「ええ、あれでいいの。新たな名を想い、刻み、記したという行為は立派な『代償』よ。さっきも言ったけど、この世の全てが『代償』足りえるの。とにかく、行動という『代償』さえあれば、世界の取引に介入できるわ」

いま綴った詩と『異世界』までの僕の人生が『代償』となって、世界がお捻りをくれるかのように、僕に『成果』を返してくれたのだ。

352話「始祖」からカナミ視点だけど積み重ねの成果物が本当の魔法っぽいと思ってる