>>6
一応、全部読みました
前回読んだ時の感想で「この構成じゃNTRエロゲが最重要テーマだよ」みたいなことを書いた記憶があるんですが
まさか改稿の結果NTRをタイトルに持ってきてテーマとして押し出してくるとは、完全に予想の斜め上でした
それが悪いとは一概に言えないんですけどね

ただしNTRとは愛する人が他人と性的行為に及ぶことで興奮する性癖だったり、そういったシーンを見て喜ぶ人のための作品を言うのであって、
自分が死ぬからってんで幼馴染みに別の庇護者をあてがうのは、なんかコレジャナイのでは、と思います
まあそれも単なるストーリー上のギミックであって、テーマの本質ではないのでどうでもいいっちゃいいんですけどね

評価基準です
『改稿の効果は…』『最も改善すべき点は』『冗長と感じる部分は』3つまとめて
前回より多少は文章がスリムになって読み易くなりましたが、まだまだクド過ぎます
丁寧にロジカルに説明するのも大切ですが、逐一やられると「そこまで説明しなくても分かるってば」って思うし
結局は文章量を分母としたときの「面白み=ストーリーやギャグやキャッチーな台詞etc」の割合が減るわけなので密度の薄い小説になってしまうわけなんですよ
説明は読者が必要としたタイミングで適度にあればいいわけなんで、できれば少ない方がいいわけじゃないですか
なのに論文口調で「●●とはこういうものだ、だからこういうことになるだろう、そこで自分はこんな行動をとるべきだ……」などと細かく書きすぎ
もっと簡潔に文章を引き算して、柔らかめの語彙で書いた方がいいんじゃないですかね
……と、普通は思うんですけど
この論文みたいな文体で一人称小説を書き切るというのもある種の技術だし、作風なんで、直せないならいっそ磨いてみるのも一興ですよ

それと死神設定ですが、確かに切迫感は演出できているので、そういう意味では成功なんですが
昨今の異世界転生ものに食傷気味な自分としてはキライです
死神とか天使とか安易に登場するのを何度見たことか
ただ流行っているのは好む人が多いからでもあり、異世界転生を断る所がアンチテーゼでもあるし、メタいギャグにしてるわけですね
だからこれも一概にダメとは言えない
一方で他の人も言ってるみたいに「魔法だの邪法だの、そうである文化背景も元々ないので」とは正しい指摘ですね、その通りだと思います
世界観にそぐわない突発的超常現象でストーリーが動いてしまうと、同様の現象で何でも解決できる余地を残してしまうわけで、てか事実そうなったし
伏線というよりもデウスエクスマキナが物語をスタートさせて終わらせてしまったような徒労感
ただやはり好みの範疇なんで、作者さんがやりたきゃ突っ走ればいいとも思います
それでもタイムパラドックス云々はロジックとしてよくわかんないです、てか全然上手くない