このすばなんてギャグだから比較対象にもならんやろうに比較するあたりお察し

つーか蘇生がもたらす極悪な変化って他にもあるやろ
兵士は覚悟して戦に行ってるから殺すのに抵抗ない奴だぞ
市民を殺しちゃっても蘇生させたら問題ないよねってなるやろ
力を行使するのに歯止めが一つなくなるんだよ
つまり真サイドにとって話し合いの価値が暴落して暴力による脅しがストップ高になる
この物語の魅力の一つは、大国以上の力を持ってる個人がしかしその力を使わずに交渉や話し合いなど完全に不向きなところで悪戦苦闘するところ
そうなるための物語上の枷として真の倫理観(ただ日本で刷り込まれたもの)があるわけよね

真勢力以外は真を「外交で」封殺や出来る限り対等な立場での共存になるようにしてるのに、極端な言い方だけど真は「戦争」や「テロ」が最も簡単かつローリスクかつローストレスな手段になる
殺しても蘇生できるから
殺される方は半端ないストレスだけど、真が「蘇生したからプラマイゼロでしょ」とまで言えるんなら(言いそう)ノーストレスよね
その圧倒的力と諸国の構図って、ファンタジーRPGとかの魔王と世界の構図なのよね
そんで今まではその手段を真が避けようとしてたけど、基本的に安易で無考慮で無責任な真が選ばない保証は全く無い
だってその拠り所が真が自分で考えて辿り着いた倫理観じゃないただ日本で刷り込まれたものでしかないから
少しでも倫理観への信仰を揺らしちゃうと即崩れる程度でしかなく
そもそも智樹や響が同じ日本人なのにその信仰をとっくに捨ててるんだから真も近いうちそうなる可能性は永遠に残る
蘇生という保険が無担保で確保されてるからより高まってる
戦争しても「女神をぶん殴る」という目的に関して一切障害にならずむしろ早まるから、真の薄皮一枚しかない倫理観が崩れれば(あるいは許容でもいい)選ばない理由はないんだよね
でもそんな話はこの物語には似合わないしクッソつまらんから、一部読者はそこに不安を抱くわけだ
まあその倫理観への信仰を捨てそうで捨てきらないところもこの物語の魅力の一つだしね
真が倫理観を捨てた瞬間にいろんな意味でこの物語は作品として終わるのよ
そのハードルが下がったのが怖いわけ
その不安を軽くするにはさっさと続きを出して「そうならない」展開を提示すべきなんだけど、あずみちゃんも全く続きを出さないから余計不安を煽ってるってだけよ