>>740
>作者的には今のタイトルがぶっちぎりで気に入ってるのですが、概ね評判が悪いので〜

作者と読者とのズレが起きるのは、おそらく作者さんが物語の内容を加味してタイトルをつけているからだと思います。
さらにいうと作者は物語の行く末もタイトルの意図が分かっているので愛着が湧いてしまうものです。

たとえば、作者という立場からすると、
「空と花はいつまでも」というタイトルにも感慨深さを感じてしまうのではないでしょうか?

ですが、読者はまだ1ミリも内容知らないので、
「空と花って何? 風景? それとも作中キャラのこと?」
くらいにしか思いえないものです。
残念ながら他に挙げられたタイトルも同様です。


まっさらな読者に届くタイトルというのは、内容を知らずともタイトルだけで読者のハートを鷲掴みにするものです。
それが作品と初対面の読者にとっての“良いタイトル”になります。
そのようなタイトルにきっと作者さんも遭遇したことがあるんじゃないでしょうか?


■感性に頼ると難産にあるし読者を放置プレイしがちになる。

また読者がどんな印象を抱くかは置いといて、
作者さんのように、物語を象徴するようなタイトルを作ろうとすると、とても難産になりやすいです。

>>729さんが挙げた「あおぞらとくもりぞら」のような、
作品を象徴しているとか、
読めばハッとさせられるものにするとか、
読み終えたあとにタイトルの良さを実感させられるとか、
そういったプロ級のテクニックを駆使したうえに、
感覚的といいますか、読者と作者の「感性」というものを頼りにしたタイトルの作り方は、とても苦労します。


まあ、もうタイトル考えるのは疲れたよ!ってなりましたら、
感性に頼るのを控えて、音楽でも聞きながら作業としてこなすのがいいと思います。
たとえば「>>733のやり方でタイトル案を30個以上だしてやる!」というような“質より量”作戦は有効だと思います。

作者の感性は、読者の感性ではないです。
感性で作られると読者は置いてけぼりになることが多いです。