>>392-393
>これで最後にしようと、三十代最後の年〜
(見栄えの観点で「終わりにしようと」としてもよい!)

破綻のない文章で書かれていた!
「肺がむせ返る」と云う表現に少し引っ掛かりを覚えたが、一つの表現であると理解した!

問題は話の内容にある!
主人公は弁護士を目指していた! しかし司法試験に通らず、
四十を目前にしていた! 絶望して郷里で密かに死を決意する!
仕掛けが生家にあるので何かしらの理由で帰る必要がある!
その為の司法試験でそれ自体に意味はなかった!

荒れ果てた生家には壺があった! 値打ちはないが価値はある!
災厄を封じていた封印の壺と知らず、主人公は破壊した!
小僧の姿で災厄が姿を現した! 解放した礼として褒美を口にするが、
災厄以外は受け付けなかった! ここで疑問が生じる!
主人公を覗いた全員が災厄に見舞われるように願えば良かったのではないだろうか!
あと壺に価値があると判断した理由が定かではない!

他に穴の存在が引っ掛かる! 災厄が封印されていた場所なのだろうか!
穴は底なしの深さがあった! 不幸にも見学にきた子供が一人、落ちることで判明した!
利用価値を見出した人々の手によって処分場となった! その後、空から一人の子供が降ってきた!
災厄の始まりを仄めかしているように思える! 自らが大量に集めた危険なゴミが空から降り注ぐのだろう!
穴の役割はわかるのだが、災厄と名乗った小僧は何だったのか! 世に解き放たれたことで世界にどのような影響を与えるのか!

小僧と穴の役割が似ている! 災厄の根本を考えさせる内容になっていた!
主人公は単なる切っ掛けに過ぎず、配役としては弱い! 廃屋となった家を肝試しに使う輩によって壺を壊させてもよい!

個々の設定に興味は惹かれるのだが、どれも掘り下げが足りずに中途半端な内容に思えた69点!(`・ω・´)