>>370
(´・ω・`) この作品の良いところは設定と雰囲気ですね!

「年の差男女の疑似家族」って昔からある定番ネタですが
そこに「祭り」とか「クイズ」とかのネタも手伝って
ユルくてアットホームな雰囲気なのが意外としっくりきます

慣れた作者みたいに「チーレム!」「追放、復讐!」「ざまぁ!」
と人気を得ようと力んでないのが、かえって良いのかもしれません


ただタイトルは冗長だと思います
「家族」と「パーティ」を二回も繰り返してる
商業化作で同じ言葉を二回繰り返すタイトルはほとんど見かけません!

またあらすじが「おっさんがパーティを追放されて、少女と旅をする」
という主人公の所属パーティ変更の情報が主なんですよね……
できれば「パーティを替わってから何が起こるのか」まで書きたいです


たとえばこれは思いついた適当な例ですが
「パーティ追放されたオッサンが、魔族少女と立派なお城で同棲生活!」
っていうタイトルだと、なんで「城」なのかという興味が起こり……

「オッサンが出会った魔族少女は、じつは家出してきた魔王でした!(大意)」
というあらすじなら「どうなるんだろう」という本編への興味が湧きます

そして導入ではたとえば追放されたパーティを(魔王)城から
お情けで逃がしてやるという「ざまぁ」処理をサクッとこなしつつ
魔王軍が魔王に反乱を起こして
人間勢 VS (旧)魔王軍 VS 魔王&オッサン
の異世界三国志の構図を描くとか?
(あくまで一例なので作者さんが書きたいものに置きかえてくださいね)


キャラと会話はもっと立てられるかなと思います
掛け合いでは同年代の男女が言い合いしてるみたいだけど
もうちょい年の差を強調してもいいかなと思います

少女側が丁寧語を使ってるから一応見分けは付くんですが
年の差カップルなので極端に差をつけて書くと分かりやすいです

「酒を買う銭すらねえってか……畜生、お役ご免とくりゃあ、
 涙酒としけ込みたくもなるってえのが人情だろうによ!」
「ねぇーねぇー、リンゴアメこうてんかー?」

どっちがオッサンでどっちが少女か、これなら一目瞭然でしょう!
(これも作者さんが想像してるキャラの方向で置きかえてください)

マンガだと絵がありアニメだと声も付くけど
なんせ小説では文字しかないので
しゃべり方を工夫する必要が大きいんです

ふたり旅のようだから、少なくともメインキャラのふたりくらいは
注意深く読まずにサッと読み流しても混同しないくらい差をつけて
キャラと会話を作ると、読者がキャラと作品をイメージしやすいです
作者側はキャラをイメージできて当然でも、それを読者に伝えることが大事です

さて総評としては、なんかユルい雰囲気がいい感じではありますが
締めるところを締めると作品にメリハリが出てさらに良くなります