>>450
(´・ω・`) 百合! ホワイトリリー!(深い意味はないです)

百合を含めた恋愛物では、戦闘とかがいらない代わりに
まずキャラを立てることが、一にも二にも大事になります!

じっさい『ゆるゆり』もみんなキャラ立ってるし
今期アニメで言うと『私に天使が舞い降りた』も
すぐキャラが分かって、なじめる感じです


それで結論から言うと、本作は短編なのだから
「少ない手数(文章量)でキャラを立てる」ことが必要です

具体的に言いますと「慶子と美希のはなし」で
勉強のために歴史の人物の話をしていますね?
でもこれ、百合に関係ないので、ドラマが薄まる原因です

具体的に言うとたとえば
勉強の合間に雑談してる状況にして
「歴史上の人物では誰が好き?」とか聞いて

「源義経。イケメンだから」と返して、一見冗談のように見せて
しかし答えた彼女に優秀な姉がいる、という設定を明かして
彼女がコンプレックスをもっていることを示すとか……

あるいは「源氏物語の光源氏。女の子にモテるから」と言って
「ちょっとー、浮気しまくりたいってことー?」と反応して
二人の浮気願望と嫉妬深さを示すとか……

上記はたんなる例なので、自作の登場人物に置きかえて欲しいですが
このようにキャラを示す方向に持ち込むのが、小説の会話の基本です


それから慶子の頭が良いことは分かりましたが
「じゃあ美希は頭が悪いの?」っていう風に比較されちゃうから
慶子は頭が良いが、しかし孤独を感じていて
だから友達に囲まれている美希を求めたとか
何かしらバランスを取りに行く必要があります

これが男女ラブコメだと、バランスが崩れててもいいんですけど
(金持ちのお嬢様が、ダメ男に惚れるみたいな)
たとえば『やがて君になる』みたいな心理重視の百合作品なら
そういうカップルの関係性に気を使いたいところです

>美希を好きになるって決めたのは私じゃなくて
>私の奥にいる別の私というか、生まれつきの私
↑これが肝のセリフなのに ↓諦めてしまう
>十文字目あたりで私は理解することを諦めた

この部分の会話についても、諦めずに応答して
成績は悪くても地頭は賢い、みたいな印象を与えたいです
たとえば「そういう無意識のあなたも含めて好きよ」とか
「私の中の生まれつきの私だって、あなたが好きよ」とか
「無意識に好きになることを、運命の赤い糸と呼ぶのよ」とか……

まとめると、百合は会話が最高に重要なジャンルなので
雑談の場面で本当にただの雑談をするのではなくて
笑点の大喜利をやってる落語家のような気分で「その心は?」と
常に上手いセリフを考えていきたいです