そう言えばTwitter界隈で、ライトノベルとは『スレイヤーズ!』のような明るい作風の物を指して、『ロードス島戦記』のような作品は、重厚すぎて含まれないなんて意見を見た事があるな。
もちろん、れっきとしたライトノベルにも、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』のように、明るい作風ながら暗いテーマと悲劇的な結末の作品はあるのだが、これはかなり文学よりの作品だ。
何しろ作者の桜庭一樹は、ライトノベル出身ながら直木賞を受賞している本格派なんだから。してみるに、文学は暗い作風やテーマを取り扱うって不文律があるのだろうな。