>>492
>我慢して1話を読んで頂いた
正確には二話目の頭くらいまで読んだところで集中力が切れたでござる
まあ我慢してたのは眠気なんだけど
それにしたって、「眠気を我慢してでも読みたい」とは思わなかったかなあ。悪いけど

一話目、問題点としてはキャラがちと多い事もあると思うわ
読者視点だと、「名有り(ネームド)」キャラは重要人物、って意識があるのね。登場人物が限られる短編ならなおさら
数学教師、男友達、先輩、ツンツン、ウエイトレス、マスターと次々に出されると覚えきれないし個々の印象も薄くなる
本筋に絡む重要人物は先輩、ウエイトレスだけだったんだから、他は出さないか、出しても名前を出さずに軽く済ませてもいいと思う
二話目三話目で重要なポジションになる、ってんならその時に名前を出せばいい
先輩との関係性をメインにしたい、ってんならキャラはやっぱり少ない方がいい。その分二人の関係性を強く印象付けられる

殺人鬼が出た時の、先輩のエキセントリックさも唐突だったかな。それまでにそんな描写がほとんどなかったから
せっかく主人公と二人きりのシーンがあるんだから、そこで仄めかすくらいはしてもよかろうに
あとは先輩が一人で家にいる時、小動物を笑顔で惨殺する、みたいなエキセントリックさを示すシーンを入れてもよかったかも
一見平穏な日常、だがその裏には先輩の狂気がいつも潜んでいる……となるとホラーっぽくない?

赫い目の女はあくまで雑談、って事ならそれはそれで構わない
でも意味ありげに出して、考察して、実際に出しちゃったからなあ……その時点で「重要な伏線」だったと受け取られる
しかもオカルトの話だったから、実在の何かじゃなくて、そっち方面の意味合いで
それがただのマネキンだったってんだから、結果として、主題がぶれてる印象を与える大きな要因になってしまった

オカルト要素抜きで行くなら……先輩が突然「不審者をとっちめに行こう!」と提案し、主人公がそれに付き合わされる
だが夜道で主人公は先輩とはぐれてしまい、突然頭に衝撃を受けて気絶してしまう
気付いた時には拘束され、殺人鬼が目の前に。あわやというところで、GPSを頼りに場所を突き止めた先輩が殺人鬼を撃退
そこで、先輩は正義感で動いたのではなく、「殺してもいい相手」が欲しかっただけなのだと気づく……とか?
やっぱり適当だけど、膨らませ方次第で話にはなるんじゃなかろうか

二人の関係性を中心にしたいんなら、共同で何かやらせるのがいい
現代日本で日常的な世界だから、非日常的な事がいいかな。その方が感情移入しやすい
非日常的な世界で日常的な事をやらせる、でもいいけど、それだとテーマから外れるしね

まあ何にせよ、テーマは骨格だから、ぶらさない事が重要よ
逆に言うと、そこがしっかりしてれば、何を書くかはおのずと決まってくる
私事の上二次の話で悪いけど、自分はそうやって完結まで持ってけたから