「お前くらい、俺一人で十分だっての!」
 まぁ仕方がないか。
 俺も剣を抜いた。
 巻き毛が間合いを詰めてくる。
「おらおらおら!」
 キンキンキンキンキンキン!
「ははっ、どうした!? 大口叩いたくせに、防戦一方じゃねぇか!」
 キンキンキンキンキンキン!
「……守ってばっかりじゃいつまで経っても勝てねぇぞ!」
 キンキンキンキンキンキン!
「そ、そろそろ終わりにしてやらぁ!」
 キンキンキンキンキンキン!