〉元々は素直ないい子なだけに、あまりの嫌われようにとても気の毒になります。
いつかはヴィルさんにも幸せが訪れることを祈ってます。

幸せかどうかは、見る時、見る人によって違います。
ローゼマインも家族と別れて下町の皆と隠し部屋でも会えなくなって不幸とみるか、貴族になって命が助かり、本が読める環境で幸せとみるか、大きく違うでしょう。

ヴィルフリートは領主一族の誰も廃嫡になることを望まず、兄妹仲も他領と比べれば良好で、貴族院では優秀者になり、他領に友人もできて、側近とも仲良し。深刻な悩みもない。
周囲の悪感情に気付いていない今は幸せですよ。
悪感情に気付いた後、ヴィルフリートがどのように考え、行動するのか。何を自分の幸せとするのか。それが大事だと思っています。

〉こうやってヴィルフリート視点で書かれると「あー、下位領地でお山の大将やってた上級貴族としてはごく普通の感覚なのね」って納得しました。

あぁ、まさにそういう感じです。ヴェローニカ全盛期に重宝された貴族としてはごく普通。
オズヴァルトは「神殿育ちで常識の通じないローゼマイン様が主でなくてよかった」と思っていますし、ローゼマインの側近には上から目線で同情しています。

〉ヴィルフリートは本当に側近に恵まれなかった(>_<)

2年間眠っていたため、子供部屋で自分と気の合う側近を選ぶことができず、一族の指示で
一覧表の中から顔と名前が一致しないまま選ぶことになったし、神殿通いを疎まれて成人側近が簡単には見つからないローゼマインの方が、普通に考えると恵まれていません。

ローゼマインは自分のやり方に合わせてもらえるように側近や周囲を整えていきました。成人文官がいないのでハルトムートに指示を出したり、ダームエルのやり方に馴染めない者は入れないと言い張ったり…。
ヴィルフリートやシャルロッテは、親が選んだ成人側近に見習いを育ててもらっています。教えられるのは、当然昔ながらのやり方です。その違いが大きいと思います。

〉外伝とても面白くて感情と言葉が上手くまとまらずグラマラトゥーア様のご加護がどうにも得られないので凡庸な一言になりますが、
控えめに言って最高!でしたd( ̄  ̄)

一番嬉しい感想ですよ。
頑張った甲斐があったと思えるし、できるだけ二年生に続けようと思えるので。

〉もう、もう、もう!何て面白いんですかっ。書き下ろしに次ぐ、書き下ろしで、読み終わるのが勿体無くて、一行一句一言舐めるように咀嚼いたしました。ご馳走様でした。げふっ。

楽しんでいただけたことがよく伝わってきました。
書いてよかったと思います。
香月 美夜  [ 2018/10/14 23:49 ]